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皆さんはどのように集客をされていますか?
チラシを作ったり、広告を掲載したりと、いろいろな方法を試みている事と思います。Web集客という言葉も一般的になってきました。
前回記事「Facebookでお得に広告を出そう①」ではSNS利用者の動向およびWeb集客の一つの切り口であるSNS集客について、またその中でも、低予算でいつでも気軽に出せるFacebook広告がある、ということについてご紹介しました。
今回は、Facebook広告の特徴について、具体的にお伝えいたします。
【目次】
1.どんな用途に向いているの?
2.広告を出すために、まずやる事
3.どんな広告が出せるの?
4.どのように広告が配置されるの?
5.ターゲットはどんな人?
6.費用はどのくらいかかるの?
7.まとめ
Facebook広告は潜在顧客へのアプローチに適しています。
その理由は、Facebook広告がどのように配信されるかに起因します。Facebook広告はユーザーが何気なく見ているニュースフィードやストーリーズの中に、友達の投稿等に混ざって表示されます。これは“今すぐには必要としていない人たち”にも表示されるという事です。ここがGoogleやYahoo!検索をした際に上位表示される広告とは大きく異なる点です。
例えるならテレビコマーシャルをイメージしていただくと分かりやすいでしょう。何気なく見ているテレビ番組の合間にコマーシャルが流れて、「あ!こんなのがあったのか!」と思う事がありますよね。Facebook広告も同じイメージです。最近ではFacebook広告も動画が主流になりつつあるので、なおさらテレビコマーシャルのようです。
Facebookを使っていない方は、まず個人アカウントを登録してください。皆さんが普段、友達との交流に使っているのはFacebook個人アカウントです。
しかし、Facebook個人アカウントには広告を出す機能がありません。Facebook広告を出す事を決めたら、Facebookページ(ビジネスアカウント)を作成しましょう。Facebook個人アカウントの登録なしで、Facebookページの作成はできません。
また、Facebook広告を出すためには下記の2つの方法があります。(2019年10月現在)
①Facebookページの「広告センター」を使う方法
比較的簡単に広告の作成と管理ができるので、初心者やまずは試してみたいという方におすすめです。
②Facebookビジネスマネージャの「広告マネージャ」を使う方法
①よりも細かい設定ができ、機能も豊富です。キャンペーンごとに複数の広告を管理したり、“ABテスト”などを自動で行ったりする事もできます。Facebook広告に慣れている方や大きな予算で広告を出す場合は、こちらをおすすめします。
ここでは初心者向けに、①Facebookページの「広告センター」を使う方法をご紹介していきます。
下記はFacebookページのメニューの中の「広告センター」で「広告を出す」を選択した際に出てくる画面です。
宣伝方法の種類が豊富で迷ってしまいますが、使い勝手が良いのは下記の3つです。
①イベントを宣伝
Facebookページで作成したイベントの参加者を増やしたい時に向いています。登録されているイベントを選択して宣伝できます。
②リードを獲得する
ビジネスや商品に興味を持つ人の連絡先を得たい時に向いています。自身で作成した登録フォームのURLを設定、またはFacebook上のフォームの利用が選べます
③ウェブサイトへのアクセスを増やそう
ホームページやブログ、ランディングページ等に誘導する事ができます。下記は「ウェブサイトへのアクセスを増やそう」を選択した際に出てくる画面です。広告を見た人に行動を促すボタン(コールトゥアクションボタン)も複数種類用意されています。
初めてFacebook広告にチャレンジする方はFacebookページの「広告センター」から始めてみるのをおすすめします。慣れてきて本格的に広告を運用するようになったら、Facebookビジネスマネージャの「広告マネージャ」を利用してより詳細な設定と管理をしていきましょう。
Facebook、Instagram、Facebookメッセンジャー、オーディエンスネットワーク(Facebook社と連携しているアプリやサイト)の利用中、スマートフォンやタブレットPC、パソコンそれぞれの端末で表示されるよう配置されます。
FacebookとInstagramではニュースフィードに加え、ストーリーズにも表示できます。特にInstagramではストーリーズを流し見ている人も多く、広告は通常の投稿の合間に表示されるので、リーチやクリック数が伸びやすい傾向があります。
またクリエイティブ(広告として表示される画像や動画)の形式によっても配置方法や場所が変わります。配置箇所と配置画面イメージはいつでも「広告センター」画面から確認・変更できる点も便利です。
なお広告の内容を変更した際は、その都度Facebook社の承認プロセスが入りますので、時間に余裕を持って内容変更をしてください。
Facebook広告は、ターゲットを細かく設定できるところが魅力の一つです。広告に合わせて、届けたい人や層に向けて表示させる事ができます。簡単に設定できる項目だけでも下記のように複数あります。
◆地域
国や県名、もしくは地図上から配信する地域を設定できます。さらに細かく、「この地域のすべての人」「この地域に住んでいる人」「最近この地域にいた人」「この地域を旅行している人」等を選べます。
◆年齢
13歳~65歳以上まで、1歳単位で設定できます。
◆性別
「すべて」「男性」「女性」から選べます。
◆言語
広告を出す地域では一般的ではない言語も選べます。なんと日本語と日本語(関西弁)という選択肢もあります。
上記に加えて、「利用者層、興味・関心、行動」等の条件や、SNSならではの「つながり」の状態等を細かく設定する事もできます。また、上級者向けですが「カスタムオーディエンス」という機能もあり、既に持っている顧客リストへの配信や、顧客リストに似た人たちへの配信といった設定も可能です。
便利な機能が満載のFacebook広告ですが、1日数百円から広告を出せます。
予算の設定は、1日の料金や一定期間を通しての上限の設定など、柔軟に行えます。例えば、毎月1万円を予算上限にする、イベント開催日までの2週間だけ1日1,000円に設定する、といった設定が可能です。予算設定の欄に金額を入力すると、過去のデータに基づいて推定アクション数を表示してくれますので、この数値を見ながら予算を決定できます。
Web広告というと高額なイメージがありますが、これなら気軽に始められそうですね。
Facebook広告なら増えているSNS利用者に対して、リーズナブルかつ柔軟に計画的にアプローチできる事を説明いたしました。
これまでWeb広告に高額な費用を支払っていた方にとっては、コストや広告効果を見直す良い機会となります。専門的な知識がないからムリと思っていた方も、Facebook広告なら低予算で始められます。開始も終了も自由に設定できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
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