【withコロナ】テイクアウト・デリバリーを活用して選ばれる店になる!

公開

withコロナの影響で、店内での飲食が避けられるようになったため、飲食店の活路としてデリバリーやテイクアウトが注目されています。

競合相手は同じ飲食店の他にもコンビニやスーパーなど数多く存在しますので、その中で選ばれる店になるためには価格設定や感染症対策など、さまざまな工夫が必要です。

今回は、デリバリーやテイクアウトを行うにあたって、顧客から選ばれる店になるためのポイントや情報発信の手段について紹介します。

 

【目次】

1.withコロナで選ばれる店になるためのポイント

2.withコロナで活用すべきオンラインチャネル

3.まとめ

 

withコロナで選ばれる店になるためのポイント

withコロナでデリバリーやテイクアウトを行うにあたって、顧客から選ばれる店になるには、価格設定や感染症対策が大切です。

ここではそれぞれのポイントについて解説します。

 

◆付加価値による割安感を演出する

テイクアウトやデリバリーは外食ではなく、いわゆる「中食」というジャンルです。

中食の競合は同じ飲食店だけではありません。

自宅で食べる以上、顧客にはコンビニやスーパー、ファストフード店で買うといった選択肢もあります。

その中で自店舗が選ばれるには、値段以上の付加価値を提供し、顧客に割安感を感じてもらわなければならないのです。

 

外食は特別感もあり、接客サービスを受けられるので高単価でも顧客の納得を得られます。

しかし、テイクアウトやデリバリーでは快適な店内空間や接客サービスを提供できるわけではありません。

そこで勝負するには、例えば、普段はサービスなども含めて高価格帯で営業している飲食店が、商品の質は極力そのままで価格を下げたテイクアウト・デリバリー向け商品を提供し、割安感を演出するという方法が考えられます。

また、デリバリーには「店で食べられる品質のものが家に届く」という付加価値があるので、それを訴求してお得感を演出するのも手段の1つです。

 

◆感染症対策を徹底する

継続的に感染症対策を行うことも欠かせません。

コロナ流行以降、顧客は店内で飲食をするかどうかにかかわらず、店舗が行う感染症対策を気にするようになりました。

特に、店員がマスクを着用する、店内や備品をまめに消毒する、テイクアウトでも密にならない工夫をするといった取り組みは、顧客に選ばれるためには必要不可欠です。

 

◆感染症対策の状況を発信する

感染症対策を実施するだけでなく、その取り組みを広くアピールすることも大切です。

新型コロナが拡大する中、どの店舗もできる限りの感染症対策を行っています。

しかし、顧客にはその対策が見えないために、敬遠されてしまうケースもあるでしょう。

顧客に安心してサービスを利用してもらうために、感染症対策について取り組んでいることをSNSなどで発信しましょう。

withコロナで活用すべきオンラインチャネル

withコロナでは外出の頻度が減るため、オフラインで店舗の情報を得る機会も少なくなります。

そのような中で顧客との関係を維持するためには、オンラインのチャネルを活用することが大切です。

ここでは3つの手段を紹介します。

 

◆自社ホームページ

自社ホームページは、顧客が検索したときに真っ先に目に入るものの一つです。

さまざまなサイトが飲食店情報を発信していますが、最新情報が掲載されていないこともあり、顧客には情報が正確なのかどうか判断ができません。

自社ホームページを定期的に更新すれば、顧客に対して正確かつ最新の情報を提供できるので、安心感につながります。

 

◆飲食店検索サイト

顧客が飲食店情報を調べる上でもう一つの主要な手段が、「食べログ」や「ぐるなび」などの飲食店検索サイトです。

自社ホームページがない場合でも、飲食店検索サイトに充実した情報を掲載することで、顧客にアピールできます。

「Go To Eatキャンペーン」との連携や感染症対策の取り組みを発信することも可能です。

 ※「Go To Eatキャンペーン」は2021年1月5日現在一時停止中です。

 

◆SNS

SNSは、手軽かつ便利なチャネルです。

自社ホームページがなく、飲食店検索サイトの更新が面倒といった場合でも、TwitterやFacebookなどを使えば最新情報を簡単に発信できます。

営業情報や感染症対策、デリバリーメニューなど細かい情報を手早くアナウンスすることもできるので、オンラインチャネルとしては申し分ありません。

まとめ

withコロナにおいて飲食店は店内での飲食サービスの提供がしにくくなっているため、売上を確保ためには、デリバリーやテイクアウトに取り組むことが欠かせない状況です。

