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飲食業界に限った話ではありませんが、2月と8月は「ニッパチ」と呼ばれ、他の月と比べると客足が落ち込みやすい月とされています。
飲食店がこの時期を乗り切るためには、来客が減る理由を整理し、対策を立てる必要があります。
本記事では飲食店がニッパチに集客するための方法を紹介します。
【目次】
1.飲食店でニッパチに客足が落ち込む理由
2.ニッパチを乗り切る3つの集客方法
3.まとめ
飲食店がニッパチ対策をするためには、まず来客が減る理由を知ることが大切です。
ここでは3つの理由を紹介します。
◆飲食店需要が減る
飲食店が混み合うのは、宴会が多い年末年始や、外出が増えるゴールデンウイークなどです。
こうした機会があれば飲食店は混み合いますが、2月や8月にはそのようなイベントがあまりありません。
そのため、飲食店の需要が減ってしまうのです。
◆繁忙期の反動が来る
繁忙期の反動が来ることも挙げられます。
年末年始は、宴会が多い他にも、お歳暮やクリスマスプレゼントで出費がかさんだり、お年玉やボーナスで高価な買い物をしたりする時期です。
8月にもお中元やお盆の帰省、旅行など、支出が増える要素がありますが、この時期を過ぎるとイベントが減り、倹約ムードに入っていくのです。
◆人の動きが変わる
人の動きが変わることも理由の1つです。
8月はお盆の連休があるためオフィス街では人の動きが減り、飲食店の利用客も減ることになります。
他の月と比べてニッパチに客足が落ち込みやすい要因があるのは確かですが、打つ手が何もないわけではありません。
ここではニッパチを乗り切るための、3つの集客方法を紹介します。
◆イベントを活用する
1つ目はイベントを活用することです。
例えば、2月には節分やバレンタインデーといったイベントに適した日があり、恵方巻きやスイーツの大きな消費が風物詩になっています。
8月にはお盆や帰省、夏祭り、花火大会などがあり、人の動きが多いのが毎年の恒例です。
こういったイベントがある場合、関連消費も盛り上がります。
飲食店は、バレンタインデーに合わせてスイーツを充実させたり、近隣の夏祭り情報を調べて来客に備えたりすると良いでしょう。
また、2月と8月は寒い日や暑い日が続くことが多いので、「寒い日限定メニュー」など、天候と関連させたサービスを提供するのも効果的です。
◆限定サービスを行う
2つ目は、期間限定のサービスを行うことです。
ニッパチが閑散期になるということは、それだけ人手が余るということでもあり、普段よりも手間をかけたサービスができる可能性があります。
また、来客数が少ない日には思い切って、貸切プランなどを用意するのも良いでしょう。
閑散期はむしろ、普段とは異なる、高付加価値のサービスを行うチャンスでもあります。
このような限定サービスを行うメリットは2つです。
まず、サービスを充実させる代わりに単価を高くすることで、売上が立ちやすくなります。
次に、魅力的なサービスを提供することで、一定の来客数を確保できる可能性があります。
◆ターゲットを変える
3つ目は、ターゲットを変えることです。
店舗によっては、普段は常連客が多く、新規顧客獲得に向けた施策ができていなかったということもあるでしょう。
そういった飲食店にとって、閑散期はチャンスです。
普段よりも来客が少ないからこそ、これまではあまりアプローチできなかった客層をターゲットにすることができます。
例えば成人男性がメイン顧客の店などは、女性やシニア、お子さま連れなど、これまでとは異なる客層にもアプローチしてみましょう。
2月と8月は客足が落ち込みやすい時期ですが、しっかりと対策を取ることで来客を確保し、一定の売上を立てることができます。
イベント情報の収集や限定サービスなどの対策を立てて、集客につなげましょう。
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