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2019年12月に中国で発生が報告された新型コロナウイルス感染症。
2020年3月13日現在、全国の小中学校と高校、特別支援学校の99%が休校措置を取り、大規模イベントは次々と中止や延期に追い込まれています。いつ自分や家族が感染するか分からない、目に見えない不安を感じながら毎日を過ごしている方も多いことでしょう。
当「販促の大学」を運営している地域新聞社では、地域新聞社LINEにお友だち登録をしている方を対象に、新型コロナウイルス感染症についての緊急アンケートを行いました。その結果を見ると、今、みんなが感じていることが見えてきます。
ぜひ参考にしていただければと思います。
【目次】
1.アンケート対象
2.【Q1】生活への影響について、当てはまるもの全てを選んでください
3.【Q2】今、特に知りたい情報は何ですか?(複数回答可)
4.【Q3】新型コロナウイルス感染症に関連して、困っていることがあれば教えてください(自由記述)
5.【Q4】「役に立った」「助かった」というサービスや地域の取り組みなどがあれば教えてください(自由記述)
6.アンケートを振り返って
今回のアンケートは、2020年3月4日~9日に地域新聞社LINEにお友だち登録をしている方に実施し、1752人の方に回答をいただきました。
働き方の変化や休園・休校による生活への影響を感じる方がいる一方、約半数の方からは「生活への影響はない」という回答が得られました。
半数以上の方から、病気に対する予防方法や対処方法、自治体での取り組みなど、感染症に関する情報を知りたいという回答が寄せられました。
◆マスク・消毒薬などの物資不足、買い占めへの不満
多数のご回答をいただいた中で、全回答者の4割程度の方が、マスク・消毒薬などの物資不足、買い占めで困っている、と回答しました。
「除菌剤、マスクがどこにも無くて困っている。店の開店時間に並んでいる方もいるそうだが、仕事なので並べない」(千葉市中央区 30歳~39歳女性)
「皆さんがまとめ買いをすることが一番困っている。本当にマスクやその他の物が家に足りず、買いたい方が全く買えない現状をつくることに、困惑といら立ちがある」(千葉市花見川区 30~39歳女性)
「福祉施設勤務だが、マスクが入って来ず、在庫も無くなりそう。中には、マスクを洗って再利用している人もいる。優先的にマスクが欲しい」(春日部市 50~59歳女性)
◆感染への不安
感染への不安を感じている方も多数いらっしゃいました。
「自分がもしコロナウイルスに感染していて知らないうちに他の人にうつしているとか、不安がある」(松戸市 50~59歳女性)
「電車通勤しており、電車が混んでいて感染のリスクが高く不安」(八千代市 30~39歳女性)
「風邪なのか新型コロナウイルスなのか分からない。病院へ行って新型コロナウイルスに感染したらどうしようと、行く事をためらうことで逆に重症化しないか心配」(鎌ケ谷市 30~39歳女性)
◆子どもたちに関すること
子どもたちの臨時休校に関する回答もありました。
「子どもの学校が休校になったときに、勉強の遅れが気になる」(印西市 40~49歳女性)
「子どもが休校でも、休むことのできない仕事を持つ親に対してのフォローをしてほしい」(千葉市緑区 40~49歳女性)
また、卒業を控えた子どもがご家庭にいる方からは、悲痛な心境が寄せられています。
「今年、中学校卒業だったので、無事に卒業式ができるか不安。幼稚園も大震災で卒園式が簡略化されたので、また同じことが…と、やるせない思いでいる」(成田市 40~49歳女性)
※地域新聞社では「何か記念になることはできないか」と考え、読者の皆さまからメッセージを募集し、いただいた投稿をちいき新聞4月3日号の紙面に掲載させていただきました。こちらのページでは、集まったすべてのメッセージを紹介しています。
「ちいき新聞読者投稿~卒業式で伝えきれなかったあなたへのメッセージ~」
◆仕事に対する不安
仕事に対する不安も、皆さん抱えていらっしゃいます。
「派遣社員として働いているが、勤務先の対応が直接雇用の社員(正社員・契約社員など)と比べて遅れがち。即時に雇用形態の関係なく全員への対応ができるような体制が必要」(松戸市 40~49歳女性)
「サービス業だが、マスク着用許可が出る以外の配慮がない。営業時間変更などの、接触時間への配慮があればいいのに」(習志野市 30~39歳男性)
「個人事業主である妻の仕事が激減した。政府からの補助はあるのか?」(成田市 40~49歳男性)
いわゆる“コロナハラスメント”に遭われている方もいらっしゃいました。
「アレルギーでせきが出るのだが、電車に乗った時にせきをすると、にらまれたり嫌な顔をされたりして、電車に乗るのが苦痛」(船橋市 30~39歳女性)
「“出張先で外国人に対応していた”というだけで、一部同僚よりクレームが出て職場復帰ができなくなった。いわれのない理由で差別を受けて困っている」(越谷市 40~49歳男性)
