純広告と記事広告の違いとは?種類や活用方法をご紹介

公開

広告を純広告と記事広告に分ける視点があります。
それぞれの違いと効果を理解して上手に活用することで、販促成功の確率が高まります。
そこで今回は、純広告と記事広告に注目し、それぞれの概要、種類、効果、事例をもとにした活用方法を解説していきます。
さらに、純広告と記事広告のメリットを理解して実務で上手に活用するための資料についてもご紹介します。

【目次】
1.純広告とは
2.純広告の種類
3.純広告の効果
4.純広告の活用方法
5.記事広告とは
6.記事広告の種類
7.記事広告の効果
8.記事広告の活用方法
9.まとめ

純広告とは

純広告とは広告主が広告枠を買い取り、用意した情報を伝える広告のことで、クリエイティブ広告とも呼ばれています。純広告は広告が表示されるさまざま広告枠でみることができ、代表的なものに、インターネット上の画面に表示されるWeb広告や看板広告などがあります。
純広告は消費者が一目で広告と分かるものが多く、イベント・キャンペーン告知・企業や店舗のモットーなどがメインの内容になることが多いです。

純広告の種類

純広告の種類は大きく分けるとWeb広告と看板広告など従来の広告掲載手法に分けられます。
それぞれに、いくつかの種類がありますので解説していきます。

  • Web広告

パソコンやスマートフォンを開けると必ず広告が表示されると思います。
このように広告主がWebメディアの広告枠を買い取り、用意した情報を伝える広告が広く企業や店舗の販促に活用されています。
Web広告にはおもに下記の種類があります。

バナー広告
パソコンやスマートフォンのWeb画面に表示される、画像とテキストで構成された広告です。
消費者が興味を持ってバナーをクリックすると広告主指定のサイトへリンクします。

テキスト広告
パソコンやスマートフォンのWeb画面に表示される、テキスト形式で構成された広告です。
消費者が興味を持ってテキストをクリックすると広告主指定のサイトへリンクします。

動画広告
パソコンやスマートフォンのWeb画面やYouTubeなどの動画サイトの動画配信の合間に表示される、動画で構成された広告です。

リッチ広告
消費者のマウスの動きやスクロールに連動して広告を表示させることができるバナー広告や動画広告でインパクトがあります。
おもに、動画広告再生後はバナー広告に変わります。

 

  • 従来の広告掲載手法

純広告のうち従来の広告掲載手法は、下記の広告などがあげられます。

新聞広告
新聞に掲載される広告です。
新聞広告は、消費者が興味を持つと保管される可能性があります。
また、信頼性が高くじっくりと読んでもらえます。

看板広告
看板広告は屋外で目にすることができる広告です。
看板広告は屋外に表示させることで、不特定多数の消費者の目にとまり、企業や店舗の認知度を高めることができます。
また、さまざまな表示場所があるため、消費者のターゲット層やエリアを絞った販促ができます。

看板広告は設置場所によっていくつかの種類があります。
ビルの屋上などに設置される屋上看板や壁面に貼り付ける壁面看板、建物から突き出して取り付ける突き出し看板、電柱に取り付ける電柱広告、鉄道の駅の中や路線の横などに取り付ける駅看板などです。

車内広告
車内広告には、電車やバスなどの中吊り広告、ドアや窓の上、ドアの窓に貼ってあるステッカー広告などがあげられます。
消費者が電車やバスに乗った時に自然と目に入るため、企業や店舗の認知度を高めることができます。
女性専用車両向けや、車両全体の車内広告を表示するジャック広告などのプランもあります。

純広告の効果

純広告は、インパクトを与える写真やデザイン、キャッチコピー、特典を強調することで、ダイレクトに訴求が出来ます。
また、写真・内容・特典と、簡潔明瞭に一目でメリットを分かりやすく伝えられます。
デザインの自由度が高いため、企業や店舗のコンセプトがストレートに消費者に伝わりブランディングや刷り込み効果が期待できます。

純広告の活用方法

純広告は、インパクトを与え、分かりやすく伝えることができ、デザインの自由度が高いというメリットを十分に活かすように活用します。

  • 価格の訴求

たとえば、ストレートに「感謝還元祭」などのネーミングで価格割引キャンペーンをアピールする方法があります。
この場合、メイン画像で一押し商品をダイレクトに打ち出し、キャッチコピーで周年祭や期間限定開催であることを訴求して、消費者にインパクトと期間限定だからこその行動を促します。
感謝還元祭の純広告によって、価格割引キャンペーンならではの特別価格であることを消費者に強力にアピールします。

  • 店舗の認知度アップ

新たに店舗を開店した場合などは、消費者の認知度アップのための販促が重要です。
純広告を活用して、インパクトを与える写真やデザインでアイキャッチを行い、店舗に行ってみたいと消費者に思わせる方法があります。
この場合、店舗の強みや差別化のポイントを分かりやすく表示しましょう。

