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デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、デジタル技術によるビジネスの変革を指し、飲食業界からも注目を浴びています。
飲食店がDXに取り組むときは、まずDXの意味や取り組み事例を知っておく必要があります。
本記事ではDXの基礎知識を説明した上で、DXに取り組むメリットや施策の事例、さらに成功するためのポイントを紹介します。
【目次】
1.飲食店がDXに取り組む際に知っておくべきポイント
2.飲食店のDX施策の具体例
3.飲食店がDXに成功するためのポイント
4.まとめ
デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が広がるにつれて、飲食業界でもデジタル化が注目されるようになりました。
ここでは、飲食店がDXに取り組むときに知っておきたい、DXの意味とその重要性を説明しましょう。
◆DXとは?
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、デジタル技術やデータを活用したビジネスの変革を意味します。
単にシステムやツールを導入して業務の効率化・自動化を図るこれまでの施策とは異なり、デジタル化と同時に業務や組織運営の方法を根本から見直し、ビジネスの在り方そのものをデジタルを中心としたものに転換する、という考え方です。
◆飲食店がDXを推進するメリット
飲食店は、人手不足や中食市場の拡大による競争激化、さらにコロナ禍といった、さまざまな課題に直面しています。
これらの課題は、DXを推進することによって解決できる可能性があります。
例えば、予約対応や注文受付といった手続きがシステムで自動化できれば、スタッフの業務負担を削減することができます。
また、顧客データを蓄積・分析してタイミングよく情報発信するなど、効果的な販促も可能になります。
さらに、コロナ禍で「3密」を避けなければならない今、店舗の混雑情報を顧客がオンラインで確認できるようになれば、利便性も高まるでしょう。
このように、飲食店がDXを推進することは、生産性向上、集客力アップ、顧客の利便性向上などさまざまなメリットがあるのです。
DXでできることは多岐にわたり、すでに飲食店でもさまざまな施策が取り入れられています。
ここでは飲食店におけるDX施策の具体例を紹介します。
◆会計のデジタル化
1つ目は、会計のデジタル化です。
飲食店に特化した会計システムが登場しており、リアルタイムな売上管理や各種会計ソフトとの連携、顧客管理などさまざまな機能を備えているものもあります。
タブレット端末を設置するだけで導入できるものもあり、高度かつ豊富な機能を手軽に利用することができます。
こういったシステムを利用して、会計や会計に関連する業務を効率化する動きが広がっています。
◆予約対応・注文受付のデジタル化
2つ目は、予約対応や注文受付のデジタル化です。
以前からグルメサイト・アプリを活用したネットでの予約受付は可能でしたが、近年はモバイルオーダーによるテイクアウトやデリバリーに向けたサービスも登場しています。
スマホやタブレットで注文を受けるサービスも広がりつつあり、コロナ禍で今後さらに普及していくことが見込まれています。
ECサイトの構築を進める飲食店が増えている中、こういった予約対応や注文受付をデジタル化する施策は、特に注目を集める例の1つです。
◆マネジメントのデジタル化
3つ目は、マネジメントのデジタル化です。
飲食店は何人ものスタッフのシフトを調整し、勤怠時刻や給与などの管理をしなければなりません。
そこで、勤怠管理ツールを導入、あるいはシステムを構築することで、シフト調整や勤怠管理、給与計算といった管理業務を効率化する施策が広がりつつあります。
飲食店がDXを行う際は、デジタル化に取り組む目的を整理した上で、優先順位を決めることが大切です。
デジタル化は、会計、予約対応・注文受付、マネジメントなどあらゆるシーンで可能ですが、店舗によって課題もビジネスモデルも異なるので、普遍的な方法があるわけではありません。
まずは店舗の問題点を洗い出し、解決策や将来の理想像をイメージして、それに合わせたDXのプランを立てることが成功のポイントです。
DXはデジタル技術を活用してビジネスを根本的に見直すことを意味し、飲食店がDXに取り組めば生産性アップや集客力アップ、コロナ対応など、さまざまな効果が期待できます。
DX推進は大掛かりな取り組みになり、また費用もかかります。
システムやツールを選ぶ前に、まずは目的や課題を整理し、自社にとってあるべき姿をイメージすることから始めましょう。
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