お客様に思いが伝わるチラシ作成の秘訣

公開

皆さんは、チラシの集客にどのようなイメージをお持ちですか?「効果がない」「作成費用・時間のムダ」と感じている方も多いかと思います。

 

確かに、明確なターゲット層を定めることもなく、ただなんとなく「見栄えがいい」チラシを配布しているだけでは効果は上がりません。

 

では、どのようなチラシを配布すれば集客につながるのでしょうか?

 

具体的に例を挙げて説明しましょう。

【目次】
1.美容室Oさんの場合
2.ターゲットを明確化
3.リサーチの大切さ
4.まとめ

美容室Oさんの場合

美容室Oさんは、主に近隣に住む主婦の方をお客様としていました。

 

同店は2年前に東京都内にオープン。認知度はなく、近隣には競合店が多く存在していたため、新規の来店客数が伸び悩んでいました。

 

オープン時は印刷会社にデザインしてもらったチラシを配布していましたが、残念ながら、期待していたほどの反響はありませんでした。

 

良い集客方法が見つからず悩んでいた同店から相談を受けた私は、まず配布しているチラシを見せてもらいました。

 

キレイな外国人女性モデルの写真を使い、色やビジュアルにもこだわり、低料金を全面に打ち出していたため、一見よさそうなチラシに見えました。

 

なぜこのチラシを配布してもお客様が集まらないのかを疑問に感じた私は、同店が売りとするカラーを中心に、アンケートを使ってお客様の声を集めました。

ターゲットを明確化しました

アンケートの結果、お客様は「自分で染めるとムラになる」「家事のあとに染めるのは疲れる」「髪の傷みが気になる」などの悩みがあり美容院を訪れることがわかりました。

 

以前のチラシにも「ご自宅で染める方のお悩みを解決」と書いていましたが、具体的にどういうことなのかは伝えられていませんでした。

 

また、来店の決め手を聞いてみると「髪が傷まず、キレイに早く染められる」「買い物ついでに気軽に染められる」「毎月気になる部分だけを染められる」「美容師の対応が良い」という強みも発見できました。

 

そこで、私はまずチラシの冒頭に

 

「自分で染めるとムラになる」

「家事のあとに染めるのは疲れる」

「髪の傷みが気になる」

 

と自宅で髪を染めている女性の悩みを具体的に書くことで、ターゲットを明確化しました。

 

さらに「選ばれている理由」という項目を追加し、

 

「髪が傷まずキレイに早く染められる」

「買い物ついでに気軽に染められる」

「毎月気になる部分だけを染められる」

「美容師の対応が良い」

 

といったメリットについて、アピールをしました。

 

リサーチの大切さ

1万枚をポスティングしたところ、前月は21人しか来なかった新規のお客様の数が、なんと約2.5倍の52人に増えました。ターゲットの心に響くチラシを作成できたのです。

 

その後、来店された新規のお客様からもアンケートを取りました。

 

「他の美容室ではなく、当店を選んだ理由は何ですか?」という質問に対しては、

 

「チラシのお客様の声が良かったから」

「チラシから、お店がいろいろと努力していることがうかがえたから」

 

などの答えを多くいただきました。

 

また、なぜ以前はチラシを見ても来店しなかったのか、と聞いてみたところ、「おしゃれ過ぎて、自分には合わない髪型にされるのでは」といった不安を持っていたお客様がいらしたことがわかりました。

 

お店の顧客層とチラシにギャップがあり過ぎたため、お客様は敬遠してしまっていたのです。

 

まとめ

この事例から学べることは、以下の3つです。

 

・チラシを作る際は、アンケートを取るなどして、お客様の本当の悩みや店の強みを事前に聞き出すこと

・ヒアリング結果をもとにターゲットを定め、ターゲットの心に響くような具体的な悩み・強みを書き出すこと

・デザインや写真もただキレイなだけではなく、本当にお客様の心に響くものを選ぶこと

 

地域密着型のお店では、近所に住んでいるお客様がどんなことに困っているのかをきちんとリサーチすることが大切です。

 

