【業界研究】リフォーム業界のトレンド情報 〜2020年調査版〜

公開

ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。

 

今回はリフォーム業界の現状と今後の見通しについて、「販促の大学」を運営している地域新聞社に2020年4月に入社した新卒社員が調査しました。おすすめの販促方法もご紹介しますので、リフォーム業界の方も、それ以外の業界の方も、ぜひご一読ください。

 

【目次】
1.リフォーム業界とは
2.リフォームの種類
3.リフォーム業界の市場規模
4.市場動向
5.トップ企業
6.リフォーム業界の繁忙期と閑散期
7.広告が必要な時期
8.主な販促手段
9.求人が必要な時期
10.まとめ

 

【業界研究】リフォーム業界のトレンド情報 〜2024年調査版〜はこちら

【無料ダウンロード】ポスティング・チラシ折込 1回あたりの平均配布枚数調査データ

(参考記事)

リフォーム業界とは

総務省によると、リフォームとは「住宅の増改築、改修、模様替え」を指し、「浴室などの設備の改修、壁紙の張り替え、屋根や壁の改修、耐震改修、窓の断熱工事」などもリフォームに含まれます。このような作業を取り扱う企業で構成されているのがリフォーム業界です。

 

リフォームと似た言葉にリノベーションがありますが、リノベーションとは「中古住宅を現代のライフスタイルに合った住まいによみがえらせること」を指します。

 

リフォームの種類

◆戸建てリフォーム
戸建て住宅の場合、水回りのリフォームやエクステリア、耐震リフォーム、省エネリフォーム、バリアフリーリフォームなどさまざまな改修が可能です。

 

◆マンションリフォーム
マンションのリフォームは戸建て住宅のリフォームと比べ、より細かなルールがあります。一般的にマンションには共用部分と専有部分が存在しますが、リフォーム可能なのは区分所有法で定められた専有部分に限ります。

 

リフォーム業界の市場規模

リフォーム業界の市場規模は、2019年度で6兆4955億円となっています(前年度比4.5%増)。

 

なお、2020年の住宅リフォーム市場規模は、消費税増税後の反動減の影響を受ける1年となるほか、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、約6.2~6.4兆円で推移するものと予測されています。

 

(出典:株式会社矢野経済研究所のデータをもとに作成)

 

市場動向

国の住宅政策の方向性を示す「住生活基本計画」によると、リフォーム市場規模を2025年に12兆円まで拡大させる計画となっています。

 

現在、総住宅数(住宅ストック)が総世帯数を上回っており、空き家問題なども生じています。人口減少・少子高齢化の進行とともに新築住宅の売上は減少傾向にあるため、今後さらなるリフォーム業界の拡大が予想されます。

 

トップ企業

企業名 売上高 (単位:億円) 対前年比 (%)
積水ハウス 1414.2  103
住友不動産 1243.0  102
大和ハウス  1145.0 103
積水化学工業 950.0 100
住友林業 703.2 106
ミサワホーム 671.0 101
旭化成リフォーム 583.0 105
パナソニックホームズ 524.0 99
エディオン 482.6 110
三井不動産 467.7 95

(出典:「リフォーム産業新聞2019年度版」をもとに作成)

 

リフォーム業界の繁忙期と閑散期

◆繁忙期
リフォーム業界の繁忙期は11月頃〜3月末。年末や年度末の時期に需要が高まり、繁忙期となります。例年の傾向として、「年内にリフォームをしてきれいな家で新年を迎えたい」という人が多いようです。また、年度末の決算期には、公共事業などの需要が高いといわれています。

 

◆閑散期
閑散期は、それ以外の時期です。リフォーム業界は1年を通して比較的需要が安定していますが、5月〜7月の時期が最も落ち込むといわれています。

 

広告が必要な時期

5月 ゴールデンウィーク中のイベント、相談会の告知

8月 お盆の需要

11月〜12月 年末の需要

3月 年度末の需要や新生活に向けて

 