◆情報不足や過剰報道、デマ情報への不満
新型コロナウイルス感染症については分かっていないことも多く情報不足である一方、メディアやSNSで多数の方がさまざまな情報を発信し、何が正しいのかが分からない情報過多の状況も続いています。
「世の中がメディアの不確かな情報にほんろうされて混乱している」(千葉市中央区 40~49歳男性)
「学校からも自治体からも一方通行の情報しかないし、知りたい情報は自分で探すしかない状況なので、日々精神的に疲れがたまる」(鎌ヶ谷市 40~49歳女性)
「デマ情報が流れ、不安に思ってしまうのは分かるが、正しい情報が伝われば商品も買い占めしないのに、と思う」(松戸市 50~59歳女性)
◆SNSやネット配信などのサービス
中でも目立ったのは、SNSやネット配信などのサービスでした。
「休校でずっと家にいる子どもたちに、ネットでのライブや漫画、勉強アプリなどの無料公開がとても助かった」(市原市 30~39歳女性)
「市長のTwitterが非常に分かりやすく、知りたいことをまとめてくれていて信用できた」(千葉市中央区 30~39歳女性)
◆食材の宅配サービスの活用
「宅配サービスを利用することで、人混みの中、子ども連れでスーパーに行かなくてもよく、とても助かっている」(印西市 30~39歳女性)
「宅配の夕食食材セットをまずは1週間頼み、暇を持て余している高校生の子どもに夕飯作りを任せることにした。せっかくの自由時間を自炊力アップに役立てる」(千葉市若葉区 40~49歳女性)
外出を控えることが感染予防をにつながります。
◆臨時休校中の子どもの預かり
こちらも、働きながら子育てをしている多くの方から、助かったという声が寄せられています。
「低学年を学校で預かってもらえたので、働く親としては子どもだけで家に残す不安から解放された」(千葉市稲毛区 30~39歳女性)
「保育園が継続された」(千葉市若葉区 30~39歳女性)
「幼稚園が完全休みでなく、自由登園になっている」(佐倉市 30~39歳女性)
◆臨時休校や公共施設の休止、イベントの中止
臨時休校や公共施設の休止、イベントの中止で困った、という声がある一方、良かった、という声も多数あります。
「毎日とても不安な思いで子どもを学校に送り出していたので、今回の措置は良かった」(春日部市 40~49歳女性)
「市民センターが休止したので、サークル開催を悩まなくて済んだ」(松戸市 70歳以上女性)
「子どもの習い事や入園説明会などが休みになって不安が減った」(四街道市 30~39歳女性)
「市で予定されていたイベントの中止の発表が早く助かった」(吉川市 40~49歳女性)
また、家族内での感染予防意識の違いに悩まれていた方から
「家族で入会中のスポーツジムが休館になったので、ほっとしている」(船橋市 50~59歳女性)
という声もいただきました。感染リスクに対する個人意識の違いは難しい問題です。
◆企業の対応
現在の状況に対して、企業も対応しています。
「子どもが通っているスイミングスクールが、今回に限って緊急の休会受付をしてくれた」(越谷市 40~49歳女性)
「ライブが延期になり旅行をキャンセルした際、キャンセル料は無しにしてくれた」(市原市 50~59歳女性)
「スーパーや病院の入り口に消毒用アルコールが置いてあり、助かる」(習志野市 50~59歳女性)
◆地域での助け合い
こういうときだからこその助け合いもあったようです。
「子ども会が、子どもだけの留守番宅への防犯目的でパトロールをしてくれることになった」(船橋市 40~49歳女性)
「町内会の会合が休止される前に、キッチンペーパーマスクの作り方をご近所の方と一緒に講習した」(船橋市 40~49歳女性)
「医療関係の仕事をしており、普段から安売りの時にマスクを買っていたため、周囲に配ることができた」(野田市 40~49歳女性)
「同じアパートの方がトイレットペーパーを分けてくれた。かわりにティッシュペーパーをあげた」(船橋市 30~39歳男性)
このような声を聞くと、心が温かくなりますね。
今回のアンケートでは、「今、みんなが感じていること」を率直にお答えいただき、知ることができました。
新型コロナウイルス感染症については、まだ分からないことが多く、不安な日々は今後も続くことでしょう。早期の終息を願うばかりですが、私たち一人一人が
・「正しい情報」を発信すること
・「正しい情報」を入手すること
・病気について「正しく恐れる」こと
を心掛け、常に冷静な行動を取ることが求められているのではないでしょうか。
当サイトでは、今後、アンケートを基にした情報発信を継続していきます。
※新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 や 首相官邸 のウェブサイトなど、公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報をご確認ください。
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