ぜひ上記の3つを参考にして、お客様に思いが伝わるチラシを作成してください。

セミナー情報 セミナー情報

 
 

The following two tabs change content below.
【世田谷区出身・世田谷区在住】 販売促進トレーナー 『地域密着ビジネスをしている企業・店舗など「経営者」の 「販売促進力」を高める専門家』 「A4」1枚アンケート広告作成認定アドバイザー

稲川純一の最新記事 (記事一覧を見る)

■おすすめの関連コラム

  1. 【千葉】おすすめの地域密着型のポスティング会社5選

    地元客を集客するにはポスティングを使った地域密着型の販促が効果的だといわれています。 ポスティ...
  2. フォントによってイメージが変わる!初心者でもわかるフォントの選び方とは ?

    ポスターやチラシ、WEBサイトなどで、使うフォントによって印象が違ってくることはよく知られていま...
  3. スクール(学習塾・習い事)の効果的な集客のポイントと閑散期対策をご紹介

    スクール(学習塾・習い事)は消費者のニーズが高いため、地域に競合が多いケースがみられます。 そ...
  4. 折込チラシとは?料金相場・効果的なデザイン・サイズまでプロが解説

    折り込みチラシとは、効果が期待できる広告として、広く活用されている方法です。 専門の折込チラシ...
  5. 生徒数アップ!学習塾の販促に効果的なチラシ作りと配布方法

    学習塾・スクールの新規生徒を獲得するための販促に効果的なチラシ作りと配布方法について解説します。...
  6. 地元客を集客するならチラシポスティングが効果的~地域密着型フリーペーパー活用法~

    チラシポスティングをはじめとする紙を使った販促は、ローカル市場をターゲットとしている店舗や会社に...
  7. 折込チラシの効果的な配り方を分かりやすく解説
    ~適切な商圏とは?~

    折込チラシは地域に密着しているため効果が期待できるのではないかという想定のもと、集客や求人のため...
  8. 【飲食店向け】広告やチラシで新規顧客を獲得後、リピート率をアップさせる方法とは!?

    飲食店は、リピート客が多ければ経営が安定し、販促にかかる費用や労力を減らせるため、リピート客の獲...
  9. 印象に残るてがきチラシ作成の基本

    てがきチラシをより印象に残る物にする為の基本をご紹介します。テクニックも大切ですが、一流の職人さ...
  10. てがきチラシ活用法

    てがきチラシは新聞折込やポスティングなど新規客獲得の為に利用するイメージですが、今回はおもてなし...
  11. 人柄と親しみを感じるてがきチラシとは?

    てがきチラシを見てお店に来てくれるお客様の多くは「人柄が伝わってきた」「親しみを感じる」と“暖...
  12. お客様を引き寄せるてがきチラシとは?

    あなたは手紙をもらった事がありますか?感謝の手紙、ラブレターなど・・・その時にどんな感情が湧いて...
  13. チラシ折込ができるフリーペーパー2選 ~関西編~

    チラシの主な配布方法は「新聞折込」と「ポスティング」の2種類です。また、以前に「チラシ折込ができ...
  14. チラシ折込ができるフリーペーパー5選 ~関東編~

    チラシの主な配布方法は「新聞折込」と「ポスティング」の2種類です。しかし、それ以外にもチラシを届...
  15. チラシを手配りポスティングする
    3つのメリットとは?

    チラシは集客効果の高い販促手法の一つですが、デザインと印刷にとても多くの時間と費用がかかります。...
  16. 手書きチラシのコツ

    チラシを配布するには、新聞折込、ポスティング、地域情報紙折込、タウン誌折込、DM(ダイレクトメー...
  17. チラシのデザインを考える時に使える4つのコツとは?

    チラシの反響はどうなんだろうなぁと思っていても、営業からは何も聞こえてこない。社内からも「まあ、...
  18. チラシ配布・ポスティングの反響(効果)を上げる6つのコツとは?

    「チラシを使った販促をしているが、売上にちっともつながらない・・・」そう悩んでいる方はいませんか...
  19. 折込チラシ・フライヤーにおすすめのサイズと紙質は?効果別の選び方で『見てもらえる』チラシに!

