
販促の大学(詳しいプロフィールを見る)

販促の大学の最新記事 (記事一覧を見る)
- 反響に大事なのは色だった!?色のイメージと配色3つのコツ - 2025年1月12日
- スクール業界の正しい原価率や利益率を知る!料金設定の方法をご紹介 - 2024年12月26日
- 【フィットネス業界】理想の利益率と利益を上げるためのポイント - 2024年11月27日
住宅リフォーム・外壁塗装のチラシを販促で活用しているが、期待していたような効果が得られず悩んでいる販促担当者や経営者は多いのではないでしょうか。
いままでのチラシ販促方法が原因で、将来顧客になるかもしれない見込み客からの問い合わせが少ないのかもしれません。
そこで今回は、チラシで反響率を上げる方法を「作り方」「届け方」の2つの視点でまとめました。
このコラムを読むことで、住宅リフォーム・外壁塗装のチラシで反響率を上げるヒントを得ことができるでしょう。
【目次】
はじめに、チラシ販促を実施した後に効果を測定するための反響率についておさらいしましょう。
さらに、住宅リフォーム・外壁塗装業界の一般的な反響率の数値についても紹介します。
反響率は、問い合わせなどの反響数をチラシ配布部数で割った割合になります。
反響率(%) =反響数 ÷ チラシ配布部数 ×100
折込チラシの反響率は一般的には0.01%〜0.3%といわれています。
住宅リフォーム・外壁塗装業界の一般的な反響率は、0.001~0.01%となっています。
販促チラシは、消費者が目にした最初の一瞬が勝負です。
見たくないと思われたら、チラシの中身を見てもらえません。
反響のあるチラシを作るためには以下ポイントがあるでしょう。
・ターゲットのニーズ把握
・消費者が見たくなるレイアウト
◆ターゲットの把握
住宅リフォーム・外壁塗装のターゲットは、40代以降の年齢層といわれています。
30代から40代に住宅を購入した層が、何年か後に住宅リフォーム・外壁塗装を検討すると推測した結果です。
住宅リフォームは一般的に建築されてから8年から47年間において実施される可能性が高いといわれています。
また40代以降は、収入が増えライフスタイルも購入時から変化してくるため、住宅リフォーム・外壁塗装を考える時期といえます。
高齢化社会がすすむなかで、40代以降は今住んでいる住宅を大切に使って、長く快適に暮らしたいというニーズが高まっています。
そのため、住宅リフォーム・外壁塗装のチラシをつくる際には、40代以降の年齢層を意識して作成することが重要です。
◆消費者が見たくなるレイアウト
消費者がチラシを見たくなる心理には、チラシのレイアウトが大きく関係すると考えられています。
住宅リフォーム・外壁塗装のチラシを販促で活用しているが、期待していたような効果が得られず悩んでいるのであれば、まずチラシのレイアウトを見直すと良いでしょう。
消費者の目を引くレイアウトは次の5点が考慮されています。
・消費者の視線の動き
・デザイン
・文字や写真の大きさ
・使用する色の数と組合せ
・競合との差別化
◆消費者の視線の動き
チラシを考えるとき最も重要とされるのが、消費者視線に合わせた見出しの位置です。
チラシが読まれるかどうかは、消費者が目にした一瞬で決まるからです。
消費者の視線は、横書きのチラシの場合、左上から右下に動き、縦書きの場合は、右上から左下に動きます。
チラシの見出しは視線の動きを考慮して、横書きのチラシの場合であれば左上から右下に配置するようにすると、消費者が見やすいチラシになり読んでもらう可能性が高まります。
視線の動きを考えずに見出しを縦に並べて配置すると、単調でインパクトを感じないチラシになりがちなので注意が必要です。
◆デザイン
住宅リフォーム・外壁塗装のターゲット層を考えると、あまりデザインに凝ってインパクトを与えることを考えるよりも、ベーシックで落ち着いたデザインが効果を期待できます。
消費者にとってなじみのあるデザインを心がけましょう。
◆文字や写真の大きさ
チラシの文字は一般的に大きめに設定します。
住宅リフォーム・外壁塗装のターゲットは、40代以降の年齢層ですから、文字や写真の大きさは見やすいように大きめにしましょう。
◆使用する色の数と組合せ
チラシに使用する色によってイメージは変わります。
住宅リフォーム・外壁塗装のターゲットである40代以降の年齢層に好まれる色を選ぶ必要があります。
たとえば、青などの寒色系の色は、信頼性や誠実さをアッピールするので、住宅リフォーム・外壁塗装業者の企業イメージを伝えることに役立ちます。
会社のロゴやコーポレートカラーが決まっている場合は、その色に合った色を選択します。
会社のロゴやコーポレートカラーは、いわゆる会社のイメージカラーとなるので、その色を基本にチラシをつくると、消費者にブランドイメージを植え付けることができます。
そのため、継続的にチラシを届けた場合、記憶に残っていく可能性が高まります。
チラシの色を頻繁に変えることは、印象に残りにくいため好ましくありません。
年齢が高くなってくると視力が低下してくる傾向がありますので、文字ははっきりと見える色を選んで、コントラストを付けるべきでしょう。
チラシに使用する色の数は少ない方が効果的です。
複数の色を使う場合は、3色程度が良いでしょう。
※個別の色の持つイメージをふまえた色の組み合わせ「配色」によってどのような印象を持たれるかを詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
3色の組み合わせパターンを活用!印象(イメージ)を決める配色のコツとは?
