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今や誰でも手軽に楽しめるツールとなったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
スマホの普及とともに、日常生活などを撮影した写真や画像・文章を友人や知人と共有することが、若者を中心としてルーティンになった現代。
このSNSを販促手段に活用しない手はないですよね。
個人経営のお店では、広告や宣伝の代わりに、またホームページの代用として、SNSを活用している方も増えてきています。
しかし、マーケティングの担当者や販促担当者、店舗オーナーや経営者などのSNS運用担当者の中には、「とりあえず更新している」「何となく配信している」「無料だからやっている」という方も少なくないのではないでしょうか。
しかし手軽に始められるSNSを活用した販促だからこそ、それぞれの特徴を理解した上で、目的に合わせて使い分けなければなりません。
どのSNSで情報を発信すればいいのかよくわからない、という方のために、数あるSNSの中でも多くのユーザーを有する4大ソーシャルメディアのFacebook、Twitter、Instagram、LINE(LINE公式アカウント)について、特徴と使い分けについてまとめてみます。
【目次】
1.Facebook 販促を一言で表すと“広報”
唯一の実名登録制で情報の信頼度が高いSNS
2.Twitter 販促を一言で表すと“即時性”
手軽さNo.1でリアルタイム配信と拡散性に優れているSNS
3.Instagram 販促を一言で表すと“世界観”
写真や動画でユーザーの感性に訴えるSNS
4.LINE公式アカウント 販促を一言で表すと“1対1”
拡散性は無いが、双方向コミュニケーションを実現できるSNS
5.どのSNS販促にもメリット・デメリットあり
販促の目的“誰に何を伝えてどう行動してほしいのか”を決めることが大事
6.SNS販促で重視したい指標
目指す方向性によって最適な指標を選択する
一つ目のSNSはFacebookです。
30代や40代を中心に、国内に約2,600万人のユーザーを持つSNSですが、その特徴は何と言っても“いいね”機能。
気に入った投稿に対して“いいね”をすると、その投稿が友達にも通知される「拡散性」があります。
また、4大SNSで唯一の実名登録制なので、投稿される情報の信頼度が高く、オフラインでの人間関係に近い関係性をネット上で構築することができます。
企業にとっては“広報”のような役割を担い、オフィシャルな情報の定期配信に適しています。
イベントの開催告知やイベント参加者の募集がSNS上で完結するので、難しいツールを用意しなくても簡単に管理することができます。
二つ目はTwitterです。
Facebookよりも若い20代や30代を中心に、国内に約4,500万人のユーザーを持つSNSですが、その特徴は「即時性」と「拡散性」。
匿名登録制のメディアで、1回の投稿には文字数制限があるため、配信内容は短めの文章が中心です。
配信したい時に手軽に投稿することができる上に、気に入った投稿に対して “リツイート”すれば、友達はもちろん全く知らない人にまで通知される高い「拡散性」があります。
また#(ハッシュタグ)をつけて投稿することが多く、#(ハッシュタグ)検索機能を使って投稿を検索することができます。
匿名登録制のため、投稿される情報の信頼度はFacebookよりも低い傾向がありますが、特定の条件をクリアするとアカウント上に表示される「公式マーク」によって、公式アカウントとして信頼性のある情報を発信できます。
リアルタイムの情報発信やとにかく情報を拡散したいときに有効なSNSですので、ユーザーに向けて臨時休業や開店時間の変更、新商品の発売日などを告知するのに有効です。しかし、ささいな一言が“炎上”を招くので、発言には注意が必要です。
三つ目のSNSはInstagramです。
Twitterと同じく20代や30代の特に女性を中心に、国内に約3,300万人のユーザーを持つSNSです。
投稿の中心が写真や動画であり、視覚を通して感性に訴えることができるところがポイントで、お店や商品の“世界観”に共感してもらいやすくなります。
またTwitter同様、#(ハッシュタグ)検索機能を使えば写真や動画を検索することができます。
例えば、服飾系の小売店ならスタッフのコーディネートを撮影して定期的に投稿したり、美容室やネイルサロンならスタイリングや施術したデザインの写真、飲食店なら店舗の内装や自慢の料理、イベントの様子など。お店の雰囲気を伝えやすいのもポイントです。
ただし、「インスタ映え」する写真でなければ逆効果になる可能性もあります。
「インスタ映え」する商品などで、企業やお店が持つ“世界観”に共感してもらえるので、ユーザーをファン化しやすい反面、ハイセンスでクオリティの高い情報が求められます。
最後はLINEです。
あらゆる年齢層が利用しており、そのユーザー数は国内で約8,300万人と4大SNSの中でも圧倒的に多く、1か月で1回以上利用するユーザー数を表す月間アクティブ率も90%以上のLINEは、メールに代わる日常生活の連絡ツールとして不動の地位を確立しています。
そのLINEの販促ツールであるLINE公式アカウントの特徴、それは4大SNSの中で唯一のクローズドツールであり、配信する側と受け取る側の関係性は常に1対1だという点です。
これにより他の誰にも見られることなく双方向のコミュニケーションをとることができるため、ユーザーを囲い込み、ファン化させることに向いています。
また4大SNSの中で唯一PUSH通知機能があるため、配信と同時にユーザーのスマホに通知を出すことができます。
