かっこいい広告デザインを目指すな。
「40-40-20」の法則の大切さとは

公開

デザイナーに頼んだDMやチラシが、とてもかっこいい出来で「これならきっとお客様が大勢来てくれる!」と思ったことありませんか?

 

今回の結論を先にいうと、かっこよさは、チラシやDMの反響には大きく影響しません。

 

大切なのはデザインではなく、「ターゲット」と「商品価値」です。

 

自分でチラシを作るときも、プロのデザイナーに依頼する時でも同じこと。今回は販促物を作るときに覚えておきたい「40-40-20の法則」をお伝えします。

 

【目次】
1.40-40-20の法則とは?
2.デザイナーに頼むときは、徹底して「ターゲット」と「商品価値」を伝えよう
3.まとめ

40-40-20の法則とは?

「40-40-20の法則」とは、ダイレクトマーケティング研究で有名な、エド・バーネットが提唱している原理です。

 

広告の反応を左右する要因を「ターゲット」「商品価値」「デザイン」の3つに分けて、それぞれがどれだけ影響を与えるかを表したものです。

 

 

広告の反応を左右する要因と影響力の割合は以下の通りです。

 

■ターゲットが40%
■商品価値が40%
■デザインが20%

 

 

つまり、「誰に何を伝えるか」をしっかり定められるかどうかで、広告効果の8割が決まってしまうのです。

 

上記の図のように、集客を100人から200人に増やそうとしたとしても、デザインが与える影響はそれほど大きくはありません。

 

どのようなデザインで伝えるかは大事ですが、ターゲット設定がずれてしまえば、誰の心も惹きつけることはできません。

 

最初にターゲット選定を行った時点で、広告効果の4割が決まるといえます。

 

また、商品の魅力と特典(割引やおまけなど)の付加価値を足し合わせた「商品価値」がどれくらいあるかで、さらに4割の効果が決まってしまうのです。

 

つまり、広告の効果は企画段階で8割方が決まっているのです。

 

ターゲットと商品価値をしっかり考えておかないと、デザインでいくらテコ入れをしようとしても、効果を上げるのは困難になってしまいます。

デザイナーに頼むときは、徹底して「ターゲット」と「商品価値」を伝えよう

「40-40-20の法則」で重要なことは、とにかくターゲットと商品価値が大事なんだということを理解しておくことです。

 

「広告のデザイナーはプロだから、デザインはすべてお任せしている」ということありませんか。

 

効果が出なかった時は「デザイナーのセンスが悪いんだ」ですませた人も、少なからずいるのではないのでしょうか。

 

しかし、40-40-20の法則にそって考えると、この「何も伝えずにお任せ」した時点で、広告効果の8割を失ってしまっているのです。

 

広告の効果を悪くしているのは、発注者である商品担当者や経営者自身なのです。

 

「想い」を形にするのがプロのデザイナーの仕事です。

 

その「想い」、つまりターゲットや商品価値などを伝えなければ、デザインをする人も「とりあえずかっこよく仕上げて納得してもらおう」ということになりかねません。

 

デザイナーに依頼をするときは、ターゲットはこんな人、あんな人、何歳で、男性・女性で、子供が10歳くらいで…など、顧客イメージを徹底的に伝えることが大切です。

 

広告の効果が出なかった時は、まずは「ターゲット設定と商品価値アピールが足りなかったのではないか」と考えるようにしましょう。

まとめ

デザイナーがかっこいい広告を作ってくれると、それだけで嬉しくなり満足してしまうこともあるかと思います。

 

しかし、あくまでも効果を左右する要因は「ターゲットが40%」「商品価値が40%」「デザインが20%」です。

 

そして、「デザイナーに依頼する時点で、すでに広告効果の8割が決まっている」ということを忘れずに。

 

企画段階のターゲット設定と商品価値の検討に十分な時間を費やすことが、効果アップには重要なのです。

 

準備に手間暇をかけてこそ、広告の効果も高まります。

 

ぜひ常に「40-40-20の法則」を念頭に置いて、企画に時間を割いていただければと思います。

関連資料

「自社商材の売りとターゲットを確認する方法」をまとめた資料(PDF)もございます。

 