◆競合との差別化
競合の住宅リフォーム・外壁塗装業者が商圏でどんなチラシを配布しているかを意識することも重要です。
そのためには、前述の消費者の視線の動き、デザイン、文字や写真の大きさ、使用する色の数と組合せのポイントをもとに競合のチラシを分析する必要があります。
自社の強みを強調して、消費者が競合と自社を差別化できるチラシを作りましょう。
販促チラシはこうして作ると反響がある!集客できるチラシ販促のコツ
住宅リフォーム・外壁塗装のチラシ販促は、住宅リフォーム・外壁塗装のニーズが潜在している住宅に直接届ける方法が効果的です。
折込やポスティングでチラシを届ける方法は、商圏エリアを絞ることができます。
また、住宅リフォーム・外壁塗装のニーズが高い戸建てを狙って届けることもできます。
◆配布エリアの検討
チラシ販促では配布エリアの検討が非常に重要です。
住宅リフォーム・外壁塗装業においては、潜在顧客である戸建て住宅が多いエリアを選びます。
最適な配布エリアに配布できれば効果が期待できます。
一方で、配布エリアを選択するのは困難な現状があります。
チラシ販促を専門に実施しているサービス企業であれば、住宅リフォーム・外壁塗装業に最適な配布エリアの選択が可能です。
チラシ販促専門のサービス企業では、GIS(地理情報システム)などを使って配布エリアの選択を行います。
GISとは、国勢調査をもとにした人口統計調査の数値情報と地図情報を結びつけてコンピューター上に再現し、さまざまな情報を統合したり、分析したり、分かりやすく地図として表現したりすることができるシステムです。
GISを使えば、戸建ての多い配布エリアを地図上で可視化することができ、周辺エリアの属性を加味して、年齢・性別・年収など条件に合わせたエリア設定が可能です。
データ(GIS)を活用してターゲットに届けることでチラシの反響を上げるコツ
◆配布手段の検討
チラシを消費者に届けるには以下の3つの方法があります。
◆新聞折込
新聞折込のメリットは、新聞の持つ社会的信用を引き継ぐことでしょう。
新聞の折込に入っている業者のチラシであれば信用できると消費者が考えるわけです。
商圏に新たに開業する住宅リフォーム・外壁塗装業者や知名度が低いことが課題と考えている場合は、信用や知名度を高める効果があるでしょう。
一方、新聞折込チラシは、配布エリアを細かく指定して配ることができません。
また、一般的に広いエリアに配布するため費用が多くかかります。
◆地域情報誌への折込
地域情報誌(フリーペーパーなど)は地域に密着しているため、親近感がある点が、大きなメリットになります。
地域情報誌の身近な印象がそのまま住宅リフォーム・外壁塗装業者の印象につながります。
新聞よりも高い配布率を誇る配布エリアをもつ地域情報誌がある点も注目です。
コストや配布率、配布エリアの設定など、チラシ販促の詳細は、地域情報誌によって違いますので、比較検討する必要があります。
◆ポスティング
新聞や地域情報誌と違いポスティングではチラシ自体が消費者の家のポストに届けられますので、消費者にチラシを見てもらえる可能性が高くなります。
配布エリアも詳細に設定できるためターゲットに合わせてチラシを配布出来ます。
一方で、新聞や地域情報誌が持つ社会的信用を引き継ぐことができません。
そのため、知名度が低い住宅リフォーム・外壁塗装業者のチラシや品質の低いチラシなどは、消費者が信用しない可能性があります。
また、配布スタッフが配布を行うため、一般的にコストが高い傾向にあります。
チラシ折込媒体 新聞折込・ポスティング・フリーペーパー折込徹底比較!チラシ配布方法も解説
◆チラシ販促状況の記録をする
チラシ販促は、一度配布して終わりではありません。
継続して実施することで効果がでてきます。
配布エリアの検討や配布手段の検討の他、配布した後の反響を分析して、次のチラシ作りや配布計画に反映させることが大切です。
そのためには、チラシ配布の状況を詳細に記録しておく必要があります。
たとえば以下のデータを記録しておきます。
・チラシ内容 (タイトルやサービスの詳細など)
・キャンペーン期間や割引の内容
・配布日
・配布部数
・配布範囲
・配布手段
・配布費用
・反響人数の目標
・反響人数の結果
・目標達成率
・反響率(反響人数÷配布部数)
・メモ(客層情報など)
住宅リフォーム・外壁塗装のチラシで反響率を上げるには、ターゲットとなる40代以降の年齢層が見たくなるチラシをつくり、効果的なエリアに最適な配布手段でチラシを届ける必要があります。
住宅リフォーム・外壁塗装のチラシ作りやチラシの配布まで、チラシ販促に関するお悩みがあれば気軽に地域新聞社にご相談ください。
Copyright © 販促の大学で広告・マーケティング・経営を学ぶ All rights reserved.
powered by 地域新聞社