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折込やポスティングを検討中で、他社はどんな内容のチラシで反響を出しているのか興味がある方は多いでしょう。
今回は、チラシ販促のターゲットを整理した上で、漫画広告や体験記事広告、手書きなどを活用して、他社と差をつけて目を惹くための手法やトレンドを紹介します。
この記事を読むことで、反響のある広告をマネしたい、同業他社が行っているチラシ作成の情報を取り入れたい、最新のトレンドが知りたい、自社の強みを引き出したいと悩んでいる方は、成功を掴むヒントを見つけることができるはずです。
【目次】
折込やポスティングを企画するときに、必ず考えるのがターゲットです。
多くの販促担当者は、自社の商品やサービスを基準に、ターゲットとする性別や年齢を決め、自社の店舗の商圏を考慮して計画を立てていきます。
たとえば、シニア向け、ママ向けなど、ターゲットを明確に決めることで、デザインや色でターゲットに適した訴求ができ、関心を引き付けることができます。
◆シニア向け
シニア向けのデザインと色のポイントは以下になります。
【読みやすいデザイン】
シニアをターゲットにしたチラシは、簡潔明瞭シンプルに伝えることが大事になります。
読みやすいデザインは、下記の5つを守ることで格段に読みやすくなります。
・文字の大きさは通常の1.5倍
・行間はゆとりをもつ
・長体平体はなるべく使用しない
・太めの書体を意識する(ゴシック書体)
・文字の装飾は最低限にする
【色彩の設計】
高齢になると視力とともに色覚も低下しやすくなるといわれています。
色覚の劣化へとつながるため、少し濁った色合いに見えてしまいます。
なるべく弱いコントラストを避け、はっきりとした色合いと、読ませたい文字は黒をベー スに設計していくのが大事になってきます。
◆ママ向け
ママ向けのデザインと色のポイントは以下になります。
【アクセントになる書体】
使う書体やフォントによっても、デザインのイメージは大きく変化します。
ママ向けとなる手書き風のフォントや少し崩した書体などは柔らかいイメージを表現できるのでおすすめです。
【イラストや背景】
ちょっとしたイラストや背景を入れることで、デザインの印象が華やかになります。
イラストには流行があるので、流行を押さえておくのが大事になります
また、リボンやフレームなどをワンポイントで使うと、ポップ感やキュート感などを演出できます。
【イメージに沿った配色】
好まれるカラーはライトトーンのような比較的落ち着いたカラーになるでしょう。
ビビットのようなコントラストの強いカラーは敬遠されやすいので、避けた方がいいかもしれません。
業界によってもターゲットが変わってきます。
◆不動産業界のターゲット
不動産業界を例にターゲットを考えると、販売価格は数千万円の幅があり、若年・単身向けからファミリー層、シニア向けなどさまざまです。
例えば、単身のビジネスパーソンは交通の利便性を重視する一方、ファミリー層は買い物や通学のしやすさを意識する傾向があります。
チラシ作成の際には、想定するターゲットのニーズを取り込むことが重要になります。
また、国土交通省の「住宅市場動向調査報告書」によると、住宅を選ぶときに特に注目する項目として、住宅メーカー・不動産業者の信頼性、新築であること、立地環境、デザイン・広さ・設備、価格などが挙げられていました。
こういった項目を参考に、どのようにチラシで訴求すればターゲットの関心を引きつけられるのかを考える必要があります。
*参考:国土交通省 住宅局「令和3年度住宅市場動向調査報告書」P20
◆病院・クリニックのターゲット
病院・クリニックの集客で注視したいのが、「地域」をターゲットとしたマーケティングコンセプトです。
病院に通院してくる患者の多くは地域で生活しています。
また、バスや電車、自家用車で、通院する患者についても、通院経路を考慮したターゲット設定を行う必要があるでしょう。
地域をタ―ゲットにした、病院・クリニックの主な販促手法としては、地域密着型フリーペーパーや地元紙への広告の掲載、折込チラシ、ポスティング、街頭や駅の看板広告などを活用します。
◆学習塾・スクールのターゲット
学習塾・スクールの販促で効果的にチラシ配布する方法としては、集客の反響や効果を見ながらターゲットを拡大していくのが良いでしょう。
学習塾の見本チラシ
