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寒い季節、風邪やインフルエンザで従業員が欠勤し、人手不足になってしまうお店や会社もあるでしょう。
従業員の健康管理は、会社にとって重要な経営課題です。
本記事では、健康管理の必要性やメリット、具体的な施策を紹介します。
【目次】
1.会社が従業員の健康管理に取り組むべき理由
2.従業員の健康管理を徹底するメリット
3.従業員の健康にはウイルス対策と働き方改善が大切
4.まとめ
従業員が生き生きと働き、生産性を高めるには、会社が健康管理に取り組むことが大切です。
いま、小売・サービス業界では人手不足が続いています。
従業員が風邪やインフルエンザといった病気にかかると「シフトが回らない」「残りの従業員に負担がかかる」などの問題が起こり、収益に響く可能性もあります。
従業員が健康で活躍することは、個人に任せる問題ではなく、もはや会社としての課題でもあるのです。
従来より「安全配慮義務」は企業側にもありましたが、2019年4月から順次施行されている「働き方改革関連法」には「産業医・産業保健機能の強化」や「長時間労働の上限規制」といった内容が盛り込まれました。
事業者が従業員の健康を管理することは、人材確保の点でも、コンプライアンスの点でも、重要な経営課題と言えるのです。
【参考】厚生労働省:「時間外労働の上限規制」
【参考】厚生労働省:「「産業医・産業保健機能」と「長時間労働者に対する面接指導等」が強化されます」
会社が従業員の健康管理を徹底すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
・人材が活躍できる
会社は従業員の採用や雇用にもコストをかけている以上、できる限り健康で戦力になってほしいもの。
会社が健康管理に取り組めば、従業員が活躍して仕事に貢献してくれるだけでなく、従業員満足度がアップし定着にもつながるでしょう。
・生産性の向上
従業員の健康がままならない状態であれば、突発的な休みやミスの多発などで、業務が回らなくなる可能性があります。
しかし健康管理をすれば、生産性の向上が期待できます。
風邪やインフルエンザはウイルスとの接触が主な原因で、風邪は体力の低下も引き金になるとされています。
季節の変わり目などに従業員の健康管理をするためには、ウイルス対策と体調の維持が大切なのです。
【ウイルス対策】
風邪やインフルエンザといった病気には、ウイルス対策が効果的です。
オフィスや店舗のように多くの人が集まる閉鎖的な場所は、ウイルスが拡散されやすいもの。
ただし、いくつかのポイントに気をつければ、従業員が感染するリスクを下げることが可能です。
ウイルスが体内に侵入する経路には「飛沫感染」と「接触感染」があります。
飛沫感染はせき、くしゃみによるもので、接触感染はドアノブなどの物に体が触れてウイルスがうつるものです。
有効な対策としては、消毒用アルコールの設置や、こまめな水分補給、うがい・手洗い、マスクの着用を奨励することが挙げられます。
また、インフルエンザは従業員に予防接種を受けさせることも効果的。
会社が費用を補助しても、1本数千円なのでそれほど大きな負担にはなりません。
参考:PRESIDENT Online:「医師が教える"絶対に風邪をひかない方法"」
参考:SARAYA:「場所別感染症対策」
【働き方改善】
体力が低下すると病気にかかりやすくなります。
会社が従業員にとって健康的に働ける環境づくりをすると、風邪やインフルエンザだけでなく、他の体調不良も防ぎやすくなるでしょう。
働き方改善の1つ目は、長時間労働の見直しです。
小売・サービス業では人手不足が原因で、従業員に長時間労働などの負担をかけてしまうケースもありますが、休息は健康の要。
極力1日の労働時間を減らす、勤務中はインターバルを設ける、といった取り組みが有効です。
2つ目は、産業医との連携や健康相談窓口の設置です。
心身のストレスは忙しい環境だとなかなか気づけません。
専門的な知見のある人がチェックする仕組みがあれば、従業員の健康維持に貢献するでしょう。
会社が従業員の健康管理に取り組むと、人手不足改善に役立つだけでなく、生産性アップも期待できます。
風邪・インフルエンザ対策を実施する他、働き方もあわせて見直してみましょう。
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