特に、リフォーム業界の最大の繁忙期である12月や3月に向けての販促には最も力を入れるべきです。

主な販促手段

主な販促手段としてはDM送付、チラシ折込、予告広告、ホームページ(SEO対策)、リフォームマッチングサイトなどがあります。

また、住居の種類によって情報の入手先が異なり、

 ・戸建て・マンション共にイメージ情報の収集は「インターネット」が多い
 ・戸建てでは業者情報収集では特に「いつも工事を依頼している業者」をよく利用している
 ・マンションでは戸建てよりも「インターネット」をいずれの情報収集時も多く利用している

という特徴があります。

【リフォーム情報の入手先(複数回答)】

 

 

(出典:住宅リフォーム推進協会のデータをもとに作成)

 

消費者は実際に問い合わせなどの行動を起こす前に、情報収集・他社との比較を行います。そのため、消費者に情報を伝える方法は、消費者の属性や、住居の種類に合わせて考慮することが必要となります。

まとめ

リフォーム業界2020年調査版は、いかがでしたでしょうか。業界のトレンドを把握することで、商売繁盛につながる次の一手を生み出すきっかけになればと思います。

 

その他の業界についてもご紹介しますので、ぜひご参考にしてみてください。

【無料ダウンロード】ポスティング・チラシ折込 1回あたりの平均配布枚数調査データ

【参考資料・出典情報(2020/5/11閲覧)】
・総務省 「平成25年住生活総合調査 調査票」
・一般社団法人リフォーム推進協議会 http://www.j-reform.com
・一般社団法人リノベーション協議会 https://www.renovation.or.jp/renovation/about/
・株式会社矢野経済研究所

「2018年の住宅リフォーム市場規模は6.2兆円、2019年は6.5兆円を予測~異業種からの参入により競争環境は激化~」https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2177

「2019年の住宅リフォーム市場規模は前年比4.5%増の6.5兆円に」https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2386

・リフォーム産業新聞住宅リフォーム売上ランキング https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/16333.php
・リフォームに良い時期・季節 https://リフォーム費用の相場.com/category3/entry66.html
・一般社団法人住宅リフォーム推進協会 http://www.j-reform.com/publish/pdf/internet-H30-houkoku.pdf

 
 

■おすすめの関連コラム

  1. 【業界研究】介護業界のトレンド情報 〜2024年調査版〜

    高齢化に伴い注目され続けている「介護業界」。 参入を考えている方は、現在の動向や将来性について...
  2. 【業界研究】リフォーム業界のトレンド情報 〜2024年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回はリフォ...
  3. 【業界研究】不動産業界のトレンド情報 〜2024年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回は不動産業界...
  4. 【業界研究】フィットネスジム業界のトレンド情報~2023年調査版~

    ユーザーの健康促進や体力作りをサポートする「フィットネスジム業界」。 参入してみたはいいも...
  5. 【業界研究】葬儀業界のトレンド情報 〜2023年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回は葬儀業...
  6. 【業界研究】整骨業界のトレンド情報 〜2023年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回は整骨業...
  7. 【業界研究】リフォーム業界のトレンド情報~2021年調査版~

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回はリフォーム業界...
  8. 【業界研究】飲食業界のトレンド情報~2021年調査版~

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は飲食業界の現状...
  9. 【業界研究】学習塾業界のトレンド情報~2023年調査版~

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回は学習塾業界...
  10. 【業界研究】葬儀業界のトレンド情報 〜2020年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は葬儀業界の現状...
  11. 【業界研究】飲食業界のトレンド情報 〜2022年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 そこで今回は...
  12. 【業界研究】美容(美容院)業界のトレンド情報 〜2022年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は美容(美容院)...
  13. 【業界研究】不動産業界のトレンド情報 〜2020年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は不動産業界の現...
  14. 【業界研究】整骨業界のトレンド情報 〜2020年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は整骨業界の現状...
  15. 【業界研究】外壁塗装業界のトレンド情報 〜2020年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は外壁塗装業界の...
  16. 【業界研究】飲食業界のトレンド情報 〜2019年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は飲食業界の現状...
  17. 【業界研究】医療業界のトレンド情報 〜2019年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は医療業界の現状...
  18. 【業界研究】リフォーム業界のトレンド情報 〜2019年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回はリフォーム業界...
  19. 【業界研究】飲食業界のトレンド情報
    〜2018年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は飲食業界の現状...
  20. 【業界研究】不動産業界のトレンド情報
    ~2018年調査版~

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回は不動産業界...
  21. 【業界研究】求人業界のトレンド情報
    〜2018年調査版〜

    ビジネスで最適な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回は各業界の求...
  22. 【業界研究】美容理容業界のトレンド情報
    ~2018年調査版~

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。 今回は美容理容業...
  23. 【業界研究】学習塾業界のトレンド情報
    〜2018年調査版〜

    ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。今回は学習塾業界の現...

