販促のおススメ図書
『伝え方が9割』『伝え方が9割②』

公開

人に仕事をお願いするとき、その頼み方次第で引き受けてもらえたり、断られたりすることはありませんか?

 

「買ってください!」ということを伝える商品広告も同様で、伝え方次第で買ってもらえるかどうかが大きく変わってきます。

 

本書にはキャッチコピーや宣伝文を考える時に役立つ手法が8つ紹介されています。それらを身に付けて、買ってもらえる可能性を上げてみてはいかがでしょうか。

販促に使える内容紹介

『伝え方が9割』が大ベストセラーになり、第二弾まで刊行されるほどの人気を博した本シリーズには、人に何かを依頼する際に、その成功確率を上げるための技術がたっぷり盛り込まれています。

 

女の子に「デートしてください」と言うより、「驚くほどうまいパスタの店があるんだけど、行かない?」と言った方が、相手が「行ってもいいかも」と思う確率は高くなるでしょう。

 

こうした言葉は、「『センス』ではなく『技術』である」というのが本書の内容です。

 

本書では、「コトバに高低差をつけてあげれば、エネルギーが生まれる」という著者の研究をもとに、2冊合わせて8つの手法が紹介されています。

 

==========================================================
サプライズ法 - あっ!という間、10秒でつくれる技術
ギャップ法 - 歴史上のリーダーたちが使ってきた、人を動かす技術
赤裸々法 - 感動をつくりだし、人の心に強烈にメッセージを伝える技術
リピート法 - ジブリの曲にも使われる、繰り返し記憶にすりこむ技術
クライマックス法 - 人前で話す人に、ぜひ知ってほしい魔法の技術
ナンバー法 - 『伝え方が9割』のネーミングに隠された技術
合体法 - ヒット商品、流行の現象をつくることができる技術
頂上法 - 使うだけで、売上が上がる技術
==========================================================

 

ここでは、著者の佐々木圭一氏が特に使ってほしいと勧めている「ギャップ法」を紹介します。

 

■ギャップ法
みなさんの記憶や印象に残っている「名言」によく使われている手法です。

例えば、下記のような名言を聞いたことはありませんか?

 

「考えるな、感じろ」
― 映画「燃えよドラゴン」の主人公(ブルー・スリー)のセリフ

 

「最高で金、最低でも金」
― 女子柔道の田村(当時)亮子選手がシドニーオリンピック開催前の記者会見で言った言葉

 

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
― 映画「踊る大捜査線」の青島俊作のセリフ

 

「美女と野獣」
― ディズニー映画にもなった物語のタイトル

 

「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」
― 福沢諭吉『学問のすゝめ』の冒頭の一節

 

上記5つの文章やフレーズは全て「ギャップ法」が使われています。

 

これらの言葉の共通点は、文章中に

 

反対の言葉

 

が含まれていることです。

 

それぞれの文章から反対の言葉を探してみると…

 

「考える」 ⇔ 「感じる」
「最高」 ⇔ 「最低」
「会議室」 ⇔ 「現場」
「美女」 ⇔ 「野獣」
「人の上」 ⇔ 「人の下」

 

これらの反対の言葉を含む名言が強く記憶に残っているのは偶然ではなく、心理学で言うところの「ゲイン・ロス効果」が影響しています。

 

ゲイン・ロス効果とは「コミュニケーションにおいて最初の評価がマイナスでも、思わぬプラス部分に接すると評価がぐっと上がる」というものです。最初の評価がプラスでも良く、意味の「差」が大きければ大きいほど、印象に残りやすいです。

 

「あなたが好き」より

「嫌いになりたいのに、あなたが好き」

のように、意味の高低差があればあるほど、人はぐっとくるのです。

 

反対の意味の言葉を探して付け加えるだけでいいので、ぜひいろいろなキャッチコピーを遊びながら考えてみてください。

 

まとめ

ここで紹介した内容は、本書で紹介されている内容のごく一部です。

 

商品名などを消費者に印象付けるためにも、ぜひ本書で紹介されている8つの手法を実践していただければと思います。

 