下記画像をクリックしてダウンロードし、ぜひ広告内容を考える際の参考にお使いください。

 

exceltemp

 
 

■おすすめの関連コラム

  1. 与えたい印象別 配色のポイント8選

    チラシやHPなどのデザインをする際、色の効果のツボを押さえることで、相手に与える印象は大きく変わ...
  2. 色の持つイメージが与える効果と心理的効果のあるチラシデザインとは

    色の持つイメージが人の心理に与える効果は、科学的には十分に解明されていません。しかし、さまざまな...
  3. 世代別の特徴を押さえて、消費のツボを見定めよう

    バブル世代やさとり(ゆとり)世代などといった、大まかな世代カテゴリーがある事は、みなさんご存知だ...
  4. マーケティング4.0とは?自己実現欲求を満たす販売方法を考える

    マーケティングの大家、フィリップ・コトラーが2017年ごろから提唱している「マーケティング4.0...
  5. 紙媒体広告だからこそ出来る!紙媒体広告の活用方法・メリット

    「もう紙メディアの広告は古い」と思われる方も多いでしょう。しかし本当にそうでしょうか。...
  6. 広告・集客効果がアップする心理術7選

    集客効果を高めるために、特に重要な7つの心理術を集めました。広告や販売促進の企画をする際に、これ...
  7. 【初級編】広告の費用対効果に関する考え方
    広告は徹底して2種類の「CPA」で選べ

    広告の手法はWEB、紙媒体、TVCM、看板、チラシなど、選択肢が多すぎて悩んでしまったご経験はご...
  8. 「PASONAの法則」
    売れる広告作成に使える基本法則①

    チラシの内容を考える際に、どのように進めればいいのか悩んだことはありませんか?広告作成にも様々な...
  9. レスポンス広告を学びたい方におススメの7冊

    レスポンス広告による集客・販促技術を学ぶのにおススメの本をご紹介します。必ず役に立つと思いますの...
  10. AIDMAとAIDAなど消費者行動モデルの使い分け

    消費者が広告を見てからものを買うまでのプロセスとして有名な「AIDMAの法則」。それによく似た「...
  11. セールスコピーは、
    「顧客利益」から始めなければ伝わらない

    人が1つの広告に関心を向ける時間は1秒あるかないか。短い時間であなたの商品の良さを知ってもらうた...
  12. 売上アップのために「イメージ広告」と「レスポンス広告」のポイントを押さえよう!

    企業名や商品名の認知度や評価を上げるために、販促担当者や経営者の皆さんは、何かしらの広告を活用す...
  13. 販売促進(販促活動)を促すための広告・販促・営業、3つの役割

    販売促進とはなんでしょうか?まずは定義を整理しましょう。...

PAGE NAVI

The following two tabs change content below.
川上辰夫
株式会社地域新聞社マーケティング部 「販促の大学」の企画責任者。 2011年に入社し、広告の営業として千葉県柏市内を担当。 2015年に発足した広告効果プロジェクトを通して、社内の広告力提案向上のための社員向け勉強会を企画。そのプロジェクトでの経験を生かし、「販促の大学」の立ち上げを行った。

続きを読む
記事を検索

お悩み別記事一覧

広告のコト

チラシの反響を上げたい一覧を見る閉じる
販促方法をもっと知りたい一覧を見る閉じる
広告全般について知りたい一覧を見る閉じる
広告作成のテンプレートを知りたい一覧を見る閉じる
WEB集客について一覧を見る閉じる
プロデザイナーのこだわり一覧を見る閉じる
DMに知りたいこと一覧を見る閉じる
販促計画を立てたい一覧を見る閉じる
広告理論や心理を学びたい一覧を見る閉じる
セールスコピーのヒント一覧を見る閉じる
メールマーケティングについて知りたい一覧を見る閉じる
漫画広告について一覧を見る閉じる

