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飲食店を経営する方の中には、人材育成をしたいと考えているものの、時間や予算が足りずに悩んでいる、というケースもあるでしょう。
そんな方にオススメするのがeラーニングです。
今回はeラーニングとは何かを説明した上で、飲食店が導入することのメリットや成功に必要なポイントについて解説します。
【目次】
1.飲食店向けeラーニングの特徴や仕組みとは?
2.飲食店がeラーニングを導入する3つのメリット
3.飲食店がeラーニングを成功させるポイント
4.まとめ
eラーニングとはインターネットを利用した学習方法のことで、学習者は時間や場所にしばられることなく、ネットを通じて学ぶことができます。
eラーニングではさまざまな学び方ができます。
一般的なのは、eラーニングのシステム上に公開されている接客や調理などのマニュアルを読ませ、確認テストを受けさせて理解度をチェックするといった方法です。
他にも、質問相談フォームを設置して活用することで疑問や不安を解消したり、あるいは動画や音声などのコンテンツを配信したりといった方法も使えます。
今はeラーニング専用のシステムを提供している会社があるため、そういったサービスを使えば店舗側がわざわざコストをかけてシステムを構築する必要はありません。
飲食店に特化したeラーニングのサービスもあり、動画マニュアルのアップロードや配布、習熟テストなどの機能が備わっています。
eラーニングは、人材確保や人材育成に悩む飲食店で導入すれば、高い効果を発揮するでしょう。
ここでは3つのメリットを紹介します。
◆人材育成の効率化
人材育成を大幅に効率化できます。
通常、飲食店では店長や先輩スタッフが新人に対して、手取り足取り教育をしなければなりません。
これではただでさえ忙しいのに、時間も手間もかかってしまうという問題が発生します。
一方、eラーニングであれば、学習者はいつでもどこでも接客マニュアルを読んだりチェック問題を解いたりすることが可能です。
わざわざ誰かが教えなくてもいいような基本的な知識であれば、十分に学習させられるため、教育の効率化ができます。
◆スキルの底上げ
スキルの底上げにもつながります。
人が直接教える場合、教える側のスキルや教え方によって、教育効果にばらつきが出てしまうおそれがあります。
それによって、新人に基本的な動作が身に付かなかったり、変な癖が付いてしまったりするケースも少なくありません。
一方、eラーニングでは学習者全員に同じ内容を提供したり、確認テストを受けさせたりすることができます。
基本的な知識については漏れなく身に付けさせられるため、スキルの底上げが期待できるのです。
◆習熟度の可視化
学習レベルを見える化することもできます。
人が直接教える場合、新人がどこまで教わっており、どれくらい学習内容を理解しているのかを把握することは簡単ではありません。
特に、教育担当者が決まっていないケースでは、この傾向が多く見られます。
eラーニングであれば、学習した項目がシステムに記録され、確認テストの結果も残るため、店舗側は簡単に学習の進捗状況を把握することができます。
学習の進捗状況がわかれば、新人のフォローもしやすくなり、教育効果も高まるでしょう。
飲食店がeラーニングの導入を成功させるには、2つのポイントに注意する必要があります。
eラーニングは便利ですが、決して万能ではありません。
基本的な知識や業務パターンを教えるには適しているものの、細かい接客方法や調理技術、スタッフ間のコミュニケーションは実践で教える必要があります。
また、学習の時間や場所を学習者本人に委ねるため、モチベーションの維持も簡単ではありません。
店長や先輩スタッフの方から学習の進捗状況を聞いたり、不安な点がないかを確認したりするなどのフォローは必要です。
eラーニングは人手不足が深刻な飲食店において、教育の効率もスピードも高められる手段です。
eラーニングは既存のスタッフをさらにスキルアップさせたい時や、スタッフ全員にコンプライアンスやマニュアル変更の周知をしたい時にも活用できます。
低コストで導入できるサービスもあるため、ゼロから始めたい場合にも便利です。
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