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2019年12月に中国で発生した新型コロナウイルス感染症について、アメリカの疾病対策センター(CDC)が2020年2月26日、「世界的なパンデミックに近づいている」という懸念を発表し、日本でも2020年2月27日に全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明、2020年4月7日には全国で緊急事態宣言が発令されています。
2020年5月25日に解除宣言がされたものの、2021年1月4日に東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の1都3県を対象に、特措法に基づく緊急事態宣言を発出することを検討すると表明。前回の緊急事態宣言では大規模イベントの中止や、消費者が不要不急な外出を控えることなどにより、ビジネスシーンにおいても大きな影響を与えました。
こういった外的要因でビジネスがピンチに陥った時、みなさんはどう対応するでしょうか。今回は外的要因によるピンチをチャンスに変える思考、取り組みについて少し考えてみたいと思います。
【目次】
1.外的要因とは
2.内的要因に目を向けてみる
3.販促を工夫してみよう~目線を変えてみる~
4.ノベルティやニュースレターの活用
5.まとめ
外的要因とは、主に企業を取り巻く状況で「自らの努力ではいかんともしがたい外部環境」のことを指します。
例えば、
・地震や台風などの災害
・国内の政治情勢や世界情勢による景気悪化
・市場の成長性や競合他社の近隣出店
・ブームが過ぎるなどの消費動向
などが挙げられます。
外的要因でピンチだ、と思った時は、内的要因に目を向けてみるのも一つの方法です。
内的要因とは、簡単にいうと「自分達の努力で状況を変えられること」です。
例えば、
・人、モノ、金、情報、といった経営資源が適切な状態か
・サービスや商品の品質に問題はないか
・店内が清潔に保たれているか
などが考えられます。
サービスや営業力を上げるためにロープレを行ったり、店内改装・店内美化を強化したりして、今までやりたくても取り組めなかったことに取り組み、現在の状況の改善を目指しましょう。
ピンチだと思った時こそ「内的要因に目を向け、自社内を磨き来るべきチャンスに備える」という思考が重要です。
清掃業やリフォーム業、経営コンサルタント業は、内的要因の改善に取り組まれる企業や店舗に向けての販促チャンスかもしれません。積極的に取り組んでみましょう。
外的要因でお客様が来店しづらい状況の場合は、別の切り口で販促を仕掛けるのも一手です。
外的要因でお客様が来店しづらい状況の場合は、別の切り口で販促を仕掛けるのも一手です。
ネット広告とは、大きく分けてディスプレイ広告、リスティング広告、ネイティブ広告、ビデオ広告、メール広告の5つ。コロナ禍では、ネット動画が多くみられるようになったり、SNSの需要も高まってきています。
出稿コストやユーザーの誘導方法、ユーザーの関心などによってさらに細かく分類されるため、それぞれに合った広告を使い分けることが必要です。外出自粛に伴い、広告費を抑える必要が出てくることが予想されますが、インプレッション課金やクリック課金、成果報酬型広告などをうまく活用することで少ないコストで運用も可能です。
また、Facebook広告は1日数百円から出稿でき、専門家にお願いしなくても簡単に運用できるのが魅力の1つです。Facebookで設定すればInstagramでも簡単に出稿できます。
▶Facebookでお得に広告を出そう①
▶Facebookでお得に広告を出そう②
チラシをポストへお届けする方法は新聞への折込、地域メディアへの折込、ポスティングの3つです。弊社が独自に行ったアンケート調査【アフターコロナ、withコロナに関する消費者意識調査】にて、「緊急事態宣言中に、よく行くお店の情報(休業、営業時間、テイクアウト等)を知る手段として使っていたのはどれですか?」という設問に対して、
1位 お店のホームページ
2位 LINE公式アカウント
3位 チラシなどを見て
と3位にランクインするほど。
一人一人のご自宅に届くPUSH型販促のポスティングにおいては在宅勤務や外出を控える人にお届けできるため、まだまだ紙媒体も強い支持がありそうです。1枚当たりの単価も低く広告費が比較的抑えられ、クーポンやデリバリーやテイクアウトの注文用紙として活用してもらえれば手元に残していただける可能性も高まります。
▶チラシ配布・ポスティングの反響(効果)を上げる6つのコツとは?