PAGE NAVI

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • カスタマージャーニーとは?新モデル「ORACAS(オ…
    近年カスタマージャーニーの視点が、店舗や企業の販促で注目されてきていますので、経営者や販促担当者は、耳にしたことがあると思います。 一方、カスタマージャーニーは抽象的で、具体的にどのように販促に活かしていけばよいのか、分かりにくい点もあるでしょう。 そこで今回は、カスタマージャーニーの概要とともに、カスタマージャーニーの考え方を実践する販促方法のひとつとして、新モデルORACAS(オラカス)に基づく販促計画を紹介します。 この記事を読むことで、現在の消費者行動に合った販促のヒントを得ことができるはずです。
  • 新規からリピーター集客まで!クーポン作成と活用5つの…
    ウェブやSNSで電子クーポンを発行する店舗が増えています。電子クーポンは紙クーポンよりも手軽に発行できるメリットがある一方で、中には登録の煩わしさや過度のお知らせ、個人情報に関する不安もあり、あえて利用しない方もいるので、デメリットもあります。 一方で、折込みチラシや情報誌等の紙媒体を活用したクーポンは、「事前準備がかかる」、「一度発行してしまうと修正は難しい」、という声はあるものの、特に地域密着型の実店舗では、クーポンを利用してセールやイベント、キャンペーンを告知することで継続的に売上を伸ばすことが可能です。 今回は、販促担当者のみなさんのために、効果的なクーポンの作成と、活用のポイントをまとめましたので、ぜひご参考ください。
  • 地域新聞社の裏側を公開 ~自己紹介型の名刺について~
    どこの会社にも独自の社内制度やユニークな取り組みがありますよね。今回は地域新聞社が取り入れている自己紹介型の名刺についてご紹介します。名刺を上手く活用して、しっかりと企業アピールや自己PRを行いましょう。
  • あなたはどのタイプ?経営タイプを戦国武将にたとえると
    経営者には歴史好きが多く、歴史関連の書籍を愛読し、歴史上の人物が残した名言を座右の銘や経営指針にしたり、スピーチをするときに引用したりする方が大勢います。 「歴史上の人物に学ぶ」「戦国武将に学ぶ」といったテーマの経営者向けセミナー根強い人気を誇っていますよね。今回は歴史ビギナーの方にも分かりやすいように、経営者のタイプを戦国時代の代表的な武将「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の3つに分類。 それぞれの傾向と最適な経営方法ついて、ご紹介します。
  • 売上をあげるための顧客リストを育てよう
    顧客リストについて、有名なエピソードを2つご紹介します。 最初は江戸時代のある呉服屋の話。その呉服屋は火事になった時、火の粉が迫り来る中、まず顧客台帳(顧客リスト)を井戸に投げ込んでから逃げました。そして火事が収まった後、顧客台帳を井戸から引き上げ、それを基にして商売を再開したのです。 また、アンドリュー・カーネギー(米国実業家、鉄鋼王。1919年没)は、「私の全ての財産を持っていってもかまわない。ただし、顧客リストだけは残しておいてくれ。そうすれば、私はすぐに今の財産を築いてみせる」という言葉を残しています。 この2つのエピソードは、顧客リストがあれば、事業がどのような状況に陥っても再起を図ることができるということを示唆しています。 他にも、“顧客リストは、あなたの貴重な財産で、育てるべきである”という言葉もあります。顧客リストを育てることができれば、好調な時でもさらなる売上をあげられるということだと思います。 しかし事業経営において、顧客リストを重要なアイテムだときちんと認識して、作成・管理・活用している会社は、意外と少ないのではないでしょうか?
PAGE TOP