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近年、多くの業界・企業が人材不足による採用難に陥っていると聞きます。
人材を確保するために、給与をアップするなど、さまざまな施策を行っている企業も少なくないでしょう。
そんな中、最近話題になっているのが「リファーラル採用」です。
「リファーラル採用」とはいったい何か。特徴やメリットを説明します。
「リファーラル(referral)」とは、「紹介、推薦」という意味です。
つまり、「リファーラル採用」とは、「紹介、推薦を通じた採用」ということになります。
具体的には、社員自身の知り合いを自社に紹介してもらい、採用する手法。
もしくは社員に知り合いを紹介、推薦してもらい採用することです。
「リファーラル採用」のメリットには以下の点があげられます。
1.求職者と企業のミスマッチが少ないため、離職率が低く定着率が高い
リファーラル採用の場合、社風、仕事の進め方、会社の魅力(ときには欠点なども)などを社員自らが丁寧に伝えることで、求職者は会社の実態をかなり正確に把握できます。
その上で面接を受けて入社するため、通常の採用に比べミスマッチが少なくなります。
また入社後に何か問題が起きても紹介者に相談できるため、結果的に職場での定着率も向上します。
2.自社に合致した優秀で理想的な人材を確保できる
リファーラル採用で紹介される候補者は、自社の実態をよく知る社員によって、ある意味選別されています。
求職者側も紹介してくれた社員がどのようなスキルを持っているか、またどのような人間なのかをある程度理解しているため、自分に合っているかどうか判断しやすいのです。
また紹介者が会社にとって優秀な人材である場合、同程度に優秀な人材を確保できる可能性が高くなります。
特に専門職の場合は、一般的な求人方法では人材を見つけづらいため、リファーラル採用はかなり有効といえるでしょう。
3.採用コストの削減
リファーラル採用では求人のための広告を出したり、人材紹介所等に依頼をしたりしませんので、そうしたコストが発生しません。
一般に中途採用には、1人あたり広告費用が数十万円~数百万円かかるといわれています。
人材紹介所を使えば、採用者年収の1/3程度の成果報酬がかかります。
「リファーラル採用」を導入することで、かなりの採用コストが削減できるでしょう。
「リファーラル採用」はまだまだ日本では馴染みが薄いかもしれませんが、海外の企業では一般的な採用手法として定着しており、紹介した人に報奨金を出す企業もあります。
労働人口の減少により、人材を確保するのが困難になることが予想される中で、日本でも多くの企業が取り入れていく、またはいかざるを得ない手法と考えられています。
・リファーラル採用とは、自社の社員の紹介によって新たな人材を採用する方法。
・リファーラル採用の主なメリットは「求職者と企業のミスマッチが少ないため、離職率が低く定着率が高い」「自社に合致した優秀で理想的な人材を確保しやすい」「採用コストの削減」の3つ。
・リファーラル採用は海外では一般的な採用手法であり、人材不足の日本でも今後定着する、またはせざるを得ない状況が予想される。
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