駅商圏分析センター ~北習志野駅編~

公開

シリーズ駅商圏分析センター、今回は北習志野駅周辺の分析です。

 

北習志野駅は船橋市習志野台にある駅。習志野市ではなく船橋市…。地元の方には周知の事実で、それ以外では知らない方も多いのでは。

 

「習志野」とつく地名は、習志野台・習志野・西習志野・東習志野とありますが、東習志野だけが習志野市で、それ以外は船橋市です。ちなみに駅名になっている「北習志野」ですが、地名にはありません。なんだかややこしいですね。

 

さて本題の北習志野駅ですが、新京成線と東葉高速線の接続駅となっています。新京成のホームは地上、東葉高速線は地下、という造りになっています。東葉高速線は西船橋駅を経由して東京メトロ東西線に乗り入れており、都心へのアクセスは抜群。

 

新京成線を使えば津田沼方面にも鎌ヶ谷・松戸方面にも行ける好立地です。1日の平均乗降客数は41,041人 (2016年、2鉄道合算)。1998年から2016年で見てみると東葉高速線は常に右肩上がり(17,299人⇒19,107人)。

 

一方新京成線は横ばい(21,427人⇒21,934人)で推移しています。

 

 

【目次】
1.円商圏
2.居住人口・人口増減率
3.世帯人員
4.住居
5.収入
6.将来人口
7.昼間人口
8.まとめ

(1) 円商圏

前提として北習志野駅から

 

① 半径1km圏

② 半径1~2km圏

③ 半径2~3km圏を分析します。

※基準値…千葉県平均 

 

 

 

1km圏

 

新京成線は駅と駅の間隔が狭く、この圏内に高根木戸駅、習志野駅と2駅あります。駅周辺にはスーパーが点在し、日常の買い物にはとても便利。幼稚園や小中学校、銀行や病院等の施設も充実、駅近にもかかわらず公園も多く、住環境はとても良さそうです。

 

 

1~2km圏

 

新京成線の高根公団駅・薬園台駅、東葉高速線の飯山満駅・船橋日大前駅が含まれるエリア。飯山満は「いいやまみつる」ではなく「はさま」と読みます。東側にはBリーグ所属千葉ジェッツふなばし(天皇杯2連覇おめでとうございます!)のホームアリーナ「船橋アリーナ」があります。船橋日大前駅近隣の坪井地区は大型マンションや分譲住宅の建設ラッシュとなっており、活気づいています。

 

 

2~3km圏

 

新京成線の滝不動駅・前原駅、東葉高速線の八千代緑が丘駅が含まれるエリア。北習志野駅から南東方面に、広大な習志野駐屯地があります。ちなみにその敷地は、船橋市と八千代市にまたがっており、習志野市は隣接するのみです。春は桜祭り、夏は納涼夏祭りと一般の方も施設に入ることのできるイベントを開催。また時折見ることのできる落下傘訓練は、壮観の一言です。

(2) 居住人口・人口増減率

 

1km圏

 

40歳代と70歳代の人口が多いエリアです。反対に50歳代と60歳代については千葉県平均より少ない結果となっています。子供世代は千葉県平均と同等です。人口増減率は0.01%(千葉県平均2.64%)とほぼ変化がない状況。習志野台団地の建設が始まったのは1967年。当時移り住んできた方々が、そのままこの地に住んでいると推測できます。

 

1~2km圏

 

1km圏と非常に似た年代構成になっています。人口増減率は1.69%で、ここもそれほど活発な流入はないエリアといえます。分譲地として開発できる土地が少なくなっていることが予測できます。マイホームを購入した世帯が多く流入してきています。

 

2~3km圏

 

10歳未満、30歳代、40歳代が多いエリアです。反対に50歳代は少ないという結果が出ています。人口増減率は5.44%。千葉県平均を大きく上回っています。八千代緑が丘地区や坪井地区等、大型マンションや大規模宅地開発が進み、新しい層が流入していることが影響しているようです。

(3) 世帯人員

1km圏

 

1人世帯が33.20%。これまで見てきた他の駅の1km圏は1人暮らしの割合が大きかったことと比較すると、ここは大きく異なる点です。どちらかというと駅近のこのエリアはファミリー層が比較的多くいるということが分かります。

 

1~2km圏、2~3km圏

 

1km圏同様の構成ですが、2人世帯の比率がやや高い結果となっています。全体的には千葉県平均と近い構成になっています。

(4) 住居

1km圏

 

公営公社等の借家が12.98%と、千葉県平均値(5.20%)より約8%高くなっています。習志野台団地の存在が大きく影響しています。それに伴い、共同住宅の比率が60.88%と高い数値を示しています。

 

1~2km圏

 

ここも公営公社等の貸家が9.11%と高いエリアです。持ち家比率(64.86%)及び住宅の形成は千葉県平均と近い構成になっています。

 

2~3km圏

 

持ち家世帯の比率がぐっと高くなります(70.62%)。形成別で見ると、一戸建てが53.31%と千葉県平均(54.36%)よりやや低い結果となっていることから、分譲マンションに住む世帯が多いことが分かります。これも八千代緑が丘駅周辺や、坪井地区の開発が大きく影響しているものと推測できます。

(5) 収入

 

1km圏

 

平均年収が528.1万円。千葉県平均より約5万円高くなっています。

 

1~2km圏

 

平均年収が537.5万円。千葉県平均より約14万円高くなっています。

 

2~3km圏

 

平均年収が544.7万円。千葉県平均より約22万円高くなっています。
どの商圏も千葉県平均と比較すると、平均年収は高いという結果が出ました。北習志野駅から遠くなるにつれ、その傾向は強まります。富裕層ターゲットのプロモーションには狙い目のエリアかもしれません。
※年収→世帯年収

(6) 将来人口

 

 

1km圏、1~2km圏

 

人口は平成52年まで減少傾向です。減少率も大きく、1km圏で-30.61%、1~2km圏で-28.22%減少する見込みです。

 

 

2~3km圏

 

  1km圏、1~2km圏同様減少傾向ですが、こちらは緩やかに減少、という感じです。平成52年では平成22年比-16.75%という予測が出ています。

(7) 昼間人口

 

 

夜間に対する昼間人口の割合です。
1km圏
昼間人口は夜間人口の70.19%(千葉県平均83.24%)。
1~2km圏
昼間人口は夜間人口の67.49%。
2~3km圏
昼間人口は夜間人口の69.58%
3つの商圏とも、ベッドタウンの特徴が出ています。昼間は静かな住宅街、といった感じです。

(8) まとめ

都心への通勤圏であり、ショッピングなどの生活施設が充実し成熟した感のある北習志野駅。

 

駅へアクセスする歩道などの整備方針が打ち出されていることもあり、今後はさらに住みやすい街へと変貌していくことでしょう。

 

またスポーツも盛んで今後は、近隣の小中学校の部活動、各種クラブチームは、さまざまな競技で好成績を収めています。北習志野駅は現在、千葉ジェッツふなばし一色に染められています。リーグ連覇を願い、応援しに行きませんか。

 

【分析ソリューション】株式会社パスコ マーケットプランナーGIS
【出典】出典:平成22年国勢調査、平成22年昼間人口、平成27‐52年将来推計人口、平成25年年収別推計世帯数、平成24年経済センサス(以上、各500mメッシュ集計)および平成19年商業統計(1kmメッシュ集計)より

 
 

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