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自動車業界は「CASE」という用語に象徴されるように、大きな変化の渦中にあり、多くの課題も存在します。
自動車関連のビジネスを行う事業者は、まずは自社が取り組むべき課題を整理し明確にした上で、今後の事業の方針を見定めなければなりません。
本記事では自動車業界の主な課題と、その解決策について紹介します。
【目次】
1.自動車業界の課題とは?
2.自動車業界の課題への解決策とは?
3.まとめ
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(参考記事)
自動車業界は社会全体との関わりが大きく、環境政策や技術発展などの影響を大きく受けます。
自動車関連のビジネスを行う事業者は、業界の内外の動向を踏まえた課題を知っておかなければなりません。
ここでは、3つの自動車業界の課題について解説します。
【参考】「自動車業界の方必見!自動車業界のトレンドと今後の動向に迫る!」
◆新トレンドへの対応
1つ目は、新しいトレンドへの対応です。
自動車業界には、「CASE」という用語に象徴されるように、さまざまなトレンドがあります。
CASEとは「コネクテッド(Connected)」「自動化(Autonomous/Automated)」「シェアリング(Shared)」「電動化(Electric)」の4つの頭文字を取った言葉です。
例えば、自動車が常時インターネットに接続されるようになれば、外部からいつでも車の状況を把握できることによる利便性や快適性の高いサービスが提供されるようになるでしょう。
自動車業界は、こうした新しい動きに対応する必要があります。
◆多様化するニーズへの備え
2つ目は、多様化するニーズへの備えです。
CASEのひとつ、「電動化」というテーマの中にも、ハイブリッドか、プラグインハイブリッドか、完全電気自動車など、さまざまな形態の自動車があります。
また、「シェアリング」にも、カーシェアリングとライドシェアリングがあり、それぞれ異なる仕組みになっています。
このようにCASEはさまざまな可能性を含んでおり、自動車関連の事業者は消費者のニーズが多様化することに備えておく必要があります。
◆業績の維持
3つ目は、業績の維持です。
CASEをはじめ自動車業界は大きな変革期を迎えており、過去のビジネスモデルや生産体制に縛られていると収益を上げ続けることが困難になり、赤字に転落してしまう可能性があります。
自動車関連の事業者は、変化の中でも収益基盤をしっかりと確保するための対策が必要です。
ここまで自動車業界の課題を3つ紹介しましたが、販売台数の落ち込みへの対策やwithコロナなど、他にもさまざまな課題があります。
こういった数多くの課題を克服してビジネスを継続するには、解決策を考えておくことが大切です。
ここでは自動車業界の課題に取り組む際に役立つ、2つの考え方を紹介します。
◆独創的なサービスの提供
まず、独創的なサービスを提供することが大切です。
CASEによって自動車を巡るニーズが多様化・複雑化する中で、あれもこれも対応しようとするのは、大手の事業者であってもそう簡単なことではありません。
例えばシェアリングに関しては、経営資源を費やして個性的なサービスを提供するなど、強みを伸ばす戦略が大切です。
◆利用体験の質の向上
また、顧客の利用体験の質を高めることも重要です。
例えばCASEについては、ネット接続で車の異常を検知したり、緊急時に保険会社に自動で通知したりするサービスが実現できるようになります。
他にも完全自動運転が実用化されれば、自動車に乗る時間は単なる移動ではなく、くつろぎや創作の時間になる可能性もあります。
技術的に可能なことが増え、顧客がより便利かつ快適にカーライフを送れるようなサービスがますます求められるようになるでしょう。
自動車業界はCASEをはじめとした大きな変化の渦中にあります。
関連ビジネスを扱う事業者は、新しいトレンドに対応して多様化するニーズに備え、業績を維持するための態勢を整えなければなりません。
まずは新しい動向を知り自社の課題を洗い出すことで、今後のビジネスの方針を整理しましょう。
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