▶チラシの印刷からポスティングまで!一括でお任せ【ラクスル×ちいき新聞】
フィットネスや、スクール関係の業種はお客様(会員様)とのコミュニケーションがリアルタイムで行えるSNSでのお知らせなど、工夫してみましょう。
上記でも紹介している通り、弊社が独自に行ったアンケート調査の「よく行くお店の情報(休業、営業時間、テイクアウト等)を知る手段として使っていたもの」において、2位にLINE公式アカウントがランクインしています。また、1位のホームページの回答数は1,472件、4大SNSの回答を合計すると1,291件と、ホームページでの情報収集以外で言うと、何かしらのSNSで情報収集を行っていることがわかります。
お客様へ連絡を取らなければいけない業種の方には、PUSH型のLINE公式アカウントなどを活用し、お友達登録すれば重要なお知らせの通知もすぐに簡単にお知らせできます。
▶各SNSの特徴と使い分けって?SNS販促の上手な活用方法とは?
テイクアウトやデリバリーを機に、実際に行ったことがなくても利用する可能性が高まります。さらにそれがきっかけで外出自粛があけてからも来店に繋がるファン客になる可能性もあります。しかしテイクアウト、デリバリー、どちらにおいても、それらを行っていることをお知らせできなければ意味がありません。①~③で紹介した販促方法を組み合わせて、自社がどういう取り組みを行っているかを認知してもらいましょう。
▶簡単無料作成!テイクアウト、デリバリー用のメニューテンプレート
▶新規顧客獲得にも! 飲食店で導入できる宅配・デリバリーサービスのメリット
販促方法とは少し考え方が異なりますが、今だからこそ活用できる補助金や助成金もあります。下記にまとめた記事がありますので、ご参考にしていただければ幸いです。
▶【中小企業向け】withコロナの今だからこそ補助金・助成金の情報を知ろう!
インフルエンザなどの感染症や花粉の流行期に、ノベルティでマスクはいかがでしょうか。学習塾などは駅前でのティッシュ配りの代わりにマスクを宣伝ツールとして活用しているところもあります。受験生にとってもマスクは必須アイテム。万人に受け入れられやすいアイテムでの販促手法です。
また真夏の暑い時季はうちわのノベルティなども効果的。ティッシュも良いですが、抗菌シートやウェットティッシュなども喜ばれそうです。
こちらの記事では、ノベルティの活用についてご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
また、ニュースレターを活用してみるのはいかがでしょうか?
ニュースレターは店員さんの人柄やお店の特徴を伝えるための資料です。お客様をお店の根強いファンやリピーターにするために、とても強力なツールとして注目されています。こちらの記事では、ニュースレター活用術をご紹介しています。
▶【無料DL】リピーターを増やしてファン化を目指す!効果的な販促ツール、ニュースレターの作成で売上アップ~ニュースレター活用術~
来店客が激減しているからといって、「お客様が少なくて、困っているんです!お店に来てください!」といった情報発信ばかりでは、外出を控えている人の心には響きません。内容を工夫してお客様が「時期が過ぎた際にまた行ってみよう」と思ってもらえるように、ニュースレターを活用していきましょう。
外的要因で集客が困難な時は、
・内的要因を見つめて自力で改善できることに取り組む。
・販促手法について、これまでとは違った視点で考えてみる。
・ノベルティやニュースレターを活用してみる。
野球の格言の一つに「ピンチの後にチャンスあり」というのがあります。ピンチ時は“耐え時”。チャンス時は“攻め時”。耐え時の過ごし方次第で、チャンスが来た時、攻めに出た時の集客に差が出ることと思います。お客様に「時期が過ぎた際にまた行ってみよう」と思ってもらえるよう、積極的にファン作りを行いましょう。
※新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 や 首相官邸 のウェブサイトなど、公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報をご確認ください。
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