学習塾・スクールの販促で使うチラシは、「●●小学校の生徒様向け」「●●中学校の生徒様向け」など特定の学校名や、学区で絞ってチラシの内容を変え、自分ゴト化することすることが成功のポイントです。
※学習塾・スクールの販促で効果的にチラシ配布する方法についての詳しい内容は下記コラムをご覧ください。
最初にターゲットにすべきエリアは、学習塾・スクールの近隣地域です。
チラシは、学習塾・スクールが近くにあることを地元住民に認識させる効果があり、地域での知名度アップにつながります。
たとえば、地図上で学習塾・スクールを中心にした近隣エリアに、何度かチラシ配布し、集客できたエリアはどこなのか、実際に見学会や体験入学のあった生徒さんの住所情報などを活用したデータを取ります。
つぎに、そのデータを分析して、集客できたエリアを強化し、チラシ配布のターゲットエリアを広げていきます。
たとえば、自転車で10分まで範囲を広げたり、学習塾・スクールが駅やバス停に近ければ、電車やバスを利用したケースも想定して配布エリアを考えていきます。
折込やポスティングでチラシを作成するときに重要なのが、チラシを手にする消費者の分類です。
たとえば消費者は以下の3つの種類に分類されます。
◆顕在顧客
・すでに自社の顧客で、自社の商品やサービスをすでに使っている消費者
・自社の店舗に来店している
・自社の商品やサービスを理解している
・自社の商品やサービスに好印象を持っている
折込やポスティングで使用するチラシの内容が、顕在顧客向けの内容で作られていることが多くみられます。
チラシ内容を決定するのは、自社の商品やサービスを熟知している従業員です。
そのため、メリットや機能を盛りだくさんに記載し、顕在顧客にしか分からない内容だったり、お店側が打ち出したい内容ばかりが羅列されたチラシになりがちです。
顕在顧客は、すでに自社の商品やサービスを使用しているため、チラシの内容は理解されやすく、チラシに目を通す可能性が高くなるでしょう。
そのため、リピーターや再購入の販促に効果がみられます。
一方で、顕在顧客向けの内容で作られチラシは、次に解説する潜在顧客には受け入れられない可能性も含んでいます。
そのため、新たな顧客を生み出し、新規顧客を拡大するには多少弱いチラシになるでしょう。
◆潜在顧客
・今すぐには自社の商品やサービスが必要とは感じていないが、将来的に必要となる可能性かある消費者
・自社の店舗の近くに住んでいるなど、将来的に来店が見込まれる
他社が折込やポスティングで使用するチラシの内容は、顕在顧客向けの内容で作られていることが多いのが現状です。
これは、あえて顕在顧客向けに作っている場合だけでなく、自社の商品やサービスについて熟知しているそのお店のスタッフが無意識にチラシを作った結果ともいえなくはないでしょう。
顕在顧客向けの広告が多い中で、潜在顧客を意識したチラシ作りを心掛けることが、他社と差をつけるためのポイントです。
潜在顧客向けのチラシは、商品やサービスについて意識的に気を付けて記載していかないと、潜在顧客では理解できない内容が盛り込まれてしまいがちです。
そのため、商品やサービスを知らない潜在顧客でも分かりやすい言葉でチラシを作成し、必要性を感じさせる内容にすることが大切です。
◆顧客対象外
・現在も将来的にも自社の商品やサービスを必要としない消費者
顧客対象外の消費者は、折込やポスティングのターゲットから外しましょう。
先に述べたように、他社と差別化をはかるためには、潜在顧客を意識したチラシを作成していきましょう。
さらに、潜在顧客もとへ届けられるように、チラシの配布やポスティングを行います。
ポスティング会社や、折込媒体の会社にもよりますが、折込やポスティングでは、エリアを細かく絞ることができたり、戸建てやマンションといった住宅の種類などを選ぶこともできます。そのため、ターゲットの潜在顧客層を選びながら、確実に目に触れさせる効果があるのです。
さらに、折込やポスティングを使った販促では、ターゲットに合わせたエリアを選んで配る、ということが非常に重要です。
最適なエリアを策定して、折込チラシやポスティングを行えば、効果的な販促結果を得る可能性が高まります。
※エリアを考え選ぶ際には、下記コラムや無料ダウンロード資料が参考になります。
商圏とは? 店舗商圏エリアの設定方法と分析方法 基本の「キ」
前章では、他社と差別化できるチラシ作成のポイントをターゲット視点で解説してきました。
この章では、具体的にチラシを作成するうえで他社と差をつけて目を惹くための手法やトレンドを紹介していきましょう。
