
砂田 悟郎(詳しいプロフィールを見る)

砂田 悟郎の最新記事 (記事一覧を見る)
- 開店準備に必要なもの(飲食店編) - 2017年5月17日
- 立地が悪条件でも大丈夫!繁盛するためのコツとは? - 2017年1月4日
- 地域商売とドラッカーの知恵 - 2016年12月22日
販促をしていますか?
そう質問を投げかける、と大なり小なり「している」と回答される方が多いと思います。
しかし、継続的で適切な販促が出来ているのかというと…皆様、必ずしもうまくいっていない部分があるかもしれません。
そういった方に少しでもヒントになればと思い、年間販促スケジュールの計画の立て方のヒントをちょっとだけ公開します。
【目次】
1.販促のゴールを見つける
2.年間スケジュールを立てる
3.まとめ
販促をするということは、集客をするということです。
それがゴールになっていない販促は不要です。
その上で、2種類の販促があります。
・見込み顧客の数を増やす販促
・従来顧客の来店を促す販促
たとえば新メニューに特化した販促であれば、従来の顧客に対して「新しいメニューができたので来てください」なんて話になります。
見込み顧客を増やすということについては、それまでは利用されなかった方を迎え入れるわけですから、来店のハードルを低くする必要があります。
そのためには、料金的なハードルを下げてみたり、お客様の声を利用してターゲット属性にマッチしていることをアピールしたり。
飲食店であれば、宴会等に利用できるなど、利用シーンをアピールしたり。
それまで来店しなかった理由を考えたり、これがあれば来店するという理由を考えたり。
そういうふうにして、ポイントを明確にして打ち出していくことが大切です。
私のお店では、こうした仕掛けをする時には「焼き鳥1本50円」などのDMを作ったりして、客単価を下げてでも集客します。
ただ、居酒屋業態に関して言うと、フードやドリンクの片方を下げてももう片方がある程度補填してくれたり、他の商品を抱き合わせで売ることで商品単価を下げたりすることで、客単価をあげることに成功する場合もあります。
その上で年間のスケジュールを立てていきます。
「今月は見込み客を増やす新規集客」「来月は従来顧客を増やす集客」
などというようにわけるよりは、イベントごとに考えていく方がいいと思います。
例えば9月ならお月見。
10月は体育の日。
11月は寒くなってきた晩秋。
誰でも理解しやすい言葉や表現を使うことで、DM等の販促物に感情移入がしやすくなり、必然的に読まれる率が高くなっていきます。
その上で年間の販促スケジュールを立ててみてください。もし年間が難しければ、まずは先3ヶ月でも大丈夫です。
この先3ヶ月はどんなことがあるのか、ぜひ考えてみてください。
もし、それでも思いつかないという場合には、販促カレンダーを参考に作ってみるのもいいかと思います。
適切な販促を実施していくことで、お客様に訴求するポイントが変わります。
「行ってみたい」と頭の片隅ででも思っているお客様には、明確なポイントや言葉が入っているだけで、ダイレクトに来店につながったりするものです。
とはいえ、なかなかパッとは思いつきませんから、数ヶ月先を見越した販促を考えておいて、それを順次実施していく。そんな流れがいいのかなと思います。
行き当たりばったりにならないために、ぜひ販促スケジュールを立ててみてください。
Copyright © 販促の大学で広告・マーケティング・経営を学ぶ All rights reserved.
powered by 地域新聞社