【業界研究】飲食業界のトレンド情報
〜2018年調査版〜

ビジネスで適切な判断を下し続けるには、業界のトレンドをつかむことが重要です。

 

今回は飲食業界の現状と今後の見通しについて、地域新聞社のマーケティング部と、同社2018年4月入社の新卒社員が共同で調査しました。

 

おすすめの販促方法もご紹介しますので、飲食業界の方も、それ以外の業界の方も、ぜひご一読ください。

 

【目次】
⒈ 市場規模はどうなっている?
⒉ 業界動向
⒊ 繁忙期は、いつ?
⒋ 閑散期は、いつ?
⒌ フランチャイズシステムについて
⒍ 直営店システムについて
⒎ 求人が必要な時期は?
⒏ おすすめの販促手段
⒐ まとめ
⒑ 参考資料

市場規模はどうなっている?

2017年は10 月の台風などによる天候不順で伸び率が縮小したものの、 大手飲食チェーンの売上増や訪日外国人の増と法人交際費の増などにより、前年並の売上である25 兆 4,169 億円(前年比 0.1%増加)と堅調に推移しました。

業界動向

飲食業界は大きく分けて、営業給食(ファストフードやレストラン、宿泊施設など)、集団給食(学校給食や社員食堂など)、料飲主体部門(喫茶店や居酒屋など)の三つに分類されます。

 

営業給食の2017年の売上は16 兆 9,622 億円で全体の66.7%を占めますが、そのうちファストフードなどの飲食店は13 兆 8,767 億円で54.6%を占め、飲食業界の実に半数 以上を占めています。
しかしながら、パブレストラン、居酒屋は前年を下回り、5 兆 650 億円で19.9%(前年比2.4%減)となりました。これは若年層のアルコール離れ(2015年の20代の飲酒習慣者の割合は9.4%)や家で飲む(宅飲み)者が増えたことが一因と考えられます。

繁忙期は、いつ?

忘年会や歓送迎会など季節のイベントで焼肉屋や居酒屋を利用する機会が多く、ボーナスシーズンにも利用が増えます。

閑散期は、いつ?

繁忙期とは反対に、季節のイベントがない時期の落ち込みや、年末年始やボーナスの散財による反動は大きいです。

なかでも2月と8月は閑散期の代名詞として通称「ニッパチ」ともいわれますが、近年はお盆休みのある8月はそこまでの影響はなく、むしろ書き入れ時でもあるため、実際には1月中旬〜2月が閑散期といえるでしょう。

フランチャイズシステムについて

フランチャイザー(本部)に加盟するフランチャイジー(加盟店)に対して、商品の仕入れ先や仕入れ方法、商品管理のシステム、販売促進活動など、その事業におけるビジネスのノウハウを提供するもので、その対価としてフランチャイジーはロイヤリティなどの費用を支払います。メリットは確立されたブランドを使用し、経営ができることです。

直営店システムについて

フランチャイザーが出資をして開業した店舗を指し、レギュラーチェーンとも呼ばれます。運営を本部の社員で行うのが特徴です。メリットは、直営店では本部が様々なテストを行えることです。

 

求人が必要な時期は?

飲食店は一般的に言って、学生のアルバイトを雇っていることが多いです。そうした場合、新生活や就職活動が始まる1〜3月になると、アルバイトが一斉に辞めてしまう可能性が大きくなります。サービスの質を一定に保つためにも、普段から従業員と十分にコミュニケーションをとり、必要ならば少し早めに求人をかけておくと良いでしょう。

またパートを雇いたいと考えている場合には、パートの求職者が増える4〜5月や9〜11月に求人をするのが良いとされます。この時期には学校が始まり、子どもの手が離れることが要因です。

おすすめの販促手段

飲食店の販促には欠かせないといっても過言では無いのが、視覚に訴えて魅力を伝える販促手段。具体的には、効果的な写真を撮影して広告に利用したり、店頭のディスプレイに食品サンプルを用いたりします。

WEBを活用する際に効果的なのは、業種集合サイトへの登録や自社ホームページの強化を行い、エリア×キーワード(例:千葉×ラーメンなど)で検索した際に表示される順位を上げ、より多くの人にお店の情報を見ていただけるようにすることです。

また若年層へのアプローチとして、SNSを利用した販促も考えられます。しかしSNSは、年齢層によって利用するものにばらつきが見られるため、それらの特徴をつかんだ上でうまく活用する必要があります。

商圏が比較的限定される場合などは、紙媒体を使っての販促も十分効果的です。具体的には新聞への折り込みや地域情報紙への広告掲載、チラシのポスティング配布などを活用します。新規顧客へのアプローチとリピーター獲得のためのアプローチを合わせて効果的に行うことで、[新規顧客獲得のためへの販促→新規顧客獲得→新規顧客をリピーターに繋げる販促→リピーター獲得→経営の安定]という良い流れを生み出すことができます。

時季に合わせた、広告打ち出しについて

飲食店に限らず、販促をする際には、季節の行事や客数の変化をしっかりと捉えて取り組む必要があります。また、一般的に考えられているシーズンイベントだけでなく、地域に根ざした独自の情報も仕入れておくと、より良い販促ができます。例えば、地域のお祭りや地域のショッピングモールで開催されるイベントなどの少し前に、チラシ広告やSNSなどを駆使し、アプローチを行っておくと効果的です。

他には繁忙期の間に、数ヶ月後に来るであろう閑散期に向けて、来店してくれたお客様をリピーターにするためのアプローチをしておくことも大変効果的です。具体的には、LINE@のお友達獲得のための取り組みやDMの送付、SNSのフォローを促したりすると良いでしょう。

 

 

まとめ

飲食業界2018年調査版は、いかがでしたでしょうか。業界のトレンドを把握することで、商売繁盛に繋がる次の一手を生み出すきっかけになればと思います。

 

その他の業界についてもご紹介しますので、ぜひご参考にしてみてください。

 

参考資料・出典情報

【一般社団法人 日本フードサービス 「日本フードサービス協会会員社による 外食産業市場動向調査 平成29年(2017年)年間結果報告」】2018年5月15日参照
http://www.jfnet.or.jp/files/nenkandata-2017.pdf

 

【一般社団法人 日本フードサービス 「平成 28年外食産業市場規模推計について」】2018年5月15日参照
http://anan-zaidan.or.jp/data/2017-1-1.pdf

【厚生労働省 国民健康・栄養調査 「第71表 飲酒習慣者の割合の年次推移 (性・年齢階級別)」】2018年5月16日参照
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000031666359&fileKind=0

 

【シラソン知らないと損するパートの疑問 「どんな時期にパートを探すべき?ある特定時期に的を絞る】2018年5月16日参照
https://www.e-aidem.com/clp/part/sirason/entry/2016/11/07/120050

【Foodist 食の世界をつなぐwebマガジン 「飲食店の大敵「ニッパチ」。2月の閑散期を乗り切るために、今やるべき3つの対策」】2018年5月15日参照
https://www.inshokuten.com/foodist/article/4210/

【飲食店経営の繁盛を応援する HANJOTOWN 「飲食店の季節別売上傾向を把握しよう」】2018年5月15日参照
http://tenpo.casio.jp/column/detail121.html

 

【株式会社プラスワンマインド 「フランチャイズとレギュラーチェーン(直営店)の違い」】2018年5月16日参照
http://plus1mind.net/cpu/column/theme01/column03.php

 
 

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