経営のコト

リピーターを増やしたい一覧を見る閉じる
他のお店の事例を知りたい一覧を見る閉じる
経営全般について知りたい一覧を見る閉じる
経営のコネタ一覧を見る閉じる
顧客管理方法について知りたい一覧を見る閉じる
新規を増やしたい一覧を見る閉じる
補助金について一覧を見る閉じる
市場調査データを知りたい一覧を見る閉じる
マーケティング全般について知りたい一覧を見る閉じる
人材について知りたい一覧を見る閉じる
営業力を高めたい一覧を見る閉じる
業界研究一覧を見る閉じる
ブランディングを学びたい一覧を見る閉じる

商圏のコト

セミナー開催情報
第10回 船橋ビジネス交流会
日程:2019年5月23日(木)
時間:18時30分~20時30分 (18時10分から受付開始)
参加費:2,000円(税込) ※軽食・ドリンク付き
対象者:経営者、個人事業主、決裁権のある役職の方
定員:先着30名
2017年11月より「ビジネス交流会 in 船橋」を地域新聞社主催にて開催しております。ビジネスの発展・成功には幅広いネットワークが欠かせません。人脈作りや情報共有、ビジネスチャンス拡大の場としてぜひ参加してみませんか?
  • レスポンス広告を学びたい方におススメの7冊
    レスポンス広告による集客・販促技術を学ぶのにおススメの本をご紹介します。必ず役に立つと思いますので、ぜひご一読ください。
  • 広告漫画って実際どうなの?制作事例&お客様の声
    広告とは難儀なもので、お客様(広告主)が欲しいのは集客増などの目に見える結果なのに対し、私たちがご用意できるのは広告そのものだけ。もちろんお客様のお役に立つべく最大限の努力はしますが、決してその効果を数字でお約束することはできません。それでも私は広告漫画の力を信じて全力で制作していますし、ありがたいことにその結果としてお客様からご満足や感謝の声を頂いております。今回は具体的な制作事例とお客様の声をいくつかご紹介させていただきます。
  • 儲かっている会社の広告宣伝費って、売上の何%?(スト…
    「業種別・業界別広告宣伝費(販促費)の売上比率・割合の平均」(https://hansokunodaigaku.com/koukoku_post/1414/)では、広告宣伝費の予算の立て方について、各業種・業界の一般的な売上に対する広告宣伝費の割合を参考にしながら予算を立てる方法の有効性についてお話ししました。 今回は「儲かっている会社の広告宣伝費って、売上の何%?」の広告戦略編として、ストーリー性のある広告戦略についてご説明します。
  • 2018年8月の販促計画を立てるときのポイント
    8月には夏休みがあり、家族で行動するイベントが多い月。俗にニッパチといわれ、消費が落ち込む時期というイメージが強い月ですが、実は月の教養娯楽費は年間第1位。食料費については第2位であり、家族で集まって食事をとる機会が多いため、消費額も上がっていると考えられます。花火大会・夏祭りなどの夏ならではのイベントはもちろん、旅行・プール・山・海などのレジャーが活発になる時期でもあります。夏休みを利用して家族で外出する機会が増えるので、家族で楽しめるイベントを企画した集客がおすすめです。イベントの準備には時間がかかるので、遅くとも1か月前には販促計画を立てましょう。月間の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、ぜひご参考にしていただければと思います。
  • 商品キャッチコピー(フレーズ)作成に必要な手順と6つ…
    お店や商品サービスの紹介に欠かせないのが「商品コピー」。商品の特長を表す大事な要素ですが、これを考えるのに苦心することはありませんか?売れる商品コピーをすぐに作れる天才は、多くいるわけではありません。ただ、私のような普通の人でも、そこそこ良いコピーを作るための「手順」や「技術」はあります。今回はキャッチコピーの質を高めるのに大切な「手順」と6つの「技術」をお伝えします。
続きを読む
チラシのお届け方法をお探しの方へ
集客や販促方法でお悩みの方へ 販促に関する無料相談実施中! 地域情報に詳しい担当が、御社にご訪問して集客課題を伺います!詳しくはこちら
CRMって何?クロスセル?気になるワードをチェック!販売促進に関する用語集
お役立ち資料 開くお役立ち資料 閉じる
PAGE TOP