他にも、使用数の計測ができるクーポンの配信やポイントカード機能、キャンペーンの告知などを行う機能も備わっており、上記3つのSNSに比べるとより広告や宣伝などの販促向きのSNSといえます。
また、有料版を活用することで販促や集客できる幅が広がります。
機能が多い分、担当できるスタッフが確保できない店舗での運用は難しいかもしれませんが、うまく活用すれば集客アップの強い味方になります。
しかし、注意点もあります。
企業やお店にとってお客様との関係性を深めるツールとして非常に有効ですが、一方的な配信を繰り返してしまうとブロックされる可能性があります。
よりLINEを活用した販促にご興味のある方は以下の記事もご参考になさってください。
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・「自社の商品やサービスはLINEと相性がいいのだろうか?」
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Facebook、Twitter、Instagram、LINE(LINE公式アカウント)。
4大SNSについてその特徴を整理してきましたが、どのSNS販促にもメリットとデメリットがあります。例えば、Facebook、Twitter、InstagramにはPUSH通知が無いため、頑張って毎日配信したとしても、ユーザーが自らSNSを開かなければその投稿が目に触れることはありません。
ファン化するような情報を投稿していくことが大切です。
LINE公式アカウントはクローズドツールなので拡散性が無く、配信するにはまず“お友だち”をコツコツと集めなければなりません。
逆にTwitter、Instagramは拡散性が高く、投稿が話題になれば新規獲得につながるかもしれませんが、炎上の恐れや、常に高いセンスを求められるなどの難しい面もあります。
Facebook、Twitter、Instagramは他のSNSと連携することで、1つのメディアに投稿すれば他のメディアにも自動投稿できる機能があります。
近年、Facebookは月間アクティブ率が下がっている傾向があります。
利用者数やアクティブ率、ターゲット属性といった要素はSNSを選別する際に気にしておくことが大切です。
これはどんな販促手段でもそうですが、「無料だから」とか「まわりがやっているから」で始めてしまうと、うまく活用できず、手間がかかる割に効果が実感できないまま更新が滞り、結果的に自己満足で終わってしまいます。
販促をする場合は必ず目的意識を持ちましょう。
“誰に何を伝えてどう行動してほしいのか”を決め、その目的を達成するためにはどのSNS販促が適しているのかを見極めることが大事です。
目的の無い販促は効果があったかどうかの指標が無いため、成功したのか失敗したのかの判断すらできません。
それではかけた労力が無駄になってしまいます。
「とりあえず・何となく・無料、だからSNS」はもうやめて、「販促目的は〇〇、だからSNS」とハッキリ言えるSNS販促を心掛けましょう。
SNSで販促を行う際は、指標を活用することで目標を明確化したり、その達成度合いをKPIなどを定めて測ったりすると効果的です。
指標にはフォロワー数や反応率といったさまざまな種類がありますし、SNSの種類によって重視すべき指標は異なります。
ここでは、その中からSNSによる販促で特に重要な指標を紹介しましょう。
について、順番に解説いたします。
まず、「フォロワー数」は最も分かりやすく、なおかつ重要な指標の一つです。
FacebookやLINEでは友達数と言い換えられます。
これは文字通り自分のアカウントと直接的につながっている人数を指し、自分の投稿を何人に届けられるかに大きく関わるものです。
フォロワー数が多ければ多いほど接触できる人数が増えるのはもちろん、人気度、有用性、権威性の証しにもなります。
次に、ユーザーの属性も重要です。
属性とは、年齢やエリア、性別、職業といったユーザーのカテゴリを指します。
商品・サービスを売る際は、ある程度ターゲットを想定しているはずです。
フォロワーやリーチ数を増やしても、その人々が購買につながらない層であれば販促効果は見込めないでしょう。
販促では、最もアピールしたい層を特定し、その層を狙ってアプローチすることが大切です。
SNSでユーザーの属性を分析することは、狙った通りの成果が出ているのかをチェックする上で役立ちます。
そして、反応率も意識しましょう。
TwitterやFacebook、Instagramでは「エンゲージ」、LINEでは「既読」や「返信」といったアクションで表されます。
これは自分の発信に対して相手からどれくらい反応があるのか、あるいは、どのような反応があるのかを知る上で重要です。
ここでは代表的な例を紹介しましたが、実際に運用していく中で目的に合わせて最適な指標を選んでいきましょう。
リーチするお客様を増やすために複数のメディアを運用することは確かに効果的ですが、管理が煩雑になるのが難点です。
そのような場合は、連携機能を活用することも有効でしょう。
例えば、Facebook、Twitter、Instagramは他のSNSと連携することで、1つのメディアに投稿すれば他のメディアにも自動投稿できる機能があります。
また、SNSを運用する代理店もあり、コンテンツ提案や投稿、分析といった業務を委託することも可能です。
SNSにおいて顧客を増やしたり販促を実施したりするための知見を活用できることや、自分は別の業務に集中できる点などが魅力的と言えます。
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