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地域での広告・販売促進の効果を上げるための手段として、折込やポスティングを検討している店舗や企業は多いと思います。
実際に、折込やポスティングを実施した店舗や企業からは「地元での知名度アップ」「近くにあると認識してもらうことができる」「地域密着型の販促ができる」といった声が多く出ています。
販促チラシを配布するにあたっては、会社や自分の店舗の周りの近隣住民について、年齢はどのくらいの層が多いのか、住宅の建て方はマンションが多いのか、戸建てが多いのか等の、どんな人が住んでいるのか、といった属性や地域について把握することが重要です。
そこで今回は、「チラシ」「折込」「ポスティング」で広告・販売促進の効果を上げるお客様のデータ把握・分析方法について解説します。
【目次】
商圏は、来店してくるお客様の居住範囲や集客が見込める範囲のことですので、折込やポスティングでは、最も把握しておく必要があります。
また、自社の近隣にはどのような住民がいるのかを把握することもとても重要です。
とくに、店舗から徒歩で歩いて行けるほどの近くのエリアは最も集客につながる商圏です。
折込やポスティングでは、このような近隣エリアに数回続けて配布し、認知度と浸透度を高めることが反響を高めるポイントです。
自社の商圏や近隣住民の属性を把握することで、どのエリアに自社のターゲット層が多くいるのかが予測でき、どのエリアに折込やポスティングするのが良いのか計画を立てることができます。
◆商圏は立地や業種によって変わる
商圏は企業・店舗の立地や業種によって変わってきます。
立地は、一般的には自社や対象店舗などの分析地点を中心に半径500m圏内の立地によって以下の3つのタイプに分類されます。
・ショッピング立地
・住宅街立地
・ビジネス立地
業種に合った商圏を考える必要もあります。
業種による商圏の目安は以下になります。
・コンビニエンスストア ~徒歩5分(約400m)
・学習塾 ~自転車10分(約2km)
・ファミリーレストラン ~3km
・ドラッグストア ~3km
・大型スーパー ~15km
また、企業や店舗が、駅周辺にあるのか、郊外の大通り沿いにあるのかなども考慮した距離範囲の設定も必要です。
◆1次商圏・2次商圏・3次商圏の考え方
商圏は、来店してくるお客様の居住範囲や集客が見込める範囲のことですが、商圏内でも集客力が違います。
来店顧客の割合や来店頻度で商圏を区分する方法に、1次商圏・2次商圏・3次商圏の考え方があります。
【1次商圏】
・全顧客の来店範囲の60~65%程度の顧客が占める範囲
・ほぼ毎日来店する可能性がある範囲
【2次商圏】
・1次商圏より外側の商圏
・全顧客の来店範囲の30~35%程度の顧客が占める範囲
・週に数回来店する可能性がある範囲
【3次商圏】
・2次商圏より外側の商圏
・全顧客の来店範囲の5%程度の顧客が占める範囲
・月1回~3か月に1回程度来店する可能性がある範囲
本格的に折込やポスティング使った販促をスタートする場合や、商圏について考えないで折込チラシを配って効果が得られなかった場合の再チャレンジなどの、効果的な折込やポスティングの最初のステップは、近隣エリア(1次商圏)をしっかりおさえることです。
◆「反響率」などで効果を測定する
折込やポスティングの取組みを実施するにあたっては、具体的な効果を測る基準が必要です。
具体的な効果を測る基準のひとつに反響率があります。
反響率は、問い合わせなどの反響数をチラシ配布部数で割った割合になります。
反響率(%) =反響数 ÷ チラシ配布部数 ×100
折込やポスティングの反響率は一般的には0.01%〜0.3%といわれています。
折込やポスティングを実施した学習塾の例で、反響率を基準に費用対効果をみてみましょう。
【学習塾の例】
折込20,000部配布 5名問合せ→3名新規入塾
(反響率)5(名)÷20,000(部)×100=0.025(%)
(コスト)印刷+折込…120,000円
(獲得)月謝20,000円(月・人)×3名=60,000円
年間で考えると60,000円×12か月=720,000円
反響には、サービス内容や特典、タイミング等さまざまな要素が絡みますが、効果的な配り方を成功させるためには商圏や近隣住民の属性を把握することが重要です。
商圏はその地域の人口や世帯数、店舗からの距離などをもとに考えますが、人口は増減がありますし、地域開発や新たな住宅地の造成、道路整備などによって常に変化していることも認識しておきましょう。
このように、商圏は様々な要因で左右するため一概に正解を出すことは出来ませんが、折込やポスティングを実施して、反響率などの効果測定を積み重ねていくことで精度を高め、自社なりの正解を導き出すことが大切です。
自社近隣の商圏内の住民の属性や地域について具体的に把握するには、まずは無料ツールなどを活用して距離や時間から商圏を設定し、世帯数や自社で蓄積した顧客データなどを活用して分析していきましょう。
◆距離による商圏設定
自社を中心に一定距離の同心円を描いて商圏を設定します。
一定距離は、企業・店舗の立地や業種によって違いがありますので、自社の経験則をもとに距離を決めていきます。
◆時間による商圏設定
