印象(イメージ)を決める配色のコツ!3色の組み合わせパターン

公開

チラシやHPなどのデザインをする際、配色のパターンによって相手に与える印象は大きく変わります。
配色の作用を理解しておけば、デザイナーでなくても表現力が上がり、販促効果を高めることができるでしょう。

 

色の効果の基本については、「色の持つイメージが与える効果と心理的効果のあるチラシデザインとは」で色相別に紹介させていただきました。

 

今回は色の組み合わせ、つまり「配色」によってどのような印象を与えるのかを例を使いながらお伝えします。

 

【目次】
1.各色が持つイメージ
 ①信頼感のある配色
 ②女性向けのやわらかい配色
 ③キッズ向けのカラフルな配色
 ④素朴でナチュラルな配色
 ⑤落ち着いた和の配色
 ⑥男性向けのクールな配色
 ⑦シンプルでおしゃれな配色
 ⑧上品でフォーマルな配色
2.配色の番外編
3.まとめ

 

各色が持つイメージ

配色をお伝えする前に、それぞれの色が持つイメージの基本をおさらいしましょう。

 

 

それぞれの色相が連想させる印象は上記の通りです。

 

今回は、配色に注目し、「信頼感のある配色」「女性向けのやわらかい配色」「キッズ向けのカラフル配色」「素朴でナチュラルな配色」「落ち着いた和の配色」「男性向けのクールな配色」「シンプルでおしゃれな配色」「上品でフォーマルな配色」の8つの配色ポイントをお伝えします。

①信頼感のある配色

Point① ベースは明るい色
Point② 寒色系を使う
Point③ 鮮やかさを抑える

 

▼サンプルイメージ

 

 

ベースを白に近い色にすると、クリーンで誠実な印象を与えられます。

寒色系の色は冷静さや知性を感じさせ、青や紺などの濃い色は冷静沈着で安定感、水色などの淡い色は清潔感や爽やかさをイメージさせます。

士業など高度な専門性が必要とされるようなビジネスで用いれば、信頼性を高める効果が期待できるでしょう。

 

②女性向けのやわらかい配色

Point① ベースは明るい色
Point② 淡い色を使う
Point③ アクセントは濃色

 

▼サンプルイメージ

 

 

ピンクは美容関連やファッションなど、女性向けの広告でよく使われる色ですが、彩度や明度によってイメージが変わる便利な色です。

ショッキングピンクは元気で派手な印象に、淡いピンクを選ぶとふんわりやわらかい印象になります。

淡い色だけではなく、アクセントカラーには彩度の高い濃いめの色を使って引き締めます。

 

③キッズ向けのカラフルな配色

Point① たくさんの色を少しずつ散りばめる
Point② 鮮やかさをやや抑える
Point③ 背景や本文は単色で

 

▼サンプルイメージ

 

 

色を散りばめる時は、なるべくたくさんの色を少しずつ使います。

原色ばかりだとチカチカしてしまいますが、鮮やかさを抑えると全体のトーンが落ち着いてまとまりやすいです。

明度や彩度の高い色を使う場合、背景や本文はカラフルにせずスッキリまとめると配色を引き立たせることができます。

 

④素朴でナチュラルな配色

Point① 鮮やかさを抑える
Point② 曖昧な色を使う
Point③ 近い色を混在させる

 

▼サンプルイメージ

 

 

自然やエコがテーマであれば、白よりもベージュ、黒よりも焦げ茶色などを使ってみます。

はっきりしない素朴な色合い、自然界にあるような曖昧な中間色を取り入れます。

ややくすんだ色合いを選ぶとおしゃれに見えます。

 

医療、介護関連などで活用すれば、安心感を与える心理的効果が期待できるでしょう。

 

⑤落ち着いた和の配色

Point① 鮮やかさを抑える
Point② グラデーションを使う
Point③ 濃い色で引き締める

 

▼サンプルイメージ

 

 

鮮やかさを抑えた褐色やベージュなどを使うと上品にまとまります。

同系色を用いて、色の変化がほんのりわかる程度のグラデーションにすると、和の落ち着きが醸し出されて品を演出できるでしょう。

濃い色を使うと全体が引き締まります。

 

⑥男性向けのクールな配色

Point① ベースはモノクロ
Point② 色数は少なく
Point③ 濃淡はハッキリ

 

▼サンプルイメージ

 

 

使う色を3~4色に抑えるとセンス良くまとまります。

色の濃さがはっきり分かれていると、メリハリの利いたクールなイメージになるでしょう。

モノクロで格好よく仕上げることも効果的ですし、白とブルー系を使うと爽やかで魅力的になります。

特にブランド品や電子機器、スポーツ、趣味といった商品の場合は、男性らしさを表す配色として好まれるでしょう。

 

⑦シンプルでおしゃれな配色

Point① 色数は少なく
Point② ベースは中間色で
Point③ アクセントは派手色に

 

▼サンプルイメージ

 

