個人経営の店舗向け お客様のお支払い方法はどうする?

公開
クレジットカード決済をはじめ、モバイル決済、電子マネー、仮想通貨、QRコード決済など現金を使わずに支払いできるキャッシュレス決済の方法は多様化しています。大きな金額を持ち歩く不安や小銭の煩わしさを解消する以外にも、お店の業種やターゲット、立地条件などによっては大きなメリットがあります。
 
エステやヘアメイクなどの美容サロン、カフェ、小売の販売店など、個人経営で実店舗を持つお店ではなかなか導入に踏み切れず、見送っている方も多いかもしれません。しかし、それによってお客様の来店機会を逃している可能性があります。
 
今回は、以下3つの目的に合わせた支払い方法を紹介します。
 
・業種
・ターゲット
・立地条件

業種

たとえば美容サロンの場合、支払いが現金のみだったらどうでしょうか。一度の支払い金額が1万円を超える高額の場合も多いはずです。クレジットカード決済が可能であれば大金を持ち歩く必要がなく、分割払いも選べるので、気軽に足を運ぶことができます。
 
また、これはどの業種にもいえることですが、「クレジットカードでのお支払いも可能です」と一言付け加えるだけで、手持ちの現金が少ないお客様に対しても、追加オプションやレジ周りの販売品の購入も促しやすく、客単価のアップが見込めます。

ターゲット

レストランやカフェなど、女子会やファミリー層での利用が多いお店や、ディナーや飲み会プランがある飲食店など、1組あたりの客単価が高くなるお店は、手持ちの現金を気にせずにすむのでクレジットカード決済が便利です。単価が高い分ポイントも貯めやすく、お客様にとってもメリットがあります。
 
逆に、立ち食いそば屋さんやラーメン店など、少ない人員で店舗を回していたり、1人あたりの客単価が高くない飲食店などは、クレジットカード決済は不向きです。お客様が求めているのは「料理が早く提供され、さっと食べられてさっと会計できる」お店だと考えられますので、回転率を重視するお店であれば、直接支払いのやり取りがない券売機(食券)を導入したり、さっと払える電子マネーを導入するなど、お客様のニーズに合わせましょう。

立地条件

クレジットカードが使えないことが分かると、お客様が帰ってしまう、という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。クレジットカードが使えないことは、機会損失に繋がってしまう可能性があります。特に、多くの外国人観光客で賑わうような立地にあるお店などでは、導入することで機会損失を防ぐことができるかもしれません。
 
海外では日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、現金を持ち歩く人が減少する傾向にあります。日本政府観光局(JNTO)によると、目的別訪日外客数のうち観光客の総数は2016年の約2,100万人に対し、2017年は2,500万人と増加傾向にあります。2020年の東京オリンピックに向けて、さらに訪日外客数は増加していくと予測されます。オリンピックの会場へのアクセスが良く、周辺に宿泊施設もある立地のお店は、今後海外からのお客様が増えることが予想されますので、そうしたお客様にも対応できるよう準備しておきましょう。
 
また、中国人観光客が多いようなエリアであれば、QRコード決済なども有効です。入店する前にわかるよう、店舗入り口に貼り紙をしたり、ホームページに明記したりすると親切ですね。
 
ほかにも、駅周辺の立地であればSuicaやPASMOなどを利用している人が多いと考えられますので、交通系ICカードでの支払いができると便利です。
 

まとめ

クレジットカード決済は、使えないと知って離れていくお客様や、欲しいけど手持ちがないから今回はやめておこう、などという方を引き止めやすいため、客単価や来客数の増加も見込めます。
 
クレジットカード決済の導入には初期費用がかかり、カード会社との契約などの手間がかかることも懸念されますが、最近ではモバイル端末とカードリーダーさえあれば比較的簡単に導入できるサービスもあり、初期コストを抑えながら簡単にクレジットカード決済のシステムを導入することができるようです。
 
自分のお店に来店されるお客様が何を求めているのかを考え、ニーズに合わせたお支払い方法の導入を検討してみてください。

 
 

■おすすめの関連コラム

  1. アウトソーシングのメリットとは?

    起業したり、新しい事業をスタートさせたりする上で、いろいろとお金がかかることも多いと思います。人...
  2. 商品企画のツボ【ポジショニング戦略で穴をつく!】

    『ポジショニング戦略[新版]』アル・ライズ/ジャック・トラウト お客様と新しい商品やサービスの...
  3. 本当に効果を出す業務改善の正しいやり方

    組織の規模が大きくなっていく。 社員数が増え、社歴が長くなり、また各部門が大きくなるにつれて、...
  4. 見直そう、会社の財布!経費節約について

    事業経営において、まず最優先で取り組むべきアクションが売上アップです。 しかし、売上を上げたと...
  5. お店のポジショニングを確かめて、売上競争を勝ち抜こう

    ポジショニングとは、店のサービスがお客様に「どういう時に使えるものと思われているか」ということ。...
  6. 開店準備に必要なもの(飲食店編)

    飲食店で働いている方、目指している方の多くが、 そんな目標を持っています。 そのために料理の...
  7. 公的助成金とは?中小企業でも申請できる補助金、助成金について

    中小企業が活用できる補助金・助成金について耳にしたことはありますか? 一定の条件に該当すれば、...
  8. 競合他社との差別化を図る戦略ポイントと成功事例をご紹介!