自社を中心に、徒歩・自転車・自動車などを使って来店できる時間で商圏を設定します。
店舗や企業の業種によって、顧客がどのような手段で来店することが多いのか経験則をもとに決めていきます。
◆無料ツールを使って地図上に商圏設定を表示する
総務省統計局及び独立行政法人統計センターが提供している市場分析の為のマップツール「地図で見る統計(jSTAT MAP)」を活用すると、円だけでなく多角形、市町村や自動車運転時間などで線を入れることができます。
上記で紹介した「距離による商圏設定」「時間による商圏設定」が可能です。また、国勢調査の人口や世帯数など、様々な条件や指標でマップ上に統計グラフを作成することもできます。
折込やポスティングでは、自社の商圏や近隣住民の特性を把握することが重要です。
地域の調査や分析は、プロに依頼するのが賢い選択肢のひとつです。
なぜなら、地域で折り込みチラシやポスティングを実施しているサービス企業は、商圏内の住民の属性や地域についてどういうエリアなのか調査・分析するプロフェッショナルだからです。
プロのサービス企業に依頼することで、自社のニーズに合った分かりやすい情報を得ることができます。
具体的には、下記のような店舗周辺の立地タイプや人口特性を比較的簡単に、多角的に把握することができます。
サービス企業から得られた情報によって、店舗(企業)周辺に住む方の属性、その商圏に働きに来ている人を知り、エリア特性や将来性といった分析ができ、効果的な販促戦略の材料として活用できます。
地域新聞社では下記の申し込みフォーム経由で立地特性レポートや商圏分析レポートを無料で作成いたします。
対象地域は、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県、群馬県、栃木県となります。
【立地特性レポート構成サンプル】
【商圏分析レポート構成サンプル】
実際のレポートでは、構成に記載されている7項目について、約7ページ(各1ページ)にわたって詳細なコメントや分かりやすく色分けされた地図が掲載されています。
具体的にどのような内容のコメントが掲載されているのか、サンプルを一部紹介しましょう。
◆立地タイプコメント
・1人当たり小売業売場面積が東京都の基準値と比べて0.31倍、人口に対する小売業以外の従業者数の割合が東京都の基準値と比べて0.29倍であることから「住宅街立地」と考えられます。
・世帯人数、平均年齢ともに東京都の基準値より低いことから、単身や二人住まいの若い世代が多いエリアであることが特徴です。
・1人当たり小売業売場面積が千葉県平均と比べて0.39倍、人口に対する小売業以外の従業者数の割合が千葉県平均と比べて0.47倍であることから「住宅街立地」と考えられます。
・ 世帯人数、平均年齢ともに千葉県平均より高いことから、ファミリーかつシニア世代の多いエリアであることが特徴です。
◆居住人口
・東京都の基準値と比較して10km圏では30歳代の比率が高いです。
・千葉県平均と比較して1.8km圏では60歳代の比率が高いです。
◆世帯人員
・東京都の基準値と比較して10km圏では1人世帯の比率が高いです。
・千葉県平均と比較して1.8km圏では2人世帯の比率が高いです。
◆住居
・所有状況は東京都の基準値と比較して10km圏では民営の借家の比率が高いです。建て方別で見ると共同住宅の比率が高いです。
・所有状況は千葉県平均と比較して1.8km圏では持ち家世帯の比率が高いです。建て方別で見ると一戸建ての比率が高いです。
◆職業
・東京都の基準値と比較して就業者率が高いです。中でも役員の比率が高くなっています。
・千葉県平均と比較して就業者率が低く、非労働力人口が多いです。
◆収入
・東京都の基準値と比較して平均年収が高いです。年収階級別で見ると10km圏では1000万円以上の比率が高いです。
・千葉県平均と比較して平均年収が高いです。年収階級別で見ると1.8km圏では500~1000万円の比率が高いです。
◆将来人口
・2010年と比べて2015年では増加しています。将来的に2045年にかけて増加が見込まれます。
・2010年と比べて2015年では増加しています。将来的に2040年にかけて徐々に減少すると見込まれます。
◆昼間人口
・昼間は流入が流出を上回り、人口が増加します。東京都の基準値と比べると昼夜間の人口変動比率は大きいです。
・昼間は流出が流入を上回り、人口が減少します。千葉県平均と比べると昼夜間の人口変動比率は大きいです。
◆従業者数
・東京都の基準値と比べると10km圏ではその他サービス業の従業者割合が高い地域です。
・千葉県平均と比べると1.8km圏では医療、福祉の従業者割合が高い地域です。
◆就業者数
・東京都の基準値と比べると10km圏では情報通信業に就いている人口が多く居住している地域です。
・千葉県平均と比べると1.8km圏では医療、福祉に就いている人口が多く居住している地域です。
以上のように、販促に役立つ情報満載のレポートが無料で届きますので、是非ご活用ください。
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商圏や近隣住民の特性を把握して、折込やポスティングの販促効果を上げていきましょう。
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