多くの競合する店の中から選ばれるためには、付加価値による割安感の演出と、感染症対策の徹底を意識し、さらに情報発信にはオンラインチャネルを有効活用しましょう。

 
 

The following two tabs change content below.
株式会社ベストエフォートマーケティング 代表取締役。 東京理科大学大学院卒業後、外資系企業にてマーケティング職、国内・海外営業職に従事。2011年4月に株式会社ベストエフォートマーケティング代表取締役就任。 “WEBを起点としてビジネスを発展させる”をキーワードに、WEB製作、WEBマーケティング、営業コストを抑えて売り上げを上げていく効率的なマーケティング手法、 営業手法などを提案。海外のグローバル企業、上場企業、中小企業、ベンチャー企業等500社以上の企業の営業マーケティング支援実績。 ホームページ : https://besteffortmarketing.co.jp/ Facebook : https://www.facebook.com/yushukanemura ベストエフォートオフィス船橋(コワーキングスペース): https://besteffortoffice-funabashi.com/

■おすすめの関連コラム

  1. スクール業界の正しい原価率や利益率を知る!料金設定の方法をご紹介

    スクール業界の月謝は、自由に設定できます。しかし、自由に設定できるからこそ、設定した月謝で思うよ...
  2. 【フィットネス業界】理想の利益率と利益を上げるためのポイント

    健康意識が高まっている昨今では、フィットネス業界が注目されています。しかし、「需要はあるのに利益...
  3. 【塗装・リフォーム業界 】利益率の平均と利益向上のポイント

    塗装・リフォーム業界では、利益率が低くなる傾向があります。主な理由としては、価格競争が起きている...
  4. 【業界研究】プログラミングスクール業界のトレンド情報 〜2024年調査版〜

    IT化が加速している現代では、プログラミングの知識は一般的なものになってきています。 多くの社...
  5. 美容室サロンの経営戦略とは?差別化を図って集客をつかむ方法

    美容室サロンは、徹底した経営戦略と差別化を図らなければ集客ができません。 なぜなら、美容室サロ...
  6. 歯科医院に効果的な集客方法とは?成功事例とポイントをご紹介

    厚生労働省による「令和4年医療施設調査・病院報告の概況」によると、東京都の歯科医院数は10,69...
  7. 住宅展示場の集客のポイントとは?おすすめの告知方法やイベント企画

    住宅展示場に全然人が来ない…来場者の購入意欲が低くて成約に繋がらない…来場者がすぐに帰ってしまう...
  8. パーソナルトレーニングジムの集客のポイントとは?成功例をご紹介

    パーソナルトレーニングジムの需要が高まるのとともに、ジムの競争が激化し、集客が大きな課題となって...
  9. イベント集客のポイントとは?具体例や開催の手順をご紹介

    住宅展示場、ショッピングモールなどでイベント集客を目にすることが多いと思います。 イベント集客...
  10. 【2023年】年末年始商戦を勝ち抜く!準備することと成功のポイントとは?

    1年も残りわずかとなったこの頃、気になるのが「年末年始商戦をどうやって勝ち抜くか」ということでは...
  11. 業界別トレンド情報と販売促進・集客のポイント

    新型コロナウイルス感染症の影響で人々の生活が大きく変わり、各業界に大きな影響がありました。 し...
  12. ウィズコロナ時代!販促の見直しポイントとは?

    新型コロナ感染症の影響によりマーケットもお客様の意識も大きく変わりました。 企業の広報担当者・...
  13. 自動車業界の方必見!自動車業界の課題と解決方法とは!?

    自動車業界は「CASE」という用語に象徴されるように、大きな変化の渦中にあり、多くの課題も存在し...
  14. 自動車業界の方必見!自動車業界のトレンドと今後の動向に迫る!

    自動車業界には「CASE」をはじめさまざまな変化が起きています。 自動車業界はメーカーだけでな...
  15. 飲食店の敵、閑散期の「ニッパチ」を乗り切る集客方法とは?

    飲食業界に限った話ではありませんが、2月と8月は「ニッパチ」と呼ばれ、他の月と比べると客足が落ち...
  16. 住宅・不動産・リフォーム業界の方必見!販売促進や集客方法をまとめてご紹介

    住宅・不動産・リフォーム業界は、商品・サービスが高額であり、ライバル企業が多いということもあるの...
  17. ゴールデンウイーク対策!集客にオススメのイベントやサービスをご紹介

    ゴールデンウイークは多くの店舗にとって売上を伸ばすチャンスです。集客に向けて、イベントなどに力を...
  18. 新規顧客獲得にも! 飲食店で導入できる宅配・デリバリーサービスのメリット

    飲食店の宅配・デリバリー市場は拡大を続けており、後押しするように店舗の出前をサポートするデリバリ...
  19. 暑すぎて客足が遠のく…客足を増やす3つの対策とは!?