数を少なくする事で、色の情報が削ぎ落とされ、言葉や形などの内容をよりシンプルに伝える事ができます。

ベースカラーには鮮やかさを抑えた中間色を使うと、ナチュラルでおしゃれなイメージになります。

 

⑧上品でフォーマルな配色

Point① 鮮やかさを抑える
Point② 色数は少なく
Point③ グラデーションを使う

 

▼サンプルイメージ

 

 

主張しない色を使う事で、控えめで真面目な印象が残ります。

文字色は読みやすさを重視した黒がオススメ。

うすくグラデーションをかけると高級感が増します。

アクセントカラーも色を絞ると落ち着いた雰囲気を保てます。

 

ホテルやレストラン、ハイグレード商品など、高級感やエレガントさを演出したい場合に適した配色です。

 

配色の番外編

ここでは、「人目を引くが注意が必要な配色」を2つご紹介します。

 

「黄色と黒」

とても目立つ組み合わせなので、特に目を引きたい時に役立ちます。
ただし、立ち入り禁止の表示にも用いられるように警戒色でもあるため、ネガティブな印象を与えないよう使い方には気をつけましょう。

 

「赤と黄色」

とても目を引く色です。
「大特価」や「セール」などに使うとパッと目を引きます。
「赤」「黒」「黄色」は、メッセージを目立たせる効果的な組み合わせで、実際に小売店の店先やテレビCM、ECサイトなどでも頻繁に使われています。

 

ただし、これらを多用すると、強烈すぎるために不快感につながることがあります。
過剰な文言あおるような表現などと組み合わせると、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
「赤」「黒」「黄色」を販促で活用するのは、なるべくここぞというタイミングで、ポジティブなメッセージを伝える場合に限るべきでしょう。

 

まとめ

配色を決める時は、「どういう印象を持たせたいのか」を明確にすることが重要です。

基本的なコンセプトが決まったら、配色はメインカラー1つとサブカラーを2つまで、計3つ以内で考えるようにしましょう。

 

配色の基本カラーを決めたら、会社全体のカラーを統一することにも挑戦しましょう。

例えば、ビジネスの世界では会社ロゴ、広告、カタログ、ホームページなどさまざまな表現物があります。

それらを統一された配色でまとめると、「こういう会社です」という印象をアピールすることができるため、より販促を強化することができるでしょう。

 

チラシのデザインで悩んでいるのなら、色彩について心理的効果の視点から解説したこちらの記事もオススメです。
色の持つイメージが与える効果と心理的効果のあるチラシデザインとは

 

どう印象つけるか、どう見せるかが決まったら、上記の配色見本を参考にして、まずは基本カラーを決めることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 
 

The following two tabs change content below.
川上辰夫
株式会社地域新聞社マーケティング部 「販促の大学」の企画責任者。 2011年に入社し、広告の営業として千葉県柏市内を担当。 2015年に発足した広告効果プロジェクトを通して、社内の広告力提案向上のための社員向け勉強会を企画。そのプロジェクトでの経験を生かし、「販促の大学」の立ち上げを行った。

■おすすめの関連コラム

  1. 色の持つイメージが与える効果と心理的効果のあるチラシデザインとは

    色の持つイメージが人の心理に与える効果は、科学的には十分に解明されていません。しかし、さまざまな...
  2. かっこいい広告デザインを目指すな。「40-40-20の法則」とその大切さとは

    ダイレクトメールやチラシといったダイレクトマーケティングで、必ず押さえるべきポイントとは何か、ご...
  3. 世代別の特徴を押さえて、消費のツボを見定めよう

    団塊世代やバブル世代といった世代別のカテゴリーは、実はマーケティングにとっても重要であることをご...
  4. マーケティング4.0とは?自己実現欲求を満たす販売方法を考える

    マーケティングの大家、フィリップ・コトラーが2017年ごろから提唱している「マーケティング4.0...
  5. 紙媒体広告だからこそ出来る!紙媒体広告の活用方法・メリット

    「もう紙メディアの広告は古い」と思われる方も多いでしょう。しかし本当にそうでしょうか。...
  6. 【無料DL】心理術で集客効果アップ!心理的に訴求効果の高い広告・セールスコピーを作成しよう
    ~心理術からセールスコピーを考えるためのシート~

    集客効果を高めるために効果的な7つの心理術を集めました。 広告や販売促進の企画をする際には、こ...
  7. 【初級編】広告の費用対効果に関する考え方
    広告は徹底して2種類の「CPA」で選べ

    費用対効果の高い広告って何だろう?広告を出したらお客さんが増えたけど、かかった費用に見合っている...
  8. 【無料DL】広告表現の基本「PASONA(パソナ)の法則」を使った広告やチラシでお客様を引き込む!
    ~PASONA企画シート~

    チラシの内容を考える際に、どのように進めればいいのか悩んだことはありませんか?広告作成にも様々な...
  9. レスポンス広告を学びたい方におススメの7冊

    レスポンス広告による集客・販促技術を学ぶのにおススメの本をご紹介します。必ず役に立つと思いますの...
  10. 「AIDA」「AIDMA」とは?消費者心理の法則を広告に応用しよう!

