広告漫画って実際どうなの?制作事例&お客様の声

公開

広告とは難儀なもので、お客様(広告主)が欲しいのは集客増などの目に見える結果なのに対し、私たちがご用意できるのは広告そのものだけ。

 

もちろんお客様のお役に立つべく最大限の努力はしますが、決してその効果を数字でお約束することはできません。それでも私は広告漫画の力を信じて全力で制作していますし、ありがたいことにその結果としてお客様からご満足や感謝の声を頂いております。

 

今回は具体的な制作事例とお客様の声をいくつかご紹介させていただきます。

 

【目次】

1.制作事例1:WEBサイト掲載サービス紹介漫画・イラスト素材

2.制作事例2:漫画による製品パンフレット

3.制作事例3:WEBサイト、SNS用イベント告知漫画

4.まとめ

制作事例1:WEBサイト掲載サービス紹介漫画・イラスト素材

制作事例1:WEBサイト掲載サービス紹介漫画・イラスト素材

・制作案件:難関大動画添削ネット指導塾『鍛錬場』(https://juken.style
・クライアント:株式会社講師園出版局 様

 

・概要:
オンラインで展開する進学塾『鍛錬場』のサイトに、無料体験を紹介して入塾を促す漫画を掲載したいとのご相談。それに対し、私は二つの提案をさせていただきました。

 

一つは、漫画以前にサイトの整理をするのが先決だということ。サービス内容やサイトの導線にブレがあったため、一度ゼロから見直し、サイトの再構築やコンテンツに合ったイラストの用意など、トータルな改善のご提案をさせていただきました。もう一つは、漫画では講師の想いにスポットを当てること。サービスの仕組みや実績についてはすでに漫画以外のページでわかりやすくPRできていると感じたため、漫画の役目を「無料体験のデメリットとそこに込めた想いを伝え、真摯さを感じてもらう」「講師をキャラクター化して親近感を持ってもらう」の二つに絞りました。

 

・お客様の声:
当塾の授業料は決してリーズナブルではありませんが、合格させることには絶対の自信があります。しかし、その点をアピールするのに合格実績がある大学の名前を並べるだけでは足りないと思ったため、漫画の利用を思いつきました。

 

しかし、ただ漫画を載せればいいというわけではないと百万さんからアドバイスを頂き、力をお借りしてサイト全体の見直しにかなり時間をかけました。漫画も素晴らしい出来で、公開後すぐにそれがきっかけとなった入塾者が現れ、非常に満足しています。また、漫画とイラストによるサイトの統一感も気に入っています。

制作事例2:漫画による製品パンフレット

制作事例2:漫画による製品パンフレット

 

・制作案件:段ブロック(http://danblock.jp
・クライアント:有限会社佐貞商店 様

 

・概要:
子どもが実際に入れるような大きな物も作れる、遊んで壊すことができる段ボールでできたおもちゃ『段ブロック』。そのパンフレットに載せる漫画のご依頼をいただきました。

 

段ブロック開発秘話を中心に、その特徴や魅力などを漫画で紹介したいとのご要望でしたが、2ページで収まる内容ではなかったので、漫画は開発秘話に絞ることに。その代わり、漫画だけではなくデザインを含めたパンフレットの制作も請け負うことで、テイストを統一しつつ必要な情報を余すところなく届けられる販促ツールになりました。開発秘話は物語そのものであり、漫画の題材にはぴったりです。どんな会社のどんな人たちが作っているかという面を描くことで、実際に購入して利用する人たちはもちろん、販売を取り扱う代理店の皆さんにも愛着を持っていただけます。

 

・お客様の声
漫画の持つ説得力と分かりやすさに感動!ネームを見た瞬間に頼んで良かったと思いました。想いを形にしていただき、涙が出そうになりました。パンフレットのデザインの世界観も素晴らしく、ロゴなどはサイトにも採用させていただく予定です。大変満足しており、またいろいろとご相談させていただきたいです。

作事例3:WEBサイト、SNS用イベント告知漫画

・制作案件:秋雅展(http://shugaten.com
・クライアント:(公社)全日本小品盆栽協会

・概要:
関東最大の小品盆栽の展示会&即売会である『秋雅展』の告知に漫画を使いたいとご依頼いただきました。毎年同時期に開催しておりポスターやDMなど基本的な販促物は揃っている状況で、もっと若い層や通常の方法で情報が届きにくい層へ来場のきっかけを新たな形で提供したいというのが狙い。

 

お客さまの希望でナビゲーター役としてマスコットキャラクターを設定することに。漫画ではなくイラスト単体などでも使い勝手が良く、これからもお客さまの資産となるキャラクター制作を心がけました。初めから各SNSで展開したいというお話だったので、スマホなどで視認性の高い作品になるよう制作。また今回は全く盆栽を知らない層の新規獲得ではなく、すでにある程度興味を持っている人たちへ向けての漫画ということで、私自身が盆栽を育てている経験から共感を感じていただけるストーリー作りができました。

 

・お客様の声
「もっと盆栽を知りたい、楽しみたい」と思う人に秋雅展を知っていただきたく、そういう人にピッタリの漫画を作ってくださいました。盆栽好きの人たちが共感する内容の漫画で、キャラクターも愛らしくとても満足しています。作品は今回はSNSやHPで公開し、データの微調整なども素早くご対応くださいました。今後はイベントキャラクターとしてグッズ展開やパンフレットへの登場も画策しています。

まとめ

広告を打つことでお客さんが増えたり、売上が上がったり、数字に表れる結果が出たのなら、それは素晴らしいことです。けれどそれだけが広告の役目ではありません。

 

存在を広く知ってもらったり、想いを伝えたり、ブランドのイメージを明確にしたり。広告にはいろいろな役目があります。野球選手をたたえた「記録より記憶に残る」という表現がありますが、広告漫画はその力がとても強いです。人や感情、ストーリーを伝え、読む人の心に印象付けるのに適した手法なのです。

 
 

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百万 友輝(ひゃくまん ゆうき) 漫画家。広告漫画企画室百漫画代表。1980年生まれ。販促の大学サムネイラスト担当。加賀百万石の石川育ち、さいたま市盆栽村在住。漫画家になる夢に挫折したときに広告漫画に出合う。雑誌連載に依存しない道もあるなら自分でもやれるかもしれないと、再度その道で漫画家を目指すことを決意。広告代理店に営業として入社し経験を積んだのち、派遣社員と兼業で開業。広告営業としての「売る側の視点」と漫画家としての「おもしろさの追求」を併せ持ち、企画からの提案を得意とする。 サイトにてブログ更新中。 百漫画 http://hyakumanga.com

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