体験記事広告とは、「第三者が体験する様子を記事の体裁で掲載する」広告です。
体験記事事例「角上魚類川口店様」
他の広告との一番の違いは、書き手が「広告主目線なのか他者目線なのか」という点です。
体験記事で、読者と同じ、第三者の立場から商品のメリットデメリットを伝えられるので信頼を得やすくなります。
また、疑似体験効果や口コミ効果が得られ、通常の広告ではなかなか伝えきれない細かなこだわりや、差別化ポイントも詳細に表現することが出来ます。
※体験記事広告については下記から無料で資料がダウンロードできます。
【無料DL資料】口コミ効果を得られる「体験記事広告」のススメ
手書きチラシはおもに新聞折込やポスティングなど新規客獲得の為に利用します。
また、おもてなしツールとしてファン作りに利用することもできます。
手書きチラシを作成するためには下記のポイントが重要です。
◆キャッチコピー
キャッチコピーのスペースは大きくとりましょう。キャッチコピーは一番自信のあるサービスを伝えることが基本です。
ターゲット、コンセプトを決めてからキャッチコピーを作成しないと、統一感、ストーリーがないチラシになります。人柄やあたたかみがある想いをキャッチにする事で他社と差別化ができます。
◆出口はわかりやすく
ここでいう出口とは、チラシを見たお客様にどんな行動を促したいのかをハッキリさせることです。
・電話予約が目的であれば番号は大きく載せる
・ネット予約可なら、検索しやすいように検索用のキーワードを明記したり、QRコードを活用したりする
・来店が目的なら、営業時間・定休日・地図は大きく。目印・駐車場の有無・わかりづらい場所の場合は「お電話ください」。詳細がわかるHP・マップサイトへの案内をする。
・クーポンが目的なら、新規or既存向けか、有効期限(先着、限定など)を明記する
※手書きチラシについては下記コラムが参考になります。
【参考】おもてなしツールとして利用する
商品を購入してくださったお客様に、その使い方やメリット、Q&Aなどをてがきしたものを渡すと、「感謝の気持ち」と「ファンになってもらいたいという気持ち」がしっかり伝わります。
ただ商品を購入してもらって終わりではなく、心に残る対応こそが真のリピーター獲得に繋がります。
※手書きチラシをおもてなしツールとして利用する詳しい内容は下記コラムをご覧ください。
日本の消費者が慣れ親しんだ漫画を広告に利用したものが漫画広告です。
ついつい読んでしまうのが漫画の魅力です。
漫画広告はそんな漫画の魅力を活かし、そこで語られる商品・サービスの内容に関わらず、「漫画である」というだけで見た人に訴求できるという利点があります。
漫画広告を使ってチラシを作成するメリットは以下の3つです。
◆目立つ
絵とせりふで読む人を一瞬で引き込むことができる漫画のインパクトは絶大です。
どんなにいい内容の広告でも、お客様の目に留まらなければ訴求力は発揮できません。
その最も重要なファーストステップを、漫画はあっさりとクリアすることができるのです。
◆わかりやすい
言葉による説明だけではよくわからなかったことが、絵や図で見ると理解できるということはよくあります。
そのために一般の広告でも写真やイラストを利用するわけですが、漫画はビジュアルで見せるのと「同時に」せりふという文章でも伝えられるので、より伝える力が強いのです。
◆おもしろい
漫画にはストーリーがあります。キャラクター同士の掛け合いや、起承転結がある展開を通してテーマを伝えていくので、文章だけで説明するよりも楽しく読んでもらうことができます。
また「笑い」「ユーモア」という意味でのおもしろさも漫画の得意分野なので、ぜひ取り入れましょう。
※漫画広告については下記コラムをご覧ください。
顕在顧客向けの広告が多い中で、他社と差をつけるためには、潜在顧客を意識したチラシ作りが重要です。
チラシ広告を使った折込やポスティングの配布は、地域の潜在顧客向けの販促に効果的です。
他社と差をつけて目を惹くための手法やトレンドを活用して、チラシ販促を成功させましょう。
チラシのデザイン・印刷でお困りでしたら、地域新聞社のチラシデザイン・印刷サービスがおすすめです。
印刷代も含めたお得な価格で、貴社のチラシを実績豊富なプロのデザイナーがチラシデザインやキャッチコピーを制作いたします。
また、低価格で作成できる「デザインテンプレート」もご用意しておりますので、ぜひ貴社の集客にお役立てください。
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