    消費者の行動予測は販促に欠かせません。行動予測とは「購買決定プロセスごとに変化する消費者心理を理...
  11. 【無料DL】顧客利益を考えたキャッチコピーで広告効果を高める!
    ~お客様の利益シートを活用しよう~

    人が1つの広告に関心を向ける時間は1秒あるかないか。短い時間であなたの商品の良さを知ってもらうた...
  12. 売上アップのために「イメージ広告」で刷り込み効果を、「レスポンス広告」で購買意欲を高めよう

    企業名や商品名の認知度や評価を上げるために、販促担当者や経営者の皆さんは、何かしらの広告を活用す...
  13. 販売促進(販促活動)を促すための広告・販促・営業、3つの役割

    そもそも「販売促進」とはなんでしょう。「広告」や「営業」と混同されやすい言葉です。これらはすべて...

PAGE NAVI

続きを読む
記事を検索
  • 2020年5月の販促計画を立てるときのポイント
    5月は穏やかな日が多く、一年の中でも快適な季節。夏日の日数も各地で増加していきます。新生活が始まって一カ月、少しずつ生活が落ち着いてきた方も多いことでしょう。本来であればゴールデンウィークのレジャーを楽しみ、運動会や遠足など様々な学校行事が行われ、人々が活発に行動するこの時季。しかし、2020年4月1日現在、新型コロナウイルス感染症の流行は拡大を続けています。政府や各地方自治体からは不要不急の外出自粛要請が出され、企業活動や日常生活にも大きな影響が出ています。「コロナ疲れ」という言葉に象徴されるように、いつ自分や家族が感染するか分からない恐怖感と、先行き不透明な不安感を常に持ち続けている状況は、人々を疲弊させています。5月の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、1か月程前から余裕を持って販促計画を立ていきましょう。ぜひ本記事をご参考にしていただければと思います。
  • 広告デザイナーに聞いた!効果の出る広告制作のポイント…
    広告は、デザインの工夫次第で効果が大きく変わります。そこで今回はプロの広告デザイナーに、効果の良かった広告をもとに、制作の現場で気を付けているポイントを聞いてみました。自社広告の反応を良くするために、効果アップのヒントを現場から学んでみましょう!
  • 販促のプロに聞く!キャッチコピーのヒント~美容室編~
    チラシやダイレクトメールを見た人に、購入や来店などの意欲を持ってもらうために使われるセールスコピー。 限られたスペースの中で、読み手の興味を惹く文章を用意できるかどうかが重要です。興味を持ってもらうことで、次のアクションにつながります。商品の良さを伝えるよりも、読み手にとってその商品がどれだけ価値あるものなのかをで簡潔に伝えることが大切です。販売・制作・お客様の販促支援と幅広い業務を担う、いわば“販促のプロ”が考えたセールスコピーをご紹介します。
  • 2018年4月の販促計画を立てる時のポイント
    4月は入園・入学、入社、異動など、新生活が始まる月。 また、総務省統計局の調査によると、交通費・教育費の支出が年間で一番高くなるのが4月です。 2018年の4月は「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展」が佳境に入るころで、みんなに愛されるジャンプキャラクターで盛り上がる可能性もあります。マンガのキャラクターやストーリーと関連した企画などはいかがでしょうか。 総合的な月間消費支出は年間で第3位。新しく店舗周辺に引っ越してくる人も増えるので、認知度向上のチャンス。遅くとも1か月前に販促計画を立てましょう。月間の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、ぜひご参考にしていただければと思います。
  • 「近所の地域名」と「サービス名」で検索1位を目指す重…
    自社のホームページが「近所の地域名」と「サービス名」で検索上位に上がっているどうか、「SEOチェキ!」で簡単に確認してみませんか。GoogleやYahoo!などの検索サイトで「サービス名」を入力して検索をしている人は、そのサービスを「いま」「すごく欲しい」人です。「冷蔵庫 回収」と調べている人は、きっと壊れた冷蔵庫が自宅にあったり、引っ越しのために不要になったりした人です。そんな人がピッタリ合うホームページを見つけられば、すぐに契約となる可能性はとても高いでしょう。また、近所のお店やサービスを探している人は、「東船橋駅 整骨院」など、最寄駅や地域名を入れて検索します。決まった地域・商圏内で商売をされているお店にとって、「近所の地域名」と「自社のサービス名」で検索されることは、近所に住む「今すぐ欲しい人」を獲得しるための重要な要素です。今回は、自社のホームページが検索結果の上位に表示されているかをどうかチェックする方法をお伝えします。
続きを読む
チラシのお届け方法をお探しの方へ
集客や販促方法でお悩みの方へ 販促に関する無料相談実施中! 地域情報に詳しい担当が、御社にご訪問して集客課題を伺います!詳しくはこちら
CRMって何?クロスセル?気になるワードをチェック!販売促進に関する用語集
お役立ち資料 開くお役立ち資料 閉じる
PAGE TOP