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2007年に出版された『この1冊ですべてわかる 広告の基本』を2018年4月に全面改訂した本書。
著者は「はじめに」で、「この10年間の間に起こった広告の世界の変化をできる限り盛り込んで現状を正確に記述することに努めました」と述べています。新たにネット広告関連の情報が追記され、「広告ってなに?」という初歩的なことから、広告業界についての説明、さらに広告業界の専門用語を用語集としてまとめています。
広告について必要な基礎知識をつけるために、ぜひ本書を手に取ってみて欲しいと思います。
【目次】
1.広告の種類に関する内容紹介
2.まとめ
新たに追加されたネット広告について紹介します。ネット広告の出稿のデバイスにはパソコン、スマートフォン、フューチャーフォン、タブレット端末があり、まずはどのデバイスをターゲットにするかを考える必要があります。
ネット広告の種類は大きく分けて5つ。
・ディスプレイ広告
・リスティング広告
・ネイティブ広告
・ビデオ広告
・メール広告
コストや誘導の仕方、利用者の関心などによって、さらに細かく分類されます。
例えばリスティング広告を例にとってみると、さらに
・検索連動型広告
・コンテンツ連動型広告
この2つに分けられます。
検索キーワードと連動して検索結果に表示される「検索連動型広告」に対し、「コンテンツ連動型広告」は閲覧ページの内容に連動して表示されます。リスティング広告なら、利用者の関心に合わせて効果を高めることが期待できます。
ネット広告では、デバイスのターゲットを設定した上で出稿先を選定し、さらに広告の種類を決めていく必要があります。リスティング広告以外の4つの広告では、中分類から小分類までかなり細かく分類されています。コストや誘導の仕方、利用者の関心などに合わせて考えていきましょう。
またP.85では「スマートフォンの項目別利用時間」について紹介しています。手軽に持ち運びでき、いつでも操作できる気軽さから、パソコンよりもスマートフォンの方が多くシェアされています。スマートフォンの1日当たりの平均利用分数が年代別に紹介され、その中でもSNSの利用時間について調査した結果をグラフ上でわかりやすく解説しています。
・10代 73分
・20代 59分
・30代 24分
・40代 20分
・50代 11分
となっており、10代から20代の若い人たちのSNS利用時間が長いことがわかります。しかし、意外にも30代以上でも1日10分以上はSNSを利用しています。「モバイルシフト」が進展している昨今では、SNS上に「ネイティブ広告」などの新しい広告形態を利用することで、紙面媒体などでは獲得しづらい層をターゲットに設定することもできるでしょう。
※ネイティブ広告とは「例えば、ツイッターのタイムラインの中で自分がフォローしている人のツイートの間に、同じツイートの形式で出稿される広告です。」ーP.88
ネット広告関連について最新の情報が記載されておりますので、ネット広告を検討していたり、どんなものか気なっている方にもわかりやすいように、チャートやグラフを用いて説明しています。広告業界に関わりのある方はもちろん、これから広告を活用していこうと考えている企業や店舗経営者の方にも、どの媒体が自社に適しているのかが分かるようにそれぞれの特徴を紹介しているので、きっと役に立つはずです。
【詳細】
著書:新版 この1冊ですべてわかる 新版 広告の基本
著書:波田 浩之
出版社:日本実業出版社
初版発行:2007年10月1日
最新2版発行:2018年4月18日
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