販促の大学(詳しいプロフィールを見る)
販促の大学の最新記事 (記事一覧を見る)
- スクール業界の正しい原価率や利益率を知る!料金設定の方法をご紹介 - 2024年12月26日
- 反響に大事なのは色だった!?色のイメージと配色3つのコツ - 2024年12月12日
- 【フィットネス業界】理想の利益率と利益を上げるためのポイント - 2024年11月27日
ビジネスにおいて子育てママ(30代・40代・50代)をターゲットにした広告を実施する企業や店舗は多いと思います。
子育てママは、子どもの教育に関わる習い事や塾、ママ友の女子会ランチに使う飲食店、自分磨きのエステ、家族で出かけるレジャー施設など、多くのビジネスのターゲットになります。
広告デザインを作成する時には、まずターゲットに好まれるデザインにすることが大事になります。
子育てママが好みそうなデザインにしていくことで、より効果の出る広告を作成できるようになります。
そこで今回は子育てママ向けのデザインのポイントを3つご紹介します。
ぜひ、広告作成する際にお役立てください。
【無料DL】ターゲット別(シニア・ママ向け)の広告デザイン作成のポイント
【目次】
子育てママ向け広告デザインのポイントは以下の3点になります。
世界175ヶ国で100万以上のネットショップを運営する世界最大のECプラットフォーム「Shopify」の調査によると、人がものを購入する際には約9割の人がビジュアルで判断し、約8割の人が色を判断基準の第一の理由にしていました。
さらに、6割から9割の人が、無意識に色を基準として90秒以内に購買の判断を決定しているという結果でした。
このように色が購入判断に大きな影響を及ぼしているわけですから、広告も同様に色に注意を払わなければなりません。
ターゲットに、「購入したい」「来店したい」と思わせる最適な色を広告に使うことは、販促において最も重要な課題といえるでしょう。
※色の特徴を活かしたデザインについては以下から無料で資料がダウンロードできます。
【無料DL】読み手に伝わる!色の特徴を活かしたデザイン事例集
ターゲットに合った色選びをするとともに、下記の点も考慮して統一感のある色、トーンを選びましょう。
また継続して広告を実施していく場合は、色の軸をぶらさず、ある程度継続して使用しましょう。
コーポレートカラーや店舗のイメージカラーとして決まった色を継続して使用すると、消費者に企業や店舗のイメージカラーが定着して販促効果が高まります。
色のイメージは、下記の3つの要素によって決まってきます。
◆色味
色自体が持つイメージによって、広告で取扱う商品やサービス、店舗のイメージを表現することができます。また、ターゲットに合った色味を選ぶことで、自然に広告を読む気持ちを高めることができます。
一方で、ターゲットがあまり好まないとされる色味を広告に使うと、初見で敬遠されてしまい、広告の中身が読まれない可能性があります。
◆明度
明るさは文字の読みやすさ(視認性)に大きく関わる要素です。
◆彩度
彩度が高いと派手な印象に、彩度の低い色は地味な印象になります。
子育てママ向けと一言で言っても企業カラーや商品・掲載内容によって、色のイメージは異なります。
一般的には、子育てママ世代に好まれる色は明度が高く彩度がライトな比較的落ち着いた色だといわれています。
ビビットのような彩度が高くコントラストの強い色は敬遠されやすいので、避けた方がいいかもしれません。
色の持つイメージは下記の3つに分けられます。
◆暖色
暖色は、赤、橙、黄などのように暖かそうな色で、交感神経に作用し興奮度を高めるため、元気で楽しそうなイメージを出したいときに向いています。
◆寒色
寒色は、青緑、青、青紫など冷たさを感じさせる色で、副交感神経に作用し鎮静効果をもたらすため、落ち着いて静かなイメージを出したいときに向いています。
◆中間色
中間色は温度を感じない、黄緑、緑、紫、無彩色になります。
ママ向け広告では、ライトな色であれば、暖色、寒色、中間色いずれを使用しても問題ありません。
広告で取扱う商品やサービスのイメージに合った色を選ぶようにしましょう。
広告では使用する色だけでなく配色(色のバランス)が重要です。
配色にはルールがあってルールに則れば綺麗な配色を作ることが出来ます。
配色は以下の3つのカラーで構成します。
配色は以下の順番で決めるのが一般的です。
それぞれの配色の面積比を 3:6:1にするだけで綺麗な配色になります。
3色で物足りない時は、このバランスを保ったまま各要素を分割して色数を増やすと良いですが、色数が増えるほど、色のバランスを取ることやイメージを伝えることが難しくなり、ごちゃついた印象の広告になりやすいため、注意が必要です
それでは、配色を意識した子育てママ向け広告デザインの事例を紹介します。
子育てママに敬遠されやすい配色の広告
こちらの広告の事例ではイメージのベースとなるベースカラーに彩度が高いピンクのビビットカラーが使用されています。ビビットカラーは、派手で強い印象を与えすぎるため子育てママには敬遠されやすくなります。
子育てママに合った配色の広告①
イメージのベースとなるベースカラーに彩度が中間で明るいライトなピンクを使うことで子育てママに合った配色の広告になっています。
子育てママに合った配色の広告②