    折込チラシやフライヤーを作るとき、きちんと「サイズ」と「紙質」について考えていますか?安いからと...

PAGE NAVI

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • SNSの特徴と使い分けとは?SNSを上手に活用した販…
    今や誰でも手軽に楽しめるツールとなったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。 スマホの普及とともに、日常生活などを撮影した写真や画像・文章を友人や知人と共有することが、若者を中心としてルーティーンになった現代。このSNSを販促手段に活用しない手はないですよね。個人経営のお店では、広告や宣伝の代わりに、またホームページの代用として、SNSを活用している方も増えてきています。しかし、マーケティングの担当者や販促担当者、店舗オーナーや経営者などのSNS運用担当者の中には、「とりあえず更新している」「何となく配信している」「無料だからやっている」という方も少なくないのではないでしょうか。しかし手軽に始められるSNSを活用した販促だからこそ、それぞれの特徴を理解した上で目的に合わせて使い分けなければなりません。どのSNSで情報を発信すればいいのかよくわからない、という方のために、数あるSNSの中でも多くのユーザーを有する4大ソーシャルメディアのFacebook、Twitter、Instagram、LINE(LINE公式アカウント)について、特徴と使い分けについてまとめてみます。
  • 2020年7月の販促計画を立てるときのポイント
    梅雨が明けると本格的な夏を迎える7月。暑い季節が始まります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言は解除されましたが、未だ1500人以上もの方々が入院し、感染経路が分からない感染者も、日々確認されています。この先も新型コロナウイルス感染症と共存していく生活は続き、私たちの生活がすぐに元通りの生活に戻ることは厳しい状況と言えるでしょう。7月の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、1か月程前から余裕を持って販促計画を立ていきましょう。ぜひ本記事をご参考にしていただければと思います。
  • 地元客を集客するならチラシポスティングが効果的~地域…
    チラシポスティングをはじめとする紙を使った販促は、ローカル市場をターゲットとしている店舗や会社にとっては、効果的な手法の一つです。チラシポスティングの方法は大きく分けて「新聞折込」「ポスティング」「フリーペーパー折込」があります。
  • 2020年4月の販促計画を立てるときのポイント
    桜が一斉に開花し、本格的な春の訪れを感じる4月。ゴールデンウィークの頃には、新緑も色鮮やかに、初夏を思わせる陽気になります。2020年3月1日現在、新型コロナウイルスの流行により、社会全体でイベント・集会の自粛や中止、延期の動きが広がっています。本来であれば、気温も暖かくなり人々の活動力がぐっとアップしていく時季ですが、今年は社会状況に応じて柔軟に対応していく必要があります。4月の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、1か月程前から余裕を持って販促計画を立ていきましょう。ぜひ本記事をご参考にしていただければと思います。
  • 2020年9月の販促計画を立てるときのポイント
    日中はまだ暑いですが、朝夕は涼しさを感じるようになる9月。サンマやキノコ、ブドウや梨など秋の味覚も出回り始めます。2020年7月の豪雨災害は、全国各地で甚大な被害をもたらしました。近年全国各地で大規模な災害が発生しています。災害に対して、お客様や従業員の命を守り、被害を最小限にとどめるための事前準備は、どの業種でも今や必要不可欠です。今年の敬老の日と秋分の日は4連休になり、秋の行楽シーズンを迎えます。新型コロナウイルス感染症対策について、お客様向けの情報発信を積極的に行っていきましょう。また祖父母と会うのを控えるご家族も多いでしょう。シニア向けのオンライン環境の整備は今後も需要が見込まれます。マイナポイントは9月1日からポイント付与が始まります。各店舗で準備を進めていきましょう。現在総務省では「統一QR「JPQR」普及事業」を行っています。9月の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、1か月程前からゆっくり販促計画を立ていきましょう。ぜひ本記事をご参考にしていただければと思います。
CRMって何?クロスセル?気になるワードをチェック!販売促進に関する用語集
PAGE TOP