販促のプロに聞く!キャッチコピーのヒント
~スポーツクラブ編~

公開

チラシやダイレクトメールを見た人に、購入や来店などの意欲を持ってもらうために使われるセールスコピー。
限られたスペースの中で、読み手の興味を惹く文章を用意できるどうかが重要です。興味を持ってもらうことで、次のアクションにつながります。

 

商品の良さを伝えるよりも、読み手にとってその商品がどれだけ価値あるものなのかを簡潔に伝えることが大切です。

 

販売・制作・お客様の販促支援と幅広い業務を担う、いわば“販促のプロ”が考えたセールスコピーをご紹介します。
※協力会社 株式会社地域新聞社

 

【目次】

1.スポーツクラブのターゲットをイメージしよう
2.読み手の心を動かす、プロが考えたセールスコピー
3.まとめ

■スポーツクラブのターゲットをイメージしよう

今回はスポーツクラブの広告で、3パターンのターゲットイメージを用意し、それぞれのシーンも設定しました。

※広告イメージ

・ヨガ教室:働く女性向けの会員募集
・スポーツジム:確実に成果を出したい、体重増加が気になる中年サラリーマン向けの募集
・水泳教室:小学生以下世代の募集

 

「健康」「体形維持」「ダイエット」「身体を鍛える」など、さまざまな理由があるかと思います。子ども向けであれば、水に慣れさせたい、泳ぎを覚えさせたい、何かスポーツをやらせたい、身体を強くしたい、などでしょうか。既に通うことに強い意志を持つ人だけではなく、「そろそろ痩せなくちゃなあ」とか「何かスポーツをはじめようかなあ」と、漠然と考えている人の背中を押すようなセールスコピーを考えましょう。

■読み手の心を動かす、プロが考えたセールスコピー

普段から現場でチラシや広告などの提案内容を考えている「販促のスペシャリスト」が考えたセールスコピーをご用意しましたので、発想のヒントにしていただければ幸いです。イメージ広告の緑枠内のセールスコピーを、ターゲット別に考えてみました。


●ヨガ教室:働く女性向けの会員募集

 

【辛くないダイエットをしたい】
ホットヨガで楽やせ!

 

【忙しくても気軽に通える】
退社して、今日も家に帰るだけですか?
仕事帰りに汗をかこう
仕事帰りにヨガ体験してみませんか?美Bodyづくり500円体験会

 

【一度聞いたら忘れられないキャッチコピー】
身体の美は、仕事の美

 

●スポーツジム:確実に成果を出したい、体重増加が気になる中年サラリーマン向けの募集

 

【本格的に身体を鍛えたい】
無理のない食事制限と的確なトレーニングで一気に絞り上げる!

 

【誰かに言われたな・・・という記憶を呼び起こす】
「あれ!?パパお腹出てきたね…」とショックを受けたらすぐ行動

 

【具体的な期間で説得力を出す】
○月までにマイナス3キロ!男性会員急増中!
1カ月でめっちゃ落とす!

 

【一度聞いたら忘れられないキャッチコピー】
あのころのおれが帰ってくる

 

●水泳教室:小学生以下世代の募集

 

【気軽に始められるということを押し出す】
はじめてさん大歓迎!短期水泳教室受付開始~♪
泳げるって最高!夏の短期水泳教室の生徒募集

 

【スポーツを始めさせたい】
ゴールデンエイジにスイミング
みんなよりちょっぴり上手に泳ぎたいよね♪
体・感!泳ぐ楽しさ

■まとめ

月額の料金を支払うのであれば、できれば多く通いたいもの。「仕事帰りに」という文言で夜遅くまで営業していることがわかり、平日にも気軽に通えることは大きなアピールポイントです。併せて夜限定の会員料金、利用可能時間などを明記したり、仕事帰りに寄りやすい魅力(レンタル品の有無やシャワールームの完備など)を伝えると良いでしょう。

 

具体的な数字は説得力があります。○カ月でどれくらい痩せることができるのか、数字で表すことでリアリティが増し信頼感が高まります。「ここに通えば、きっと減量することができるだろう」という気持ちにさせることができるでしょう。

 

長期休暇の期間限定レッスンであれば、日数も料金も決まっており、合わなければそのままやめられるので気軽に入会できます。広告を読むのはお子さんではなくその親。また、スクールに通うことで、お子さんにとってどのようなプラスの効果があるかを明記すると反響の効果が期待できます。まずは親御さんの興味を惹きつけましょう。続けていくのはお子さん本人ですので、「たのしい!」と思えるレッスン内容を考えれば続けていく人も増えるはずです。

 

ターゲットをきちんと絞り、お客様のプロフィールをできるたけ細かく設定した“ペルソナ”を作成することで、より読み手の気持ちに沿ったセールスコピーを作成することがでます。

 

今回ご紹介したセールスコピーを参考に、心を動かすセールスコピーを考えてみてください。

 
 

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