さらに、店舗の強みや差別化に連動したオープン記念クーポンなどの特典を付けて、消費者の行動喚起をしていきます。

記事広告とは

記事広告とは媒体者側が取材し、ライティングと構成を行った広告のことで、媒体側のフォーマットやデザインに沿ったレイアウトになり、タイアップ広告とも呼ばれます。
詳しい説明が必要な商品やサービスを訴求する時に向いています。

記事広告の種類

記事広告は内容によって下記の3つの種類があります。

 

  • 体験記事

体験記事広告とは、「第三者が体験する様子を記事の体裁で掲載する」広告です。
“広告主目線なのか他者目線なのか” という点が、通常の広告とは異なります。

読者と同じ、第三者の立場から、商品のメリットデメリットを伝えられるので、信頼を得やすくなるという点がポイントです。
体験記事広告を活用することで、疑似体験効果や口コミ効果が得られ、通常の広告ではなかなか伝えきれない細かなこだわりや、差別化ポイントも詳細に表現することができるわけです。

具体的には媒体者が、店舗に行ってサービスを体験したり、実際に商品を使ったり、企業や工場に訪問して作成した記事広告となります。
たとえば、リニューアルオープンした健康センターに行って、リラックス体験をしてきた感想を記事にしたり、行列のできる飲食店で人気のメニューを食べた美味しさの根拠をアッピールした記事などがあげられます。

※体験記事広告の詳しい説明や実際に使われた体験記事広告の具体的な事例については下記のサイトから資料をダウンロードできますのでご活用ください。

【無料DL資料】口コミ効果を得られる「体験記事広告」のススメ

  • インタビュー記事

経営者や商品やサービスの開発者、商品やサービスを使用したお客様にインタビューして作成した記事広告です。

  • SEO記事

企業や店舗、商品やサービスに関連したテーマ(キーワード)の記事の中で自然な流れで企業や店舗、商品やサービスを紹介していく記事広告です。

記事広告の効果

記事広告は、詳細な記事と疑似体験効果で、企業や店舗、商品やサービスのイメージを的確に伝えられます。
媒体者側が取材し、ライティングと構成を行うため「媒体者目線」=「消費者目線」で企業や店舗、商品やサービスを紹介することになり、企業や店舗、商品やサービスのメリットを具体的かつリアルに伝える効果があります。

また、純広告だけでは伝えきれない細かな説明が出来ますので、消費者に深く理解してもらえます。
広告・チラシという印象でなく、新聞や雑誌などの消費者に「読み物」として訴求出来ます

記事広告の活用方法

記事広告は、企業や店舗、商品やサービスのイメージを「読み物」として消費者に伝え認知・理解を深めてもらうことができるメリットを十分に活かすように活用します。

  • 詳しい説明が必要な商品やサービスを訴求する

限定商品などの詳しい説明が必要な商品やサービスについて記事広告を活用します。
この場合、まずは画像でアイキャッチして記事に誘導します。
限定商品の魅力やこだわりをイメージしやすい言葉で具体的に表現します。

さらに、記事で紹介した限定商品の割引クーポンなどの特典を付けて、消費者の行動喚起をしていきます。

  • 「媒体者目線」=「消費者目線」で疑問を解説

記事広告で企業や店舗、商品やサービスがなぜ人気があるのか、なぜ行列ができる店舗なのかといった点を記事で詳しく解説します。
この場合、まずは画像でアイキャッチして記事に誘導します。

媒体者側が取材し、ライティングするからこそ書ける、感じたままの印象を記載したサブキャッチでイメージを伝えて、企業や店舗、商品やサービスがなんで人気があるのかといった点について、信頼感と説得力のある根拠を具体的に伝えてアッピールします。

さらに、記事で紹介した企業や店舗、商品やサービスの割引クーポンなどの特典を付けて、消費者の行動喚起をしていきます。

※純広告と記事広告の上手な使い分けや実際に使われた純広告と記事広告の具体的な事例については下記のサイトから資料をダウンロードできますのでご活用ください。

【無料DL】紙媒体の純広告と記事広告の使い分け 活用事例と6つのメリット

まとめ

純広告とは広告主が広告枠を買い取り、用意した情報を伝える広告です。
インパクトを与える写真やデザイン、キャッチコピー、特典を強調することで、ダイレクトに訴求が出来ます。

また、写真・内容・特典と、簡潔明瞭に一目でメリットを分かりやすく伝えられます。
デザインの自由度が高いため、企業や店舗のコンセプトがストレートに消費者に伝わりブランディングや刷り込み効果が期待できます。

記事広告とは媒体者側が取材し、ライティングと構成を行った広告のことで、媒体側のフォーマットやデザインに沿ったレイアウトになり、タイアップ広告とも呼ばれます。
詳しい説明が必要な商品やサービスを訴求する時に向いています。
訴求したい内容に合わせて純広告と記事広告を使い分けることで、反響・効果を最大化させることができます。

 
 

■おすすめの関連コラム

  1. チラシデザインガイド~消費者の目に留まるデザインのコツ

    販促や集客のチラシを作成する際には、思わず目を引くようなレイアウトや、配色などいくつかの作成のポ...
  2. 折込チラシガイド~効果がでる折込チラシの計画から配布まで

    折込チラシを作って配布したいが、何から始めたらいいかわからない… チラシを配布しているのに効果...
  3. 広告の効果を上げるには広告媒体選びや内容の見直しが必要かも!? 成果を上げた第三者目線広告の成功事例も紹介

    広告の効果が上がらないと悩んでいることはないでしょうか。 なぜ効果が上がらないか理由がはっきり...
  4. 折込チラシとは?料金相場・効果的なデザイン・サイズまでプロが解説

    折込チラシとは、効果が期待できる広告として、広く活用されている方法です。 専門の折込チラシサー...
  5. Web広告とは? 自社の商品・サービスにぴったりの配信方法を選ぼう!