    猛暑は暑さ対策の商品・サービスにとっては追い風になる一方、暑すぎると人々は外出を控えるので、一部...
  20. 商談イメージ

    ビジネスパーソンは“見た目”“見え方”などの第一印象が重要です。

    ビジネスを展開していく上で、ビジネスパーソンが“見た目”“見え方”を意識するのは非常に重要なこと...
  21. 営業 契約のイメージ画像

    B to Bビジネスにおけるマーケティングと営業の役割の違いについて

    皆さんに改めてお聞きしますが、そもそも“マーケティング”とはいったいどのようなものでしょうか? ...
  22. “メリット”と“ベネフィット”の違いを理解して
    訴求力のあるセールストークをつくりましょう。

    セールスをする際、商品・サービスの“メリット”だけでなく、お客様にとっての“ベネフィット”をきち...
  23. 法人営業における「BANT情報」をうまく活用して成約率を高める方法(実践活用編)

    前回の記事でB to B 営業(法人営業)における営業ヒアリングフレームワーク「BANT情報」に...
  24. 法人営業における「BANT情報」をうまく活用して成約率を高める方法

    法人営業、すなわちB to B営業における案件についての営業ヒアリングフレームワークとして「BA...

PAGE NAVI

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • リファーラルマーケティングを活用・実践してビジネスを…
    ビジネスにリファーラルを活用することには多くのメリットがあります。今回はリファーラルマーケティングについて解説します。リファーラル(referral)とは、「紹介・推薦」という意味です。リファーラルマーケティングとは、「紹介・推薦」をマーケティング戦略として活用・実践することです。
  • 暑すぎて客足が遠のく…客足を増やす3つの対策とは!?
    猛暑は暑さ対策の商品・サービスにとっては追い風になる一方、暑すぎると人々は外出を控えるので、一部のお店では客足が遠のいてしまうこともあります。本記事では、暑すぎが消費者行動に与える影響や、暑い時こそ集客効果を発揮する3つの対策を紹介します。
  • ユニークな社内制度を取り入れて従業員のモチベーション…
    最近では、独自の社内制度やユニークな取り組みを行っている企業が増えてきました。「購入制度」…何かを購入する際に補助金が出る制度 ゲーム制作会社の株式会社レベルファイブでは【ゲーム購入金補助制度】、ソフトウエア開発会社のChatwork株式会社では【最新デバイス購入支援制度】を取り入れています。それぞれ、単純にうれしいのはもちろん、自社製品の開発にも役立つ、一石二鳥の制度ですね。「復帰制度」…退職後、指定年数以内であれば復職できる制度 サイボウズ株式会社には【自分休暇制度】、株式会社croozには【CROOZ号乗船往復チケット】があり、退職した企業に再度戻ることができます。このように、ユニークな社内制度があるというだけで、その企業に興味が湧いてきますよね。また、実際に働いてる従業員も面白い社内制度のおかげで、モチベーションが上がったり働きがいが高まるでしょう。当サイト、販促の大学の運営会社である株式会社地域新聞社では、2008年より「ありがとうカード制度」という取り組みを導入しています(インセンティブ制度の一種)。他にもユニークな制度として、社員の心身のリフレッシュと能力向上を目的とした【カフェテリアプラン】があります。今回は制度導入後10年以上が経過した、「ありがとうカード制度」についてご紹介いたします。
  • SDGs(持続可能な開発目標)とは?企業が取り組む事…
    SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、経済発展と社会的課題の解決の両立を目指す考え方です。 近年、SDGsに対する注目が高まっており、一人一人が意識と行動の変化を求められているものの、まだ十分に理解されているとはいえません。 本記事ではSDGsの意味や背景を解説し、企業側がSDGsを推進するメリットや、企業が取り組む事例を紹介します。
  • 美容業界の方必見!美容業界のトレンドと今後の動向に迫…
    近年、美容業界は市場規模や出店数が緩やかに拡大・増加している一方、サービスが多様化し、競争が激化しているなど変化の最中にあります。 美容業界の経営者や店舗運営の担当者は、業界の現状を知って将来に備えることが大切です。 本記事では美容業界の現在のトレンドと、今後の展望を考えます。
PAGE TOP