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美容商品の売り上げを上げるためには?
世の中にたくさんある美容商品。
「これは良い商品だから、ぜひ使ってもらいたい!」とサロンにいろいろと陳列している方もいると思います。しかし、ただ棚に並べただけでは、お客様は購入してくれません。
では、どのようにすれば商品は売れるのでしょうか?
【目次】
1.サロンで美容商品を取り扱う際の鉄則
2.誰でも美容商品を売れるようになる店舗環境の工夫とは?
3.本当に良い商品は頑張って売ろうとしなくても売れていく!
4.まとめ
私は7年間サロンを経営しており、技術売り上げの40%近くの売り上げを美容商品で上げています。ほとんどのサロンでは美容商品が売れない中、なぜこのような高い数字をたたき出すことに成功したのだと思いますか。
今回は、私がサロンで美容商品を取り扱う際の、3つの鉄則を紹介します。
「ちょっと試してみて良かったから」「ブームだから」といった理由で販売する商品を選んではいけません。あなたが良いと思った商品はもちろんですが、できればスタッフ全員が使ってみて「良かった!」と思えた商品を取り扱うようにしてください。
また、良い商品であっても、サロンのコンセプトに合わない商品を取り扱うのはやめましょう。
例えば“無添加”にこだわっているサロンならば、天然成分100%の商品を仕入れるべきでしょう。
お客様は、あなたのこだわりを信用して商品を購入します。たとえ1%でも添加物が含まれていたら、お客様は「裏切られた!」と感じるかもしれません。
お客様には、すぐに結果が出る商品を紹介しましょう。そうした商品は、お客様に喜んでいただける傾向があります。
逆に、すべて使い切っても変化を感じられなかったら、お客様は「悪い商品をすすめられた」と感じてしまいます。特に常連のお客様は、そのサロンに絶大な信頼を寄せています。「良くないものをすすめられた」と思われないためにも、すぐ結果が分かる商品を紹介するようにしましょう。
1回の施術の時間は短くて1時間、長くて5時間ほど。その間、美容師はお客様と様々お話をすることができます。この会話を楽しみに美容室に来られているお客様もいらっしゃるでしょう。
最近はネット通販で商品を購入する人も多いですが、ネットと店販(店舗販売)を比べたら、圧倒的に店販のほうが販売力があります。それは信頼できる美容師が、自分の頭皮・髪に最適な商品をすすめてくれるからです。
スタッフには、技術だけでなく、売り方やセールストークについても勉強してもらいましょう。ただし、すべてのスタッフが上手にセールスができるとは限りません。
だからこそ、オーナーはスタッフが商品をすすめやすいよう、店舗環境を整える必要があります。
商品の良さを知ってもらうための一番手っ取り早い方法は、実際に使ってもらうことです。良い商品であれば、使ってみれば良さが分かるはず。
市販の物よりも良い商品を用意するのはもちろんですが、「他社商品との違い」「使用し続けるとどのような効果があるのか」もしっかり説明してください。効果を実感すれば、お客様は自然と購入してくださいます。
商品の見せ方は大切ですが、芸術性が高すぎると、そもそも“売り物”として認識されないことも。レジ周辺や待合席などのお客様の目に触れやすいところに置いて、売り物であることをアピールしましょう。
この場合、POPを付けるのもかなり有効です。POPがあれば、無理に売り込まなくても、お客様は商品に意識を向けてくれるようになります。興味を示しているお客様がいたら、詳しく説明をして、購入を促しましょう。
サロンにはシャンプー、コンディショナー、トリートメント、ワックスやスプレーなどの整髪剤、育毛剤、ウィッグなど、」様々な商品があります。どれもこれもおすすめしたい気持ちは分かりますが、最初のうちはいろいろ売ろうとするのではなく、一つの商品を売ることに専念しましょう。
まずトリートメントを売りたいと思ったら、売り物と同じ製品を使った施術をおすすめします。実際に商品を体験していただき、お客様の髪の毛をキレイにするのです。
その場で変化を感じられたら、「家でも使いたい」と即決してくれるかもしれませんし、当日購入しなくても、周りの人に「髪、キレイになったわね」と言われたことで、後日改めて買おうと思うかもしれません。
そのためにも、店販で売り上げを伸ばすためには、商品力が高い品を並べる必要があります。
商品は、お客様のことを考えておすすめするのが大前提。
しかし、スタッフ全員が「良い!」と思える商品は、無理におすすめしなくても自然と売れるものです。
美容室はキレイになるための商品の宝庫。美しい髪、肌になっていただきたいという想いを胸に、ぜひいろいろな商品をお客様に提案してあげてください。
・サロンで取り扱う商品は、「スタッフ全員が良いと思える」「結果がすぐにわかる」「お客様に喜んでもらえる」ものにすべき。
・商品はただ店内にディスプレイするのではなく、POPや施術での体験を活用して、実際に効果を実感してもらうべき。
・お客様のことを考えて良い商品を紹介すれば、無理に売ろうとしなくても美容商品は売れていく!
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