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近年ではセールやイベントのお知らせでの集客はデジタル化され、ネット配信やSNSを使って拡散することがここ数年で急に増えました。
一方、アナログではありますが、紙媒体であるチラシによる集客力は依然として訴求力があり販促効果が期待できます。
しかし、いざチラシを作成しようと思うと、
「具体的な作り方がわからない•• 」「プロに依頼するには予算が厳しそう••」
と不安な方も多いのではないでしょうか?
プロのクオリティを素人レベルに求めてしまうと、どうしても技術力や制作時間などの問題が出てしまいますが、作成の手順やコツを理解すればチラシを作成するのはそこまで難しくはありません。
とは言っても、販促に直結する目を引くチラシをデザインしたいと思っても、むやみに作成をはじめるのは得策ではありません。
チラシの作り方には3つのコツがあります。
この3つのコツを押さえて、作成することを積み重ねることで、かなり訴求力のあるチラシのデザインができます。
今回は「目を引くチラシの作り方」のコツと手順をご紹介しますので、以下3つの手順を踏みながら実際手を動かしてチラシを作成してみましょう。
【目次】
目を引くチラシは下記の3つの情報が必要不可欠です。
①「誰に読んで欲しいか」ターゲットを定める、または「お知らせしたい情報」を掲載する。
②ターゲットの「興味を引く情報」を掲載する。
③ターゲットに「どう行動して欲しいか」を掲載する。
3つの情報を①〜③の順に並べると興味を抱き関心から購買に至るまでの心理導線になります。
チラシを見て
「自分に関係あるな」(興味)→「おトクだな」「効果ありそう」(関心)→「「行ってみよう」「連絡しよう」(購買)
なるわけです。
この心理導線がうまく組み込まれているチラシは、上手に購買までのストーリーが描かれていると言えます。
では①〜③の項目を説明します。
①「誰に読んで欲しいか」ターゲットを定める。または「お知らせしたい情報」を掲載する。
まず「誰に読んで欲しいか」ターゲットを定める、についてですが、ターゲット像はできるだけ具体的に理解する必要があります。
・「クリスマスまでに-5キロ痩せたいあなたへ」
・「50代女性のボリュームヘアはお任せください!」
・「志望校に合格したい、高校3年生向け対策講座」
など、ある限定された年代層や職業、性別に向けて発信されているキャッチコピーは、世の中に多く見られ、誰でも一度は目にしたことがあるはずです。
次に、「お知らせしたい情報」ですが、
・「0/0(土)新規オープン!」
・「XX店リニューアルセール」
・「3周年記念!今週の土日全品20%OFF」
文字が目立つチラシを見ると、思わず見てしまいます。
オープン告知やXX周年記念といったアニバーサリー告知、キャンペーン告知など、お知らせしたい内容がわかりやすいと、ターゲットに特別でお得な情報だと思わせることが出来ます。
ですので、一目でわかる短いキャッチコピーでターゲットの目を引きましょう。
②ターゲットの「興味を引く情報」を掲載する、についてですが、
・「3日間限定!無料配信」
・「春休み特別価格20%OFF」
・「今だけ!入会金無料!」
・「ワンコインで効果を実感!」
など、普段意識せず眺めているチラシですが、お得な情報は目につきませんか。
思わずお店を検索して足を運んだ経験もあるのではないでしょうか。
ターゲットの心を揺さぶり、具体的に行動してもらいたい情報を掲載しましょう。
③ターゲットに「どう行動して欲しいか」を掲載する、についてですが、チラシを見たターゲットに、どう行動してほしいかを明確にしましょう。
・「無料体験実施中!今すぐWEBでご予約を!」
・「24時間電話にて受付中!今すぐお電話を!」
・「お見積り無料!FAXでお申込み下さい!」
これらは、TVやラジオのコマーシャルでもよく見聞きするでしょう。
チラシも同じです。
連絡先、営業時間、地図等が掲載されていない、情報が古い、または分かりづらい場合、ターゲットは離脱してしまいます。
実際チラシを作る際には、レイアウトを考えます。
そのコツとして、紙面を、上段、中段、下段の3つに分割し、明確な役割を持たせることで、読み手に対して情報を正しく伝え記憶に残りやすいチラシとなります。
①上段
1-①「誰に読んで欲しいか」「お知らせしたい情報」が該当します。
・メインキャッチコピー
・サブキャッチコピー
・メイン情報・イメージ写真またはイラスト
・入口(目を引く仕掛け)
②中段
1-② 「興味を引く情報」が該当します。
・商品やサービスの内容紹介
・価格やメニュー
・サブの写真またはサブのイラスト
③下段
1-③「どう行動して欲しいか」が該当します。
・店舗・会社情報
・住所や電話番号、FAX番号、メールアドレス、HPのURL・営業時間・地図など
・情報が載っている二次元コード
地図はイラストや図が効果的です。
3.「ターゲットが好みそうなデザイン」にする
ここではポイントが8つあります。まず①をしっかり深掘りしたうえで②以降を進めてください。
①ターゲットと目的を明確に
②アイキャッチを入れる
③インパクトを出す
④カラーとフォントを決める
⑤メリットをわかりやすくする
⑥レイアウトにこだわる
⑦盛り込みすぎは最大のNG
⑧見る人の気持ちになる
