
販促の大学(詳しいプロフィールを見る)

販促の大学の最新記事 (記事一覧を見る)
- 反響に大事なのは色だった!?色のイメージと配色3つのコツ - 2025年1月12日
- スクール業界の正しい原価率や利益率を知る!料金設定の方法をご紹介 - 2024年12月26日
- 【フィットネス業界】理想の利益率と利益を上げるためのポイント - 2024年11月27日
ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。
今回は学習塾業界の現状と今後の見通しについて、地域新聞社のマーケティング部と、同社2018年4月入社の新卒社員が共同で調査しました。
おすすめの販促方法もご紹介しますので、学習塾業界の方も、それ以外の業界の方も、ぜひご一読ください。
【目次】
1. 市場規模
2. 業界の動向
3. 繁忙期について
4. 閑散期について
5. 広告のタイミング
6. 求人が必要な時期
7. 年間販促カレンダー
8. オススメ販促
9. チラシ
10.塾業界売上高ランキング
11.まとめ
12.参考資料・出展情報
2015年度時点での学習塾・予備校の市場規模は約9,570億円。
少子化の影響は懸念されるものの、単価の上昇によって市場規模は微増を続けており、今後も比較的堅調な業績と市場の伸びが予想されます。
市場が伸びている背景として、中高一貫校の人気上昇や、ゆとり教育の見直しにより、中学受験をする子どもの数が増え、早い段階から受験を意識して教育に力を入れる保護者が増加していることが挙げられます。
また、出生率の低下により、1人の子どもにかけられる教育費が増加したことも要因の一つです。今の保護者はゆとり教育の失敗を間近で見ているため、改めて教育の重要性を認識。教育熱心な親が増えたことで、塾の需要は増えつつあります。
これらを受け、近年では一人ひとりとしっかりと向き合い、理解できるまでじっくりと教える個別指導塾が急増しています。また、映像配信型の授業を行うなど、顧客のニーズに応えた新しい塾のスタイルが確立されてきています。
とはいえ、教育関連の市場は将来的には緩やかに縮小していくだろう、という予想も立てられています。それを見越して、現代の塾業界では「どういった形で再編していくのか」が最大のテーマとなっています。
繁忙期 大
12月〜1月 冬季:受験前の追い込みや冬季講習
3月〜4月 春季:新学期や進級と合わせて入塾するケースが多い
7月〜8月 夏期:夏期講習
繁忙期 小
各学期の中間・期末テストの前後。
大まかには、学生の1年間のスケジュールと連動しているといえます。
秋季:長期の休みもなく、学生は普段の生活に馴染んでいる時。
また、繁忙期以外の時期は閑散期とも言えます。
塾は学生がターゲットであるため、学生や保護者が勉強を意識するタイミングで広告を打つことが重要です。
大小合わせると年間8回の繁忙期があるので、そのタイミングで広告の効果が出るように、1.5〜1カ月前から定期的に広告を打つのが効果的でしょう。
具体的には、以下のイベントの前に広告活動を行いましょう。
・新学年スタート
・春期講習
・夏期講習
・冬期講習
・近隣学校の中間・期末テスト前
広告内容は、イベントに沿ったものでなければ効果は出ません。
求人の主なターゲットは大学生です。
そのため、就職や大学院への進学を控えた2月〜3月に前任の講師が一気に減少します。
塾の講師を始めるタイミングは一年生の春が最も多く、次に2年生の春が多いといわれます。
学生の講師が集まりやすい時期は以下の通りです。
・2月~5月
・9月~10月
4~5月、9~10月は多くの大学で「履修カリキュラムの決定時期」となっている。履修カリキュラムを確認しながらアルバイトを探す学生が多いことから、同期間は求人に対する応募が多くなります。また、学生の長期休み直前には集まりやすい印象がありますが、直前から採用活動をスタートしても、長期休み内の起用には間に合いません。
特に個別指導教室だと講師の絶対数が必要となります。採用がうまく進まなければ、最悪「必要な授業数に対して講師が足りず、生徒を受け入れられない」という状況が生まれます。主に繁忙期の春季に向けて減少した講師の補填も同時に行う必要があるでしょう。
紹介・口コミ
塾は知り合いからの紹介も重要です。
そのため、年間を通して口コミや友達紹介キャンペーンも実施するべきです。
また、地域イベントへ参加や、学校との連携など、地域住民への認知向上やイメージ戦略の活動も効果的でしょう。
チラシ
塾の講師が地域の小学校・中学校の校門前に行き、児童回生徒たちにチラシを手配りします。ターゲットにダイレクトにアピールすることで「あの塾にはこんな講師がいるんだ」ということが認知され、効果的です。また、配布作業にあまり費用がかからないのもメリットです。
大切な子供を預けるわけですから、塾はまずイメージが良くなくてはなりません。
(株式を上場している企業のみ)
学習塾業界2018年調査版は、いかがでしたでしょうか。
業界のトレンドを把握することで、商売繁盛につながる次の一手を生み出すきっかけになればと思います。
その他の業界についてもご紹介しますので、ぜひご参考にしてみてください。
【矢野経済研究所 教育産業市場に関する調査を実施】2017年10月5日
https://www.yano.co.jp/press/download.php/001744
【EducationCareer学習塾・予備校運営企業の売上高ランキング】2017年3月16日 最終更新
https://education-career.jp/magazine/data-report/2017/jyuku-salesrank
【塾経営ラボ 学習塾業界の動向を知り、生き残るための基礎知識】2017年2月16日 最終更新
https://jukukeiei-surala.jp/386
Copyright © 販促の大学で広告・マーケティング・経営を学ぶ All rights reserved.
powered by 地域新聞社