そういえば佐々木常夫氏の名言
“poorなイノベーション” より “優れたイミテーション”」も、ギャップ法が使われていますね。

まずは使える技術を覚えて、「真似(イミテーション)」してみてください。

 

【詳細】
著書:伝え方が9割
著者:佐々木 圭一
出版社:ダイヤモンド社
第1刷発行:2013年2月28日発行
購入はこちら

 

著書:伝え方が9割 2
著者:佐々木 圭一
出版社:ダイヤモンド社
第1刷発行:2015年4月23日発行
購入はこちら

 
 

The following two tabs change content below.
販促の大学の企画創立者。地域新聞社在職時代にマーケティング部を発足。WEB集客事業を実施し、問合せ数を前年比約3倍に。さらにマーケティングオートメーションの導入や、インサイドセールス部門立ち上げ支援など、営業組織の効率化に貢献。その後、新規事業開発の部門を経て、2021年独立。現在、PRSJ認定PRプランナーとして、企業の事業開発からプロモーションを手掛ける「喜八屋」の代表を務める。

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • 販促のおススメ図書
    誰でもすぐにできる 売り上…
    「さあ、キャッチコピーを書こう」と思っても、なかなかアイデア浮かばない。そんな経験、みなさんもおありではないでしょうか。いきなり考え始めるのではなく、まずは事前の準備をきちんと整えましょう。本書ではキャッチコピーを作る前に考えることや、58個のすぐに使えるキャッチコピーのルール、また応用としてボディコピーの書き方についても紹介しています。
  • 販促のおススメ図書
    小売業・サービス業のための…
    店舗経営をしている人にとって、「来店者数」を増やすことは重要なテーマです。この本は、国内トップクラスの経営コンサルティング企業である株式会社船井総合研究所が、小売業・サービス業向けに長年積み重ねてきた現場集客のノウハウをまとめた一冊。2008年に出版した『「集客」大全』で紹介した販促手法を大きく「集客販促」「店頭・売場販促」「イベント販促」「固定客化販促」に分けて紹介しています。現場の実務改善にこだわった集客手法を身に着けたい方にお勧めです!
  • 販促のおススメ図書
    沈黙のWebマーケティング
    Webマーケティングコンサルタントのボーン・片桐が、ホームページの改善で若き女性店長率いる家具会社を立て直すストーリーを通して、Webの知識が一気に学べる一冊。GoogleやYahoo等の検索サイトで上位表示されるために必要なSEO対策は、専門外の人にはとても複雑なルールに溢れています。それを独学で学ぶのはとても大変ですが、本書は会話形式の流れで楽しく読み進められるように工夫されているので、初心者でもホームページの改善に必要なことのほぼすべてを学べるでしょう。今まで難しい用語が並んだホームページ改善の書籍を読んで挫折したことがある人や、これから検索対策を学びたい人におすすめの一冊です。
  • 販促のおススメ図書
    小さなお店・会社が一人勝ち…
    店舗周辺に告知活動をする場合、チラシを1万部配布するためには、おおよそ20万円以上のコストがかかってしまいます。チラシ以外にもいろいろな新規客獲得の手法はありますが、どれもコストがかかるため、販促に不慣れな店舗経営者にとっては、効果があるかになるでしょう。本書は、チラシや地域情報紙などの活用以外の、「コストをほとんどかけない」で行える販促手法やキャンペーン方法をまとめた一冊です。「反則技」というちょっと刺激的なタイトルですが、書かれている内容はもちろん合法。集客に役立つ、合理的な方法がまとめられています。新しい手法やアイデアを見つけたい方におすすめの一冊です。
  • 販促のおススメ図書
    『影響力の武器[第三版]…
    人の行動パターンを30年以上研究し、そこで見つけた「人が動くときの法則」をまとめた名著。広告も営業活動も、どうすれば人に行動をしてもらえるかを考える仕事。提案に対して「イエス」と言ってもらう方法を考える仕事です。
CRMって何?クロスセル?気になるワードをチェック!販売促進に関する用語集
お役立ち資料 開くお役立ち資料 閉じる
PAGE TOP