金村 勇秀(詳しいプロフィールを見る)
金村 勇秀の最新記事 (記事一覧を見る)
- 飲食店におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)について考える! - 2021年2月12日
- 自動車業界の方必見!自動車業界の課題と解決方法とは!? - 2021年2月2日
- 自動車業界の方必見!自動車業界のトレンドと今後の動向に迫る! - 2021年1月26日
2020年は新型コロナウイルス感染症が終息する見通しが立たず、「withコロナ」での年末年始商戦となります。
このような状況で店舗が新規顧客を獲得するには、現在の状況から商戦の動向を予想し、対策を取ることが必要です。
今回は、withコロナにおける年末年始商戦の動向を整理し、新規顧客を獲得する方法を紹介します。
【目次】
1.コロナにおける年末年始商戦の特徴とは
2.コロナにおける年末年始商戦で新規顧客を獲得する方法とは
3.まとめ
withコロナでは、感染リスクを減らすために「密」な状態を避けなければならず、例年とは異なる年末年始商戦になることが予想されます。
事業者側が特に意識すべきポイントは、実店舗離れとオンラインへの移行の2点です。
◆実店舗離れ
年末年始の書き入れ時も、実店舗離れが進む可能性があります。
年末年始といえば、百貨店やショッピングセンターなどをはじめとした実店舗では、セールや福袋販売などで混雑するのが通例でした。
しかし、withコロナでは、実店舗に多くの人が集まる状況を避けなければなりません。
実店舗の営業を控える、あるいは営業したとしても、集客人数を抑えたり滞在時間を減らしたりするなどの対策が必要です。
つまり、withコロナでは実店舗での販売だけでなく、通販など他の販売手段への移行が進むことが見込まれるのです。
◆オンラインへの移行
withコロナでの年末年始商戦では、店舗側も顧客側も、オンラインへの関心が高まることが予想されます。
年末は冬のボーナスが支給されたり、プレゼント需要があったりすることから、消費ニーズが高まる時期です。
コロナ禍で例年より購買意欲が落ち込むとしても、一定の需要は発生することが見込まれます。
しかし、先述の通り、実店舗は感染リスクがあるため集客しにくい状況です。
一方、オンラインであれば商品選び、予約、注文、配達依頼、決済などが全てネット上で完結します。
実店舗以外の選択肢として、オンラインの活用がますます注目されるでしょう。
withコロナでは年末年始商戦において、実店舗からオンラインへの移行が進む可能性があります。
そこで新規顧客を獲得するには、販促にオンライン施策を取り入れる必要があります。
◆ECサイトの活用
まずカギになるのが、ECサイトの活用です。
2020年はコロナ禍で外出を控える人が増える中、ECサイトの利用が伸びる動きが見られました。
年末年始商戦は例年混雑することが多く、感染症対策をしていても、実店舗に行くのは不安だと考える消費者は存在します。
そこで確実に売上を確保するためには、ECサイトの積極利用が有効です。
ECサイトの活用を強化すれば、顧客やスタッフの感染リスクを抑えられ、また店舗に来たことのない新規顧客にもネット上でじっくり商品を選んでもらうことができます。
◆ネット発信の強化
ネットでの情報発信も強化しましょう。
実店舗では、通りすがりの新規顧客が店に興味を持って入店する「ふらっと買い」がありますが、年末年始の外出が控えられると、そういった集客パターンは望みにくくなります。
そこで新規顧客に訴求するには、SNSやインターネット広告などを使ったネット配信が有効です。
年末年始には、高額な家具家電やギフト商品などの消費が増える傾向がありますが、特にそういった商品には「感染リスクが心配なので実店舗にはなるべく行きたくないが、商品はじっくり選びたい」というニーズが存在します。
SNSやホームページは写真や動画などで商品の魅力を伝えやすく、また閲覧する際も登録は不要なので、新規顧客の獲得が期待できます。
年末年始商戦といえば、福袋などの目玉商品や目玉企画を用意して大量の顧客を集客するのが通例でしたが、withコロナでは実店舗離れ・ネットへの移行が進む可能性があります。
ECサイトの利用やインターネットでの情報発信は、近年さまざまな方法が生まれ、低コストで可能な方法もあります。
感染症対策を取りながら実店舗で販促することも大切ですが、同時にネットを上手に活用すれば、さらに新規顧客を取り込みやすくなるでしょう。
Copyright © 販促の大学で広告・マーケティング・経営を学ぶ All rights reserved.
powered by 地域新聞社