販促のおススメ図書
売れる販促ツールのつくり方・使い方

公開

自社の商品を売り込む際に便利な販促ツール。身近なものとしては、POPや商品を紹介するポスター、チラシなどが挙げられます。

しかし、そのほかにもお客様に営業担当者自身を知ってもらうためにプロフィールシートを作成したり、名刺やメールの署名に自社製品のアピールポイントを書いたり、目を惹く名札を使用したり。「これって販促ツールなの?」というようなものも、お客様の心を動かす立派な販促ツールです。

 

本書の初版発行は平成15年と15年前になりますので、あまり目新しさはないかもしれません。しかし、これからお店を開こうとしている方や、初めて営業部門へ配属される販促初心者にとっては、知識を深められる内容になっています。

 

【目次】
1.販促に使える内容を紹介
2.まとめ

■販促に使える内容を紹介

本書では、リフォーム会社に入社して1年半の社員が体調不良で休職し、復職後以前のようなパフォーマンスを取り戻すために行った「サンキューレター」によるフォローの事例を紹介しています。

 

①引き合いをもらって初めて訪問したお客様に、その日のうちに改めてサンキューレターを出す(見積りまでに時間がかかる場合)

 

②見積りを提出した後、その日のうちにサンキューレターを出す(契約するか否かの返事がすぐにもらえなかった場合)

 

③契約していただいたお客様に、その日のうちにサンキューレターを出す

 

④工事が終了したその日のうちにサンキューレターを出す

 

⑤完工して1ヵ月後、メンテナンスのハガキを出す

 

⑥完工して3ヵ月後、メンテナンスのハガキを出す

 

やりすぎと思われるかもしれないフォローではありますが、本書では「実際に『丁寧にお礼状をくれたから』という理由でリフォームの契約をしてくださるお客様が現れ始めたのです。」と成功事例として紹介しています。

 

ポイントは、「出すタイミングと手書き」。初回訪問後にサンキューレターを出すことはほとんどありません。「だからこそお客様には『まあ、わざわざ』と新鮮な印象を与えることができるのです。」-p.166

 

弊社の営業も「サンキューレター」を取り入れています。相手に特別感を持たせるような「あなただけに向けた内容」にして、さらに手書きにすることで、お客様の心をぐっとつかむ事ができるはずです。

 

メールなどのデジタルツールが主流の昨今ですが、稀だからこそ、手書きでもらった「サンキューレター」は相手の印象に残りやすくなります。商品だけではなく、自分自身や会社をしっかり覚えてもらうきっかけにもなりますので、ぜひ活用してみてください。

■まとめ

手軽に始められるサンキューレター。そのほかにも、すぐに使えるツールが28も紹介されています。営業として何ができるのか、お店の販促についてまったくわからない、などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ本書をご覧になり知識を深めていただきたいと思います。

 

 

【詳細】
書名:売れる販促ツールのつくり方・使い方

出版社:同文館出版株式会社
著者:井出聡
第1版発行:平成15年8月11日
購入はこちら

 
 

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • 販促のおススメ図書
    『もっと儲かる 全国手書き…
    「初めて出村さん(本書の著者)の手書きチラシを見たとき ~ 字は汚いし、ごちゃごちゃしている。すっごいな~・・・。でもなぜか心にしみるような温かさがそこにはありました。~そして、肝心の反応率がいい!」これは、本書の冒頭に紹介されている手書きチラシの推薦者の声です。手書きチラシは、一見すると汚い印象を与える場合もありますが、時にそれらが「味」となって人間味を伝え、その結果効果が期待できる手法です。全国の小売店やサービス業の成功事例を集めた本。手書きチラシのノウハウが実例から学べますので、手書きチラシをやってみたいけど、何から始めればよいのか分からない方におススメの一冊です。
  • 販促のおススメ図書
    9割がバイトでも最高のスタ…
    従業員の接客の質を上げると、サービスのクオリティが上がり、お客様に「もう一度行きたい」と思わせることで、リピーターが獲得できるというメリットがあります。指導次第で誰でも最高のスタッフに育つということを、とてもわかりやすく解説した読みやすい一冊です。
  • 販促のおススメ図書
    沈黙のWebライティング …
    以前にご紹介した『沈黙のWebマーケティング』の続編。Webマーケティングコンサルタントのボーン・片桐が、ホームページの改善によって若き女将が経営する旅館を立て直すストーリーを通し、Webの知識を一気に学べる一冊です。コミュニケーションを取るために、人は言葉を使います。会話はもちろんですが、メールやSNS、ブログなどのインターネット上においても、相手に思いを伝えるための方法として言葉を使います。この本では、言葉を使って相手に思いを伝えるための「ライティング」に焦点を当てており、そのノウハウを会話形式で学ぶことができます。今まで難しい用語が並んだホームページ改善の書籍を読んで挫折したことがある人や、これから検索対策を学びたいと考えている人などにおすすめの一冊です。
  • 販促のおススメ図書
    この1冊ですべてわかる 新…
    2007年に出版された『この1冊ですべてわかる 広告の基本』を2018年4月に全面改訂した本書。著者は「はじめに」で、「この10年間の間に起こった広告の世界の変化をできる限り盛り込んで現状を正確に記述することに努めました」と述べています。新たにネット広告関連の情報が追記され、「広告ってなに?」という初歩的なことから、広告業界についての説明、さらに広告業界の専門用語を用語集としてまとめています。広告について必要な基礎知識をつけるために、ぜひ本書を手に取ってみて欲しいと思います。
  • 販促のおススメ図書
    ネット集客での売上に直結す…
    見込み客の情報を獲得して、定期的に情報発信しながら購入を促す手法をまとめた一冊。 「メールアドレス」の獲得と活用の方法を