メルマガとは「メールマガジン」の略称で、電子メールを用い、企業や個人などが特定の読者に向けて定期的に情報を配信するものです。受け手はメルマガの購読リストに登録をすると、配信を受け取れるようになります。
メルマガは、電子メールで届ける雑誌や新聞ともいえます。
メルマガの概要
メルマガはブログやTwitter、Facebookなどと違って明確な統計データがないために、どのくらいの種類・配信数があるのかなどははっきりしません。
メルマガは、個人の利用が中心の「まぐまぐ!」や「melma!」などの無料配信スタンドから配信されるものと、個人や企業が独自の配信システムを使って配信されるものに分類されます。
メルマガは2000年頃から増え始め、現在では政治家や政党、省庁、自治体、NGO、警察なども配信するようになっています。
「メルマガ=スパムメール」だと思っている人もいるくらいメルマガの流通量は増え、その結果メルマガは嫌われるようになり、効果が落ちつつあるといわれています。
しかし、メルマガはウェブサイトやブログ、TwitterやFacebookなどの「待ち」のメディアとは根本的に異なり、発信者側が情報を直接届けられる、インターネット上では「攻め」のマーケティングができる数少ないメディアです。
仕事をしている人なら、毎日一度はメールチェックをするでしょう。そのため一定の効果が出続けており、メルマガが無くなることは当分なさそうです。
時代に合った使い方をしていけば、まだまだメルマガの恩恵を受けることができるでしょう。
大企業だけではなく、資金力も人も少ない中小企業や個人事業主こそ、メルマガは営業力をアップする夢のツールといえます。
メルマガを利用する8つのメリット
メルマガのメリットを簡単にご紹介します。
1.コストがかからない
リアル・マーケティングで使用されるダイレクトメール(DM)を発送する場合、通常では1通あたりハガキで62円、封書は82円がかかります。
それに対してメルマガのコストは、運用経費はかかりますが、郵便と比べれば非常に低額で何百・何千通という配信が可能になります。
2.配信するまでの時間が早い
発送が伴うダイレクトメールなどでは、相手が受け取るタイミングをコントロールすることはできません。
しかし、メルマガは送信者が送るタイミング(日時)をコントロールすることができます。
今すぐ告知をしたいという場合でも、原稿を書いて送信するだけで、すみやかに相手に届けることが可能です。紙媒体の場合は制作・印刷・発送などによるタイムロスが生じることは不可避です。
3.制作後の変更、更新がフレキシブル
ダイレクトメールなどの紙媒体の場合は、制作後に修正や追加が発生した場合、その制作・印刷などに時間と費用がかかります。
一方、メルマガはデジタル媒体のため、どのような修正や追加であっても、何度でも迅速かつ簡単に対応することが可能です。
4.顧客との関係を維持できる
メルマガのメリットとして見逃してはいけないことの一つに、読者との関係性があります。
基本的にメルマガ読者は、見込み客や既存客です。顧客との接点を持ち続けて関係性を維持しフォローすることで、さらなる販売促進の糸口をつかむことができます。
5.情報の二次元利用、三次元利用が容易
メルマガはデジタル媒体のため、ウェブサイトやブログなどの、ネット上の他の媒体への連携や転用がとても簡単にできます。
更には、このデジタル媒体を利用して、ダイレクトメールやパンフレットなどのアナログ媒体へ展開することも容易です。
6.他の商品・サービスへの誘導が可能
メルマガを利用することで、メルマガ⇒ウェブサイトというスムーズな誘導導線を作ることができ、シームレスな商品・サービスの販売への流れを作り出すことができます。
7.テストマーケティングができる
紙媒体では時間と費用がかかるABテストが、メルマガとインターネットを使うことにより、比較的安易に実現できます。
商品・サービスをさまざまな観点から分析して、どの方法が効果的かを測るテストマーケティングを容易に行えます。
8.個人(会社)のブランド化につながる
読者への情報提供によって「○○の専門家」「○○の情報をいつも届けてくれる人」という位置づけが生まれ、良いイメージ構築につながり、固定のファンが生まれることもあります。
まとめ
・メルマガは情報を直接届ける「攻め」のメディア
・時代に合った使い方をすれば、まだまだメルマガの恩恵を受けることができる