①ターゲットを具体的に理解する。
まず、ターゲットのことを具体的に理解する方法は以下の3点を具体的にすることです。
これは、1-①でも説明していますが、販促効果を最大にするためにもこの深掘り作業は重要です。
「問い」は以下の3つです。
・提供しているサービスは、何を解決できるか
・そのサービスを求めている人は、どのような悩みを持っているか
・その悩みを解決できる根拠は何か
この3つの問いに対して説明ができることで、ターゲット像が明確になります。
自ずとチラシ内の各項目を埋めることができますので、ターゲットが好むフォントやイラスト、文章などのトーン&マナーが見えてくるはずです。
項目は5つあります。
・ターゲット:・・・・・・
・デザイン①②:・・・・・・
・カラー①②:・・・・・・
・書体:・・・・・・
・目的:・・・・・・
例を参考に組み立ててみましょう。
例)10代向けの化粧品ブランドをドラッグストアで先行販売
ターゲット:ドラッグストアでコスメを購入するプチプラ好きな高校生
デザイン①:女子高校生
デザイン②:親しみやすく、好奇心を掻き立たせる
カラー①:ピンク
カラー②:ロゴに合わせる(白)
書体:ユニークでインパクトがある。キラキラ感。
目的:指定のドラッグストアへ足を運んでもらう
②アイキャッチを入れる。
ターゲットに合わせたデザインやカラーなどを考慮しイラストや画像を使用します。
例のアイキャッチは、キラキラとした目の大きい女の子のイラストが合いそうです。
③インパクトを出す。
チラシも広告も、ファーストインパクトでほとんど決まります。
メインビジュアルの写真やイラストとそのサイズも重要ですので、キャッチコピーとのバランスも配慮しましょう。
④カラーとフォントを決める
色の要素もチラシのデザインには大きく影響します。
ここはセンスが問われますが、基本は1.メインのテーマ色を決め、2.そのテーマ色と相性が良い色や濃淡の配色を考えます。
使用する色は、既存で使用しているロゴやコーポレートカラー、お店で使われている色から抽出して使用することでお店のカラーが生きてきます。
広報からシーズンカラーなどの指定がある場合には、それに準じます。
参考)販促の大学の人気コラム
色の持つイメージが与える心理的色の持つイメージが与える心理的効果とは?
チラシデザインの広告効果を高めよう!
フォントには、大きく分けて4つのタイプがあります。
フォントはサイズによって与える印象も変わりますので、サイズだけではなく文字の間隔も調整してください。
・信頼・安定・ビジネス
・和風、伝統、クラッシック
・親しみやすさ、ポップ、元気
・個性的、アート
⑤メリットをわかりやすく
見る人にとってその商品やサービスを購入するとどんなメリットがあるのかが一目で分からなければ、そのチラシには価値がありません。
⑥ レイアウトにこだわる
まず、情報をまとめます。
3段落の項目に情報は収めていますが、特に意味や内容が近いものをまとめて配置していると、わかりやすくスッキリ見えます。
・カテゴライズして、区別する
・線で区切る・枠や図形で囲う
・関連するものに色付けするなど
次に文字の配置を整えます。
デザインの初心者でよくありがちなのが、「なんとなく」内容をレイアウトしてしまうことです。
お勧めしたいのは文字を「揃える」ことです。
それだけで、その情報に一定の秩序が生まれスッキリと洗練されたデザインになります。
揃え方には、5つの方法があります
・頭揃え(文頭で整列させる)、
・中央揃え(真ん中で整列させる)、
・後揃え(文末、後ろで整列させる)
・余白を揃える(周囲の余白を均等に揃える)
・見出しで揃える(文の行頭を下げる、行末をあげて揃える)
配置ができたら、メリハリをつけます。メリハリとは、内容を対比させ強弱をつけて見やすくすることです。インパクトが出る分、印象に残りやすくなります。ただし、インパクトを多用するとかえって見づらくなり逆効果になります。
⑦情報過多になっていないかチェックする
チラシのデザインでもうひとつ忘れてはいけないことは、「全体を俯敢する視点」です。
チラシを最初に見るとき、恐らくほとんどの人が「部分」ではなく「紙面全体」を見て、漠然と全体像を把握しています。
限られたサイズに情報が詰まっていると読む気がしないのでむしろ逆効果です。
⑧「見る人の気持ち」になってみる
「見る人にどんな印象を与えるか」を意識して、チラシのデザインを検討することです。
商品やサービスに見合わない演出をしたり、奇をてらったりするのは逆効果です。
一消費者の立場になって作成したチラシを眺めてみて適宜修正しましょう。
販促に直結する目を引くチラシをデザインしたいと思ったら、まずは「自社目線」でPRの羅列をしてはいけません。
そのようなチラシは、残念ながら見る人の心には響きません。
あくまで「見る人の目線」に立ち、見る人にとって魅力的な演出することが大事です。
そして見る人、つまりターゲットにどう行動して欲しいのか、がきちんと設計されていることが、チラシデザインの最大のポイントとなります。
今回はチラシの作り方の3つのコツをご説明しました。
この3つのコツを押さえた上で、ぜひ訴求力のあるチラシを作成してみください。
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