DMの基本 ~ターゲット・リスト作成方法編~

公開

DMを実施する前に、具体的な戦術があるとないとでは、効果に雲泥の差が生まれてしまいます。

 

今回は、DM作成の基本を簡単にご紹介します。

【目次】
1.まずは計画を立てよう
2.具体的な戦術を考える~ターゲットを明確にしよう~
3.具体的な戦術を考える~リストを作成しよう~
4.まとめ

まずは計画を立てよう

やみくもにDMを送っても、そのレスポンス率が上がるとは考えにくいです。

まずは、詳細まで落とし込んだ計画の立案が重要です。

 

計画することは、

・DMの目的(どんな効果を求めるのか、期待するのか)
・DMのターゲット
・DMの発送日、発送数
・DMをもらった人への特典やオファー(○日間限定○○円!など)
・DMで伝えたい情報や商品
・DMのデザイン、クリエイティブ
・DMの予算や数値目標

上記以外にも、どこに印刷を頼むか、どんな形状(封筒・ハガキなど)で発送するのかなど、考えることは多岐にわたります。

 

一度計画を立てたら、トライ&エラー。特典の内容を変えてみたり、デザインやキャッチを変えてみたり、少しずつ改善しながら効果の検証を行い、レスポンス率を上げていきましょう

 

具体的な戦術を考える~ターゲットを明確にしよう~

詳細な計画を立てる前に、まずは「ターゲット」を考えましょう。

どのような方に向けてDMを送るのか、ターゲットとその目的を明らかにしましょう。

ターゲットは、大きく3つに分けることができます。

 

1. 新規顧客向けDM
まだお店を知らない方に、お店や商品を知ってもらうことを目的としたDM。

 

2. 既存顧客へ再購入を促すDM
お店に来店した方や商品を購入したことのある方に向けて、再度の利用・購入を促す内容や別商品の購入を勧める内容のDM。

 

3. 既存顧客の離反防止DM
よくお店や商品を利用している方に向けて、特別価格のクーポンやノベルティなどを付けて、お客様に再度利用してもらう+お客様の離反防止を目的としたDM。

具体的な戦術を考える~リストを作成しよう~

ターゲットが決まったら次にリストを作成します。

 

多くの書籍が、リストはレスポンス率に非常に大きな影響を与えると指摘しているように、発送リストは重要なポイントになります。

 

発送リストは大きく分けて2つに分けることができます。

目的やターゲットに合わせて、リストの作成方法を検討しましょう。

 

1. ハウスリスト
お店(企業)が保有しているリストのことです。例えば、美容室に来店してくれた方のリストや商品を購入してくれた方のリストなどがこれにあたります。

 

2. 外部リスト
リスト業者が保有しているリストのことです。企業向けのリストや個人向けのリストなど種類は多岐にわたります。

 

 

まとめ

今回は、DMを考える上で特に重要なターゲットとリストの基本をご紹介しました。

 

念入りな計画を立てた上で、どの方法を取るのがベストなのか考えましょう。

最初は少ない発送数でスタートし、結果分析を行った上で増やしていくのも良いかもしれません。

 

まずは、しっかりとプランを立てて、DMという武器を使いこなしましょう。

 

 

参考:有田昇『実践 一通のDMでお客様の心をつかむ法』中経出版

 

 
 

■おすすめの関連コラム

  1. DMの基本~現在の動向編~

    DMを発送する側にとって、生活者がDMにどのような印象を持っているのかは気になりますよね。1週間...
  2. DMの基本~実施後の効果分析編~

    今まで実施したダイレクトメールの効果を、皆さんは把握していますか?「だいだいこのくらいの反応があ...
  3. DM用の顧客リストを作るために
    “特典付きアンケート”を活用しよう

    メルマガやLINE公式アカウント(旧 LINE@)の出現で、WEBやデジタルメディアを使ったメッ...

PAGE NAVI

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • お客様に思いが伝わるチラシ作成の秘訣
    皆さんは、チラシの集客にどのようなイメージをお持ちですか? 「効果がない」「作成費用・時間のムダ」と感じている方も多いかと思います。 確かに、明確なターゲット層を定めることもなく、ただなんとなく「見栄えがいい」チラシを配布しているだけでは効果は上がりません。 では、どのようなチラシを配布すれば集客につながるのでしょうか?  具体的に例を挙げて説明しましょう。
  • 2022年1月の販促計画を立てるときのポイント
    1月の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、1か月程前から余裕を持って販促計画を立てていきましょう。
  • 2018年7月の販促計画を立てるときのポイント
    7月は学校の夏休みが始まり、レジャー需要が高まる季節。また、総務省統計局の調査によると「家具・家事用品」への支出が年間で一番高くなるのが7月です。冷房器具や、涼しさを感じるインテリアへの模様替えの需要が高いといえるでしょう。 2018年は、西郷隆盛ブームや、週刊少年ジャンプ創刊50周年など、イベントが盛りだくさんです。梅雨明け後は外出する機会が増えるので、アクティブな消費者を狙った販促活動が重要になってきます。また、暑さで体調を崩す人が増えることで「冷涼」をテーマにした新商品がヒットする可能性も高まるので、遅くとも1か月前には販促計画を立てましょう。月間の販促計画作成に役立つポイントをまとめましたので、ぜひご参考にしていただければと思います。
  • 折込チラシの配布枚数はどれくらい?業種別平均折込枚数…
    集客や販促を考えていて、色々な販促手法がある中で、折込チラシの活用を考えたときに「妥当な配布部数はどれくらいだろう?」「効果を出すために適切な部数は?」「同業他社はどれくらい配っているのか?」といった悩みが出てくると思います。 そこで今回は、折込チラシを活用した販促のポイントとして、特徴とチラシの作り方、効果的な配布方法を解説しながら、業種別の平均折込枚数※とチラシ作成のヒントを紹介します。
  • モバイルファーストインデックスとは?SEOにおける対…
    “モバイルファーストインデックス”という言葉を聞いたことはありますか? これは2018年3月に大きく注目を集めた、Googleの仕様変更です。 現在、モバイルファーストインデックスに対応していないページは、なかなか上位表示 されません。 今回は、モバイルファーストインデックスとは何なのか、どう対応すればよいのかについて説明します。
PAGE TOP