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「さあ、キャッチコピーを書こう」と思っても、なかなかアイデア浮かばない。そんな経験、みなさんもおありではないでしょうか。いきなり考え始めるのではなく、まずは事前の準備をきちんと整えましょう。
本書ではキャッチコピーを作る前に考えることや、58個のすぐに使えるキャッチコピーのルール、また応用としてボディコピーの書き方についても紹介しています。
【目次】
1.販促に使える内容紹介
2.まとめ
本書の中で紹介していることを2つご紹介します。
■「キャッチコピーを作る前に考えること」P.017
・何のためのキャッチコピーなのかを明確にすること
・ターゲットを明確にすること
・USPを明確にすること
本書ではキャッチコピーを考える際に、必ず押さえておくべきポイントとして、上記の3つを挙げています。
3つとも重要な要素ですが、2番目のUSP、(「自社独自の売り」。本書では「ユニークな売り込み提案」)、つまり他社がまだやっていない自社独自の強みは、考えてもなかなかすぐに出てくるものではありません。
本書では、順に答えていくだけで、自社の商品やサービスの独自の売りが見えてきたり、思いついたりするような構成になっています。USPを明確化するための質問を7つ用意していますので、詳しい内容については、ぜひ本書を手に取って確認してみてください。
上記の3つのポイントを明確にするだけでも、的を射たキャッチコピーをつくれるようになります。逆にポイントを押さえられなければ、売れないキャッチコピーの出来上がりです。
「キャッチコピーを書くためにキャッチコピーを考える」のではなく、「キャッチコピーを書くために、読み手に何をアピールしたいのかを書き出すor考える」。またその対象が「誰なのか」ということが重要なのです。自社商品に対して、「誰に、何をアピールするのか」という要素を考えてみましょう。考えた要素を組み合わせたり、表現を変えたりするだけで、キャッチコピーの原型が出来上がります。
考えたことを紙に書き出すことで、さらに頭の中が整理されていきますのでおすすめです。さらに印象に残るような言葉に言い換えるなどの工夫をすれば、なんとなく作ったキャッチコピーよりも、ぐっと印象に残りやすいものが出来上がるはずです。
■すぐに作れるキャッチコピー58のルール(P.44~)
「50代のお父さんへ」
→「定年後の生活に不安を感じ始めた50代のお父さんへ」(P.047)
というように「自分のことだ」と思わせたり、近しい人物を連想させるようなコピーで、ターゲットを絞り込んだり。「当塾の自慢は95.3%の合格率です」(P.066)など、具体的な数字をキャッチコピーの中に盛り込む手法なども58個のルールの中の1つとして紹介されています。
また、お得感を強調するためには、次のように工夫してみるのも良いでしょう。
×全品1割引きキャンペーン
◎「10人に1人タダ」キャンペーン」(P.099)
「1割引」という言葉だとあまりインパクトがありません。「割引キャンペーンを行う」ということでも、言い回しを工夫するだけで印象が全く異なります。いくつかパターンを作成し、どのパターンがより有益な情報に見え、読み手に響くのかを考えてみてください。
売り出したい自社の商品やサービスについての良いところやアピールポイントは、ご自身が一番よく理解しているはずです。それらを改めて書き出すことで、自社の強みを明確にしましょう。
著書である堀内伸浩氏も、本書のあとがきで「『どう書くか?』という小手先のテクニックよりも、『なにを書くか?』という内容のほうを重視してほしい」と述べています。
ただ漠然と考えるのではなく、まずは気負わず自由に読み手に伝えたいこと書き出し、ある程度まとまったら58個のルールを見ながらブラッシュアップしていく。本書をキャッチコピー作りのテキストとして活用することで、読み手へ大きく印象付けられるキャッチコピーが生まれるかもしれません。
【詳細】
誰でもすぐにできる 売り上げが上がる キャッチコピーの作り方
2012年12月19日 初版発行
著者:堀内伸浩
発行者:石野栄一
発行:飛鳥出版社
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