開店準備に必要なもの(飲食店編)

「将来、自分のお店を持ちたいんです!」

 

飲食店で働いている方、目指している方の多くが、そんな目標を持っています。

 

そのために料理の修業をしたり、サービスを学んだり。では、いつ・どのくらいのレベルになったら、独立できるのでしょうか?

 

皆が「将来は」「いつかは」と思っていても、実際に独立する人はそう多くはありません。

 

一番重要なのは、「開業する」ということを決めること。

 

つまり「覚悟」です。

 

いったん覚悟を決めれば、同じ情報でも、違った見方ができるようになります。

【目次】
1.一番大切なもの
2.開業までに必要な13の準備
3.お客さんが一番来やすいのはいつ?
4.まとめ

一番大切なもの

ここで質問です。

 

「今日、お店のエアコンが壊れたらどうしますか?」

 

多くのチェーン店では、責任者か責任部門へ連絡をした後、お客様の安全性、満足度を考えて臨時休業にするかもしれません。

 

でも、その日の売り上げの数万~数十万円を犠牲にしてまで、つまり、自分の月収を減らしてまで休みにできますか?

 

雇われて働いているのと経営しているのとは、決して同じ感覚ではありません。

 

・扇風機を買ってきて回す

・氷や保冷剤を大量に店内に設置する

・入口のドアを開けっ放しで営業する

・冷蔵庫、冷凍庫を開けたままで営業する

 

やろうと思えば、なんでも出来ます。

 

飲食店は、日々リスクと向き合わなければなりません。

 

大切なのは“経営者になる”という感覚を持つということです。

 

経営者の立場になって初めて自覚することもありますが、場当たり的な対応ばかりの無責任な経営が原因で廃業する店舗は少なくありません。

 

飲食店は、3年で7割の店舗が閉店しています。

 

その中で最初に訪れる壁が、店舗への「無責任感」です。

 

あなたは経営者になるという覚悟ができていますか?

開業までに必要な13の準備

開業までには下記の13の課題を全て解決しなければなりません。

 

1.コンセプト作り

どこで?だれに?何を?どのように売るのか?なぜそれを自分がやらなければならないのか?

 

2.資金調達

いくらかかるのか?自己資金と借入のバランスをどうとるか?

 

3.資格と届出

保健所・消防・開業届等

 

4.物件探し

不動産屋探しと物件の良し悪しの判断

 

5.競合店調査

どのように調査するのか?

 

6.事業計画

売上計画。売上と経費等

 

7.内外装

業者選びと、どんなデザインにいくらかけるのか?

厨房機器選び

 

8.メニュー作成

利益率が高く、売れる商品とは?

 

9.人材採用と教育

どのように採用し、教育するのか?

 

10.集客・販促

集客はどのように行うべきか?自店に合った集客方法は?

 

11.経理

日々の数字の管理と確定申告をどうするか?

 

12.備品・消耗品

必要なお皿やグラス等の選定

 

13.オペレーション構築

どのような人員配置でどうオペレーションを構築するのか?

 

この中でも、やらずに後で後悔する人が多いのが「集客」です。

お客さんが一番来やすいのはいつ?

「お客さんがいちばん多くお店に来るのはいつでしょうか?」

 

それはオープンした時です。

 

お店をオープンした(開業した)瞬間が、一番お客さんが来る時です。なんの販促をしなくても“オタメシ”ということで1日中ずーっとお客さんが途切れない。そんなこともザラです。

 

しかし、そこであぐらをかかないことが大切なのです。

 

お客さんが一番多く来るタイミングで、さらに集客の手を打ち、お店の知名度を一気に広めることが大切です。

 

◆効果的な販促方法

 

販促方法は何でもいいのかというと、そうではありません。

立地と客層に合わせて考えたほうが効果は高くなります。

 

たとえば、オフィス街などのビジネス立地では、ポスティングよりもweb広告のほうが効果が高いです。また、折り込みチラシよりは、駅前で手渡しをする方が費用対効果が高いです。

 

住宅街では逆のことがいえます。

 

自分のサイトを作るよりも、チラシや地域情報誌への広告掲載の方が効果的だったりします。

 

オープンの前はとても忙しくて、販促まで手をつける暇がない、という人も少なくありません。

 

しかし、一番お客さんを呼べるタイミングでそれをしないというのは、愚の骨頂です。

 

費用対効果を考えながら、お店の稼ぎ時にしっかり稼いで、お店の体制を磐石にしていただきたいと思います。

まとめ

せっかく苦労して開業しても、廃業率は

1年で40%

3年で70%

10年で7%といわれます。

 

開業に数百万~数千万円かかることも考えれば、非常にリスクが高いのも事実。

 

しかし、そんな中で着実に成功に向かっていける法則もあります。

 

 当たり前のことを当たり前にやり、店舗経営をシッカリとする。

 数は多くとも、やることは本当にシンプルです。

 

 ただ、飲食店を開業するのは本当に大変なことです。全てを一人でやろうとすると、とてつもない時間と労力、ストレスがかかります。

 

初めてのことだらけ。

どうやればいいかわからない。

誰に相談すればいいのかわからない。

 

そういった不安や解消のできない悩みから開店に踏みきれない人もいます。私はそういう人たちを、これまで何人も見てきました。

 

でも実は、私の経験から言うとすべてをキッチリできている方が珍しいです。

 

だから、何にも思いついていない。そんな状態でもあきらめる必要はありません。

 

家族や友人知人に頼れることは頼り、コストを抑えて全て自分でやる人もいれば面倒なことはプロに任せて、早く開業をして売上を立てる人もいます。

 

大変ですが、それだけやりがいもあります。

 

 楽しみながら準備をしましょう。

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砂田 悟郎
都内に焼き鳥居酒屋・イタリアンバル等5店舗を経営する、株式会社エスフードプランニング代表取締役。 飲食店の顧客リスト構築とアプローチを代行する、店舗集客サポート協会代表理事。

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