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日本が世界に誇るエンターテインメント『漫画』。その存在は娯楽としての消費にとどまらず、日常の様々な場面で活用されています。『広告漫画』もその一つ。
広告漫画にはどんなメリットがあり、どのように利用すればより効果を発揮することができるのか。
元広告営業で、現在は広告漫画を中心に漫画の企画・制作を行っている漫画家が、事例を交えて広告漫画の魅力をお伝えするシリーズです。
【目次】
1.そもそも広告漫画って?
2.効果その1 広告漫画は目立つ!
3.効果その2 広告漫画はわかりやすい!
4.効果その3 広告漫画はおもしろい!
5.まとめ
現代の日本に生まれ育って、一度も漫画に触れることなく大人になった人はいないでしょう。そんな皆が慣れ親しんだ漫画を、広告に利用したもの──それが広告漫画です。
といっても、広告用語としてそういう決まった言葉があるわけではないんですけどね。やっていることは同じでも、『漫画広告』と呼ばれることもあるし、漫画の表記も『マンガ』だったり『まんが』だったり、さまざまです。(一応私はプロの広告漫画家として「漫画の形式を取った広告」ではなく、「広告機能のある漫画」の制作を心がけておりますので、本記事では『広告漫画』と表記を統一させていただきますね)
様々な企業が広告漫画を利用していますが、広告である以上そこに継続性が求められることはあまりありません。なので「広告漫画といえばコレ!」とイメージしていただける作品はなかなか無いのですが、私がよく例として挙げるのは進研ゼミ(株式会社ベネッセコーポレーション)のDMに同封される漫画小冊子です。あとは現在3、40代で青春時代に少女漫画誌を読んでいた方は、日本ペン習字研究会の『日ペンの美子ちゃん』なんかもご存知かもしれませんね。
一口に広告漫画といっても、掲載媒体やスペースにより、その形態はさまざまです。けれど適切に使われていれば、どんな状態でもつい読んでしまうのが漫画の魅力。そこで語られる商品・サービスの内容に関わらず、「漫画である」というだけで見た人に訴求できるコンテンツが広告漫画なのです。
そんな広告漫画にはメリットがたくさんありますが、とにかくこの3つは外せない!という3大効果をご紹介します。
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絵とせりふで読む人を一瞬で引き込むことができる漫画のインパクトは絶大です。どんなにいい内容の広告でも、お客様の目に留まらなければ訴求力は発揮できません。その最も重要なファーストステップを、漫画はあっさりとクリアすることができるのです。
また広告漫画自体はそれほど目新しい手法ではありませんが、どこの広告代理店・制作会社でも提案できる方法というわけではありません。他がやっていないところに広告漫画が掲載されれば、より目立って注目を集めることができます。
言葉による説明だけではよくわからなかったことが、絵や図で見ると理解できるということはよくあります。そのために一般の広告でも写真やイラストを利用するわけですが、漫画はビジュアルで見せるのと「同時に」せりふという文章でも伝えられるので、より伝える力が強いのです。
また「比喩表現」や「物のキャラクター化」など、漫画ならではのアプローチで興味を持ってもらう方法もあります。
漫画にはストーリーがあります。キャラクター同士の掛け合いや、起承転結がある展開を通してテーマを伝えていくので、文章だけで説明するよりも楽しく読んでもらうことができます。また「笑い」「ユーモア」という意味でのおもしろさも漫画の得意分野なので、ぜひ取り入れましょう。
おもしろさは広告として伝えたい情報と共に相手に印象付けられます。コマ割りや吹き出しで「漫画っぽく」するだけではなく、読み物としておもしろいものを目指して制作することが重要です。
目立つ、わかりやすい、おもしろい。
このように広告漫画には、他の広告手法にはないメリットがあり効果が期待できます。ただし強力なコンテンツゆえに、「とりあえず広告漫画で」と安易に使うと思わぬ失敗が起こることも。展開する際はぜひ信頼できる広告漫画のパートナーを見つけることをオススメします。
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