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ワークショップは、それ自体が商品になるだけではなく、集客・販促のきっかけとしても有効な手段です。
「コト消費」志向の顧客を満足させながら、自社商品の魅力を伝えるチャンスでもあります。
ワークショップをうまく活用すれば、競合店と差をつけることもできるでしょう。
今回は、ワークショップの活用法を紹介します。
【目次】
1.ワークショップとは
2.店舗運営に活用できる?ワークショップのメリット
3.集客力をアップ!ワークショップの例
4.ワークショップから収益化につなげるポイント
5.まとめ
ワークショップとは、インストラクターの指導の下、参加者が主体的に学習したり、行動したりしながら成果を目指す活動です。
一方的に講師から教わる講座やセミナー、参加者の主体性が強いグループワークとは違います。
例えば、料理教室やハンドメイド教室のように、参加者が積極的に参加するのがワークショップの特徴です。
ワークショップは、参加者と提供側の双方にメリットがあります。
例えば、手芸やストレッチのような身体を使う技術は文字だけでは伝わりづらいものですが、専門家に手取り足取り教われば、確実に身に付けられるでしょう。
一方、提供者は顧客の素朴な疑問を肌で感じられるので、サービス向上のヒントが得られます。
また、ハンドメイド教室や料理教室では、提供している商品の使い方や調理のコツなどをしっかり伝えることにより、リピーター獲得も期待できるでしょう。
ワークショップは業種によってさまざまな種類があります。ここでは、アイデアのヒントとして、定番ともいえる例をいくつか紹介します。
飲食物の調理体験
飲食店や、食品メーカーが、自社で提供している商品を使った調理の体験会を開くことは、定番ではありますが効果絶大です。
お菓子工場の見学後に菓子作り体験をしたり、カフェでドリップコーヒー体験会を経験したりすれば、良い思い出になるだけでなく、そのブランドへの愛着を強めることになるでしょう。
グッズ・手芸品のハンドメイド体験
ハンドメイドは、主に主婦層に人気のテーマです。
裁縫やDIYが趣味という消費者はどの地域にも一定数おり、ワークショップをきっかけに、自社の商品を薦めるという展開も考えられます。また、体験者のSNSの拡散による新規顧客獲得なども期待できるでしょう。
エクササイズ・アクティビティ講習
身体を使うプログラムは、ワークショップに最適です。
プロの指導があればすぐにその魅力を理解することがあります。ヨガ、ストレッチ、ダンスといったプログラムが定番ですが、健康志向の広がりもあり、さらなる人気が期待できます。
ワークショップは提供側の目的意識を明確にすることが大切です。
ワークショップそれ自体で収益化する場合と、ワークショップをきっかけとして自社商品に興味を持ってもらい、購入・リピート化につなげてマネタイズするケースとでは、取るべき方法は全く違ってきます。
前者であればワークショップのメニューや質を工夫すべきですが、後者の場合は、顧客にワークショップで満足してもらうだけではなく、最終的に商品購入に導くための導線設計を忘れてはいけません。
手軽に、楽しく、魅力的という成功体験があれば、リピート化はそう難しいことではありません。
常にワークショップの目的と、収益化の方法を意識しましょう。
ワークショップは、一見手間がかかると感じるかもしれませんが、顧客のニーズを直接探りつつ、魅力をわかりやすく発信できる機会です。
単にモノ・サービスを売るだけではなく、体験そのものが価値でもあり、リピーター獲得や口コミ効果も期待できます。
顧客の満足度を高めライバルと差をつけるためにもワークショップを活用してみてはいかがでしょうか。
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