    差別化とはライバルがまねのできない優れた面を持つことであり、これによりライバルとの競争を優位に展...
  9. ターゲット顧客の明確な選定 マーケティング戦略の起点を学ぶ

    マーケティング戦略を練る上で、商品を購入してくれるターゲット顧客を明らかにすることは大切なことで...
  10. 業界シェアNo.1のブランドをつくるには

    ブランドとは何か? 改めてそう問われてみたとき、あなたは即答できますか。 多くの会...

PAGE NAVI

続きを読む
記事を検索

お悩み別記事一覧

広告のコト

チラシの反響を上げたい一覧を見る閉じる
販促方法をもっと知りたい一覧を見る閉じる
広告全般について知りたい一覧を見る閉じる
広告作成のテンプレートを知りたい一覧を見る閉じる
WEB集客について一覧を見る閉じる
プロデザイナーのこだわり一覧を見る閉じる
DMに知りたいこと一覧を見る閉じる
販促計画を立てたい一覧を見る閉じる
広告理論や心理を学びたい一覧を見る閉じる
セールスコピーのヒント一覧を見る閉じる
メールマーケティングについて知りたい一覧を見る閉じる
漫画広告について一覧を見る閉じる

経営のコト

リピーターを増やしたい一覧を見る閉じる
他のお店の事例を知りたい一覧を見る閉じる
経営全般について知りたい一覧を見る閉じる
経営のコネタ一覧を見る閉じる
顧客管理方法について知りたい一覧を見る閉じる
新規を増やしたい一覧を見る閉じる
補助金について一覧を見る閉じる
市場調査データを知りたい一覧を見る閉じる
マーケティング全般について知りたい一覧を見る閉じる
人材について知りたい一覧を見る閉じる
営業力を高めたい一覧を見る閉じる
業界研究一覧を見る閉じる
ブランディングを学びたい一覧を見る閉じる

商圏のコト

セミナー開催情報
第10回 船橋ビジネス交流会
日程:2019年5月23日(木)
時間:18時30分~20時30分 (18時10分から受付開始)
参加費:2,000円(税込) ※軽食・ドリンク付き
対象者:経営者、個人事業主、決裁権のある役職の方
定員:先着30名
2017年11月より「ビジネス交流会 in 船橋」を地域新聞社主催にて開催しております。ビジネスの発展・成功には幅広いネットワークが欠かせません。人脈作りや情報共有、ビジネスチャンス拡大の場としてぜひ参加してみませんか?
  • 商売繁盛にご利益がある寺社はどこ?~茨城県編~
    夏休みを目前に控えた7月。早いもので、1年も折り返し地点を過ぎました。今年は良い年だという方も、そうでない方も残り半年間、悔いのないように仕事に励みたいですよね。そこで今回は、商売繁盛にご利益があるといわれる茨城県の寺社を紹介します。
  • 営業 契約のイメージ画像
    B to Bビジネスにおけるマーケティングと営業の役…
    皆さんに改めてお聞きしますが、そもそも“マーケティング”とはいったいどのようなものでしょうか? 営業との違いを説明できますか?マーケティングの定義については、マーケティングの仕事に携わっている方でしたら、それぞれに定義や考え方があると思います。今回は、B to Bビジネスにおいての、営業とマーケティングの役割分担という視点から、私なりの定義をお話しします。
  • お客様を夢中にさせる接客術とは
    消費者がさまざまな方法で商品を購入できるようになった現代。商品の魅力だけでお客様に選ばれるのは、難しい時代になりました。そこでカギとなるのが、商品を販売する「人」のチカラです。ただ販売をするだけではなく、お客様の心を動かし、ファンになっていただけるような接客サービスができれば、継続的なリピート購入が期待できます。
  • 商売繁盛にご利益がある寺社はどこ?~埼玉県編~
    新年度を迎える4月。決算でお忙しい会社も多いのではないのでしょうか?気温が上昇し人の移動も多くなりますので、気持ちを切り替えて仕事に励みたいですね。 そこで今回は、商売繁盛にご利益があるといわれる埼玉県の寺社を紹介します。
  • 売上につながる重要顧客の探し方①~デシル分析とは~
    お店の売上を底上げしてくれる「お得意さん」を肌感覚で判断していませんか?
続きを読む
チラシのお届け方法をお探しの方へ
集客や販促方法でお悩みの方へ 販促に関する無料相談実施中! 地域情報に詳しい担当が、御社にご訪問して集客課題を伺います!詳しくはこちら
CRMって何?クロスセル?気になるワードをチェック!販売促進に関する用語集