駅商圏分析センター ~新松戸駅編~

公開

駅商圏分析センターシリーズも、めでたく10回目を迎えることとなりました(笑)。

 

今回は新松戸駅周辺を分析します。新松戸駅は常磐線(各駅停車のみが停車)と武蔵野線の2路線が乗り入れています。

 

 

また、流鉄流山線の幸谷駅も至近で、乗換駅としても機能しています。快速が停車しないことから「東京方面の通勤時には不便」という声も聞こえてきそうですが、常磐線は東京メトロ千代田線にも直結しており、都心へのアクセスも問題なし。

 

また武蔵野線に乗れば、商業施設の発展が著しい新三郷駅に7分、越谷レイクタウン駅に13分で行けるなど、週末のショッピングにはとても便利な立地といえます。

 

1日の平均乗降客数は38,438人 (2016年)。1990年代から36,000~40,000人の間で推移しています。

 

【目次】
1.円商圏
2.居住人口・人口増減率
3.世帯人員
4.住居
5.収入
6.将来人口
7.昼間人口
8.まとめ

 

 

(1) 円商圏

 

前提として新松戸駅から

 

① 半径1km圏

② 半径1~3km圏

③ 半径3~5km圏

を分析します

 

※基準値…千葉県平均

 

 

 

 

1km圏

改札口と駅ロータリーは西側にしかなく、商業施設や金融機関が揃っています。また昔ながらのお店も多く見られます。流通経済大学新松戸キャンパスも西側。

常磐線の東側は住宅街や畑といった趣で、駅前っぽさがないのが特徴です。

東側にも改札口があったら、もっと違う開発がされていたかも、と想像するのも面白いですね。

 

 

1~3km圏

常磐線の北小金駅・馬橋駅・北松戸駅、武蔵野線の南流山駅、流鉄流山線の小金城趾駅・鰭ヶ崎駅が含まれるエリア。

北側はあじさい寺の愛称で知られる本土寺(日蓮宗本山長谷山本土寺)があります。3万本のあじさいと6万本の花菖蒲、また紅葉も素晴らしく各シーズン大変なにぎわいです。

 

3~5km圏

常磐線の南柏駅・馬橋駅・松戸駅、武蔵野線の三郷駅・八柱駅、流鉄流山線の平和台駅、つくばエクスプレスの三郷中央駅・流山セントラルパーク駅が含まれるエリア。

南は松戸市役所、北は流山市や柏市、西は江戸川を越え、埼玉県三郷市に入ります。

 

(2) 居住人口・人口増減率

1km圏

20歳代~40歳代人口が多いエリアです。人口増減率は0.79%(千葉県平均2.64%)と低く、駅至近圏としては人口流入が少ないです。

 

1~3km圏

30歳代と60歳代が多いエリアです。人口増減率は0.99%とここも低く、開発がひと段落しているエリアであることが想定されます。

 

3~5km圏

30歳代が多いエリアです。人口増減率は4.96%と高い数値を示しています。つくばエクスプレス沿線の開発で人口が流入している影響が強そうです。

 

人口ピラミッドの形は、総じて千葉県平均値と似通っており、大きな違いは見られませんが、人口増減率で各エリアの特色が出ています。

(3) 世帯人員

1km圏

1人世帯が多い(37.14%)ということが分かります(千葉県平均30.30%)。駅至近エリアの特徴ですね。しかし千葉県内のその他主要駅1km圏と比較すると1人世帯の割合はそれほど多くはなく、ファミリー層も割合住んでいるエリアともいえそうです。

 

1~3km圏
1人世帯・2人世帯がやや多いエリアです。

 

3~5km圏
千葉県平均値によく似た構成になっています。

3つの商圏を比較すると1人世帯で最も大きな違いが見られます。

(4) 住居

1km圏
民営の借家が41.16%を占め、千葉県平均値(25.49%)より15.7%高くなっています。また共同住宅の比率は72.72%で、千葉県平均(44.00%)と比較すると、32.7%も高いという結果が出ています。

 

1~3km圏
持ち家比率(59.85%)、一戸建て比率(48.37%)共に千葉県平均より約6%低くなっています。東京に近い土地柄ゆえか、地価がやや高いことが原因といえそうです。

 

3~5km圏
このエリアは持ち家比率(61.20%)、一戸建て比率(47.86%)と、全体的には1~3km圏と非常に似た構成になっています。

(5) 収入

 

1km圏
平均年収が504.0万円。千葉県平均より約19万円低くなっています。

 

1~3km圏
平均年収が520.5万円。千葉県平均より約3万円低くなっています。

 

3~5km圏
平均年収が518.3万円。千葉県平均より約5万円低くなっています。

 

どの商圏も千葉県平均と比較すると、平均年収はやや低いという結果が出ました。特に1km圏は、1~2人世帯が多いこと(≒共働き世帯が少ない)からそういった傾向が出ているのかもしれません。

年収階級別でみると、1km圏で500万円未満世帯の割合がやや多い他は、どのエリアも千葉県平均と大きな差がないという結果になっています。
※年収→世帯年収

(6) 将来人口

1km圏
人口は平成27年をピークに減少傾向です。平成52年には現在の人口より18%程度少なくなる見込みです。

 

1~3km圏
1km圏同様、人口は継続的に減少していく予測です。平成52年には現在の人口より18%程度少なくなる見込みです。

 

3~5km圏
人口は平成32年までは増加傾向です。その後は徐々に減少しますが、減少率はそれほど高くはなく、平成52年では現在の人口より8%程度少なくなる見込みです。

(7) 昼間人口

 

夜間に対する昼間人口の割合です。

 

1km圏
昼間人口は夜間人口の67.89%となっており、人口変動の大きいエリアです(千葉県平均83.24%)。通学・通勤は都内や市外、という方が多いようです。

 

1~3km圏
昼間人口は夜間人口の63.47%でさらにその変動は大きくなります。
1km圏との違いは、そこに通勤・通学で来る人が多いかどうか、でしょうか。

 

3~5km圏
昼間人口は夜間人口の72.22%となっています。ここも人口変動の大きいエリアです。昼間は静かな住宅街、といった感じですね。

(8) まとめ

駅3km圏は人口減少への転換期ではありますが、一部で東側再開発のうわさが立っているようです。

実現すれば上記の将来人口の予測は大きく変わることでしょう。楽しみに待ちたいですね。

 

 

【分析ソリューション】株式会社パスコ マーケットプランナーGIS
【出典】出典:平成22年国勢調査、平成22年昼間人口、平成27-52年将来推計人口、平成25年年収別推計世帯数、平成24年経済センサス(以上、各500mメッシュ集計)および平成19年商業統計(1kmメッシュ集計)より

 
 

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