    かつて大きな効果を発揮する広告といえば、テレビ・新聞・雑誌などのマス広告でした。 しかしマス広...
  6. SEOの基本~ユーザーに喜ばれるコンテンツの作り方とは?

    今やマーケティングにおいてSEO対策として欠かせない、“ユーザーに喜ばれるコンテンツづくり”。 ...
  7. 広告屋さんに、
    デザインを依頼する際の7つのポイント

    チラシ制作、情報誌への広告掲載など、集客のために広告のデザインを依頼する場面は多くありますが、そ...
  8. 情報過多?情報薄?枠広告を考える

    皆様は地域情報紙やフリーペーパーなどに広告を掲載したことはありますか? それらは、媒体ごとに広...
  9. 求人広告作成時のポイントについて

    パートやアルバイトの求人で悩みを抱えている店舗経営者様、採用担当者様は多いのではないでしょうか。...
  10. 選ばれるお店になる!
    店舗への集客方法と売上アップのポイント

    何にも宣伝をしなくても、たまたま(?)人が集まってくるお店は確かに存在します。 で...

PAGE NAVI

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • 業種別・業界別広告宣伝費(販促費)の売上比率・割合の…
    業種・業界の一般的な売上に対する広告宣伝費(販売促進費)の割合をご紹介します。 広告宣伝費(販売促進費)は、自社の商品・サービスの売上をあげるために必要不可欠なコストであることは、販促担当の方なら誰でもご存知のはずです。 売上が目標通りに達成できていないような状況では、広告宣伝に多くの予算を割くことができないにもかかわらず、な広告予算の立て方を理解していないため、あれこれと試していませんか? 広告宣伝や販売促進は、ただお金をかければ効果が出るものではありませんし、 業種別・業界別によって、販促の予算も違います。 そこで今回は、広告宣伝費(販売促進費)の割合と、最も簡単な広告予算の立て方についても、業種を考慮しながらご説明しますので、ぜひご参考にしてください。
  • 業種別・業界別広告宣伝費(販促費)の売上比率・割合の…
    広告宣伝費・販売促進費の予算を効率よく立てていますか。広告宣伝費・販売促進費の賢い使い方を知っていますか。広告宣伝費・販売促進費の予算の立て方について、各業種・業界の一般的な売上に対する広告宣伝費の(販促費)割合を参考にしながら予算を立てる方法の有効性については、業種別・業界別広告宣伝費(販促費)の売上比率・割合の平均の記事でお話ししました。今回は業種別・業界別広告宣伝費(販促費)の売上比率・割合の平均の手段編として、広告宣伝費・販売促進費の予算を効率よく立てる方法と、広告宣伝費・販売促進費の使い方についてご説明します。
  • データ(GIS)を活用してターゲットに届けることでチ…
    地域での販促を目的に折込やポスティングでチラシ配布を検討中の方は多いでしょう。 チラシ配布は、地域での販促に効果的なことはよく知られています。 一方で、チラシを活用した販促はやり方を間違うと、思うように効果が出ないことがあります。 そこで今回は、チラシの反響を上げるひとつの方法として、データ(GIS)の活用を紹介します。 この記事を読むことで、過去にチラシ販促を行ったが反響が出なかった苦い経験がある方や、はじめてやチラシ販促を計画しているが、反響を出すためには何をしたらよいか探している方などは、成功に近づくヒントを得ことができるはずです。
  • 2017年5月の販促計画を立てる時のポイント
    ゴールデンウィークから始まる5月は、イベントやレジャーで使い過ぎた家計が気になる月です。また、新生活による環境の変化などで、心身共に疲れが出やすい頃でもあります。体をいたわるメニューや癒しをテーマにした商品などがヒットする可能性が高いので、遅くとも1か月前には販促計画を立てましょう。月間の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。
  • アクセスするイメージ
    アクセス数が増えないホームページを費用をかけずに改善…
    「ホームページのアクセス数が増えない」「PVが伸び悩んでいる」などとお悩みの方は多いのではないでしょうか?  SEO対策(検索エンジン最適化)というと専門家に依頼するイメージが強いかもしれませんが、個人でできる施策もいろいろあります。 今回は、その中でも特に重要な3つの施策をご紹介!ホームページのアクセスアップにお悩みの方はぜひご覧ください。
PAGE TOP