駅商圏分析センター ~本八幡駅編~

公開

シリーズ駅商圏分析センター、今回は本八幡駅周辺の分析です。

 

本八幡は「これから人気が出そうな郊外の街ランキング 関東」(株式会社リクルート住まいカンパニー)で第10位にランクインした注目の街です。北口は再開発がほぼ終了し、新しい街並みが広がっています。

 

タワーマンションがそびえ立つ景色は圧巻の一言。本八幡駅はJR総武線と都営新宿線の2路線が乗り入れています。

 

また京成線(京成電鉄本社は本八幡にあります)の八幡駅とも地下連絡通路で結ばれており、実質3路線が利用できます。新宿(JR線・新宿線)へも上野(京成線)へも乗り換えなしでアクセスできるため、都内への通勤・通学にはとても便利。

 

1日の平均乗降客数は112,615人 (JR線・新宿線2016年、京成線2014年、3鉄道合算)。1990年から2016年で見ると新宿線は、約2倍に増加しています(19,880人⇒37,515人)。

 

【目次】
1.円商圏
2.居住人口・人口増減率
3.世帯人員
4.住居
5.収入
6.将来人口
7.昼間人口
8.まとめ

(1) 円商圏

前提として本八幡駅から

① 半径1km圏
② 半径1~2km圏
③ 半径2~3km圏を分析します

※基準値…千葉県平均

 

 

1km圏

 

京成線鬼越駅を含むエリア。本八幡駅北口は、かつては「昔ながらの商店街」という風情でしたが、再開発が完了してすっかりスタイリッシュな街に様変わりしました。駅前は非常に賑やかで、ファッションビルなどの商業ビルが立ち並びます。飲食店は大手のチェーン店だけでなく、個人経営の店が多いのも特徴です。市役所は駅の南側に位置し、買い物の便もよいので住環境は言うことなしです。

 

 

1~2km圏

 

JR総武線下総中山駅、京成線の菅野駅・市川真間駅・京成中山駅が含まれます。エリアの南側には京葉道路市川IC。H30年6月には東京外かく環状道路(東京外環自動車道)、三郷南IC―高谷IC間が開通予定です。東関東自動車道・京葉道路ともつながり、京葉・湾岸地域から埼玉県はもとより、北関東方面へのアクセスがさらに便利になります。

 

 

2~3km圏

 

JR総武線市川駅、京成線の国府台駅・東中山駅、都営新宿線篠崎駅、東京メトロ東西線原木中山駅が含まれるエリア。東側には国の重要文化財、日蓮宗大本山 正中山法華経寺が。最寄りの下総中山駅や京成中山駅からの散策ルートは、歴史・風情を感じさせます。西側は江戸川を越えて東京都江戸川区に入ります。江戸川の河川敷は、多くの野球場やサッカー場が整備され、週末には多くの人でにぎわいます。

(2) 居住人口・人口増減率

 

●年代別人口

 

 

●人口増減率

1km圏

 

20歳代から40歳代の人口が多いエリアです。反対に10歳未満、10歳代人口が千葉県平均より少ない結果となっています。人口増減率は1.93%と、千葉県平均(2.64%)と比較するとそれほど活発な流入はないエリアといえます。

 

 

1~2km圏

 

40歳代が多いエリアです。人口増減率は2.37%で、千葉県平均と比較するとやや低くなっています。住宅の建設よりも、道路などインフラ整備に注力されているのでしょうか。

 

 

2~3km圏

 

30歳代・40歳代が多いエリアです。反対に50歳代・60歳代は少ないという結果が出ています。10歳未満・10歳代人口は千葉県平均と同等で、割と若いファミリー世代が多く居住していることが分かります。増減率は3.87%。千葉県平均を上回っています。

(3) 世帯人員  

 

1km圏

 

総世帯数の約半分(48.11%)が1人世帯となります。利便性の高い駅至近圏の大きな特徴といえます。反対に2人世帯以上は、千葉県平均を下回っています。

 

 

1~2km圏、2~3km圏

 

1~2km圏と2~3km圏は非常に似た構成になっています。1人世帯は1km圏と比較すると少ないですが、千葉県平均よりも8~9%高い結果となっています。 

(4) 住居

●住宅の所有関係別世帯数

●住宅の建て方別世帯数

 

1km圏

 

持ち家比率(45.26%)は千葉県平均値(65.94%)より20%以上低い数値になっています。住宅の建て方を見ると、共同住宅が68.59%と、千葉県平均値(44.00%)よりも28%高い数値となっています。先ほどの世帯人員も考慮すると、1人世帯・賃貸住宅、という図式が見えてきます。

 

 

1~2km圏

 

持ち家比率が55.80%と、千葉県平均より10%程度低いものの、1km圏よりは多くなっています。共同住宅が56.69%と過半数を占めており、一戸建ての持ち家よりも、分譲マンションの割合が高いようです。

 

 

2~3km圏

1~2km圏とよく似た構成です。

 

●住宅の延べ面積別世帯数

世帯が居住する住宅の延べ床面積です。千葉県平均と比較すると、比較的狭い住居に暮らす世帯が多いことが分かります。特に1km圏は29㎡以下の比率が24.86%となっています(千葉県平均9.93%)。やはり東京に近い土地柄が影響しているのでしょうか。

(5) 収入

 

1km圏

 

平均年収は534.8万円。千葉県平均より約12万円高くなっています。

 

 

1~2km圏

 

平均年収は549.0万円。千葉県平均より約26万円高くなっています。

 

 

2~3km圏

 

平均年収は544.7万円。千葉県平均より約22万円高くなっています。
どの商圏も千葉県平均と比較すると、平均年収は高いという結果が出ました。
※年収→世帯年収

(6) 昼間人口

夜間に対する昼間人口の割合です。

 

1km圏

 

昼間人口は夜間人口の87.56%(千葉県平均83.24%)。通勤・通学でこのエリアから外に行く人もいますが、このエリアに通勤・通学をする人も多いようです。

 

 

1~2km圏

 

昼間人口は夜間人口の68.01%です。

 

 

2~3km圏

 

昼間人口は夜間人口の62.14%です。
3つの商圏とも流出が流入を上回っています。特に1~3km圏は、ベッドタウンの特徴が出ています。エリア内の各駅至近以外の地域は、昼間は静かな住宅街、といった感じです。

(7) 将来人口

 

1km圏

平成52年には平成22年比-19.93%という予測が出ています。人口の減少が加速化していくようです。

 

1~2km圏

平成52年では平成22年比-19.93%という予測が出ています。減少の速度は千葉県平均と近い曲線を描いています。

 

2~3km圏

平成27年にピークを迎え、減少期に入りました。今後も緩やかに減少を続け、平成52年時点では減少率は-7.46%となる見込みです。

(8) まとめ

再開発もひと段落し、以前とはがらっと雰囲気が変わった本八幡駅。都内への通勤・通学もしやすく、買い物も便利とくれば、人気が出るのもうなずけます。

 

駅至近は繁華街ですが、少し離れると閑静な住宅街が広がり、特に京成線の北側は“お屋敷”といってもいいほどの家が立ち並びます。歴史と文化も満喫できる本八幡近隣。今後も注目です。

 

【分析ソリューション】株式会社パスコ マーケットプランナーGIS
【出典】出典:平成22年国勢調査、平成22年昼間人口、平成27‐52年将来推計人口、平成25年年収別推計世帯数、平成24年経済センサス(以上、各500mメッシュ集計)および平成19年商業統計(1kmメッシュ集計)より

 
 

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