自然の空、水、緑を連想させる白、水色、黄緑をベースに、元気・太陽・にぎやかなイメージのオレンジと、同じトーン内のピンクでお得情報を強調しています。 高明度、高彩度の色使いでポップな印象を感じさせます。
子育てママに合った配色の広告③
メインカラーにライトなピンク、ベースカラーに白と淡いグレー、アクセントカラーにベージュを採用して、配色の面積比を 3:6:1で構成したバランスの取れた綺麗な配色です。
白とグレーを基調にし、やわらかい印象を演出して、少し落ち着いた中明度のライトなピンクで大人の女性をイメージさせています。
広告全体を明度が高く彩度がライトな比較的落ち着いた色でまとめ、まとまりあるデザインに仕上がっています。
使う書体やフォントによっても、デザインのイメージは大きく変化します。
色や画像の使い方で子育てママ向けのデザインをつくることもできますが、どんなフォントを使うかも重要になります。
フォントに注目して女性向けの広告を見てみると、デザイン性の高いフォントが使われていることに気づくはずです。
女性向け広告のフォントには下記のような特徴がみられます。
・ポップ体や手書きフォントと呼ばれる、デザイン性の高いデザイン書体を使って「遊び心」や「面白さ」を表現している
・現代的・都会的・洗練・女性的な印象を与える細いフォントを使ってスタイリッシュでおしゃれなイメージを表現している
子育てママ向けには手書き風のフォントや少し崩した書体などが柔らかいイメージを表現できるのでおすすめです。
ただし、小さい文字や注釈などで使用すると読みにくくなるので、キャッチコピーやタイトルで使用するのが効果的です。
それでは、子育てママに敬遠されやすいフォントの広告と子育てママに合ったフォントの広告を紹介します。
子育てママに敬遠されやすいフォントの広告
ゴシック体は、縦横の太さが均等で、装飾性がないため視認性が高く、文字が判別しやすい書体ですが、男性的で力強いイメージがあり女性向とはいえないでしょう。
子育てママに合ったフォントの広告
子育てママ世代向けには、デザイン書体を使って楽しいイメージが強い広告が多くみられます。
事例の広告では、初見で目を引きたい最上部の文字にマジックで書いたような手書き風のデザイン書体を使ってインパクトアップを計っています。
ちょっとしたイラストや写真、背景を入れることで、デザインの印象が華やかになります。
イラストや写真は視覚に訴え消費者に強いインパクトを与えますので、ターゲットに合ったものを採用しましょう。
ターゲットとマッチしていないイラストや写真を載せてしまうと初見で敬遠されてしまう可能性がありますので注意が必要です。
イラストや写真には流行があるので、流行を押さえておくのが大事になります。
また、リボンやフレームなどをワンポイントで使うと、ポップ感やキュート感などを演出できます。
参考にイラストや写真を入れたテーマパークの広告事例を見てみましょう。
子育てママ世代は、夏休みに子供とどこに出かけようか悩むところです。
事例の広告では、フィールドアスレチックとプールの写真を入れて楽しく遊ぶ子供の姿を想像させます。
このようにイラストや写真、背景は、子育てママ世代の広告には重要な要素です。
それでは子育てママにマッチしていないイラスト事例と子育てママにマッチするイラスト事例を紹介しましょう。
子育てママにマッチしていないイラスト事例
事例のイラストは、シニア世代の男性なので、子育てママ世代にはマッチしないでしょう。ターゲットにマッチしていないイラストを採用すると、広告をジブンゴトととらえにくくなります。
イラストはインパクトがあるので初見で広告が読まれない可能性が高くなってしまいます。
子育てママにマッチするイラスト事例
広告のテーマが自転車事故に備えた自転車保険加入のおすすめですので、子育てママをターゲットとして考えると、子どもの自転車走行が大きな心配事になるでしょう。
そのため、イラストは子供を採用して、よそ見をして大人の女性にぶつかりそうな場面を表現しています。
他にも小さな自転車のイラストやリボンをワンポイントで使うなどちょっとしたあしらいを細部まですることで、子育てママ層が好む可愛らしいイメージが演出できます。
広告デザインを作成する時には、ターゲットに好まれるデザインにすることが大事になります。
年齢・性別によって好むデザインは変わってきます。
今回は子育てママ向けのポイントを3つ解説させて頂きました。子育てママ向けは、配色・フォント・装飾を意識して細部にまでアプローチすることが大事になります。
今回解説したポイントを踏まえて広告デザインを作成していくと、よりターゲット層に刺さる広告が作成できると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
チラシのデザイン・印刷でお困りでしたら、地域新聞社のチラシデザイン・印刷サービスがおすすめです。
印刷代も含めたお得な価格で、貴社のチラシを実績豊富なプロのデザイナーがチラシデザインやキャッチコピーを制作いたします。
また、低価格で作成できる「デザインテンプレート」もご用意しておりますので、ぜひ貴社の集客にお役立てください。
チラシのデザインから商圏にぴったり合わせたエリアへの配布まで、チラシに関するお悩みがあればお気軽に地域新聞社にご相談下さい。
Copyright © 販促の大学で広告・マーケティング・経営を学ぶ All rights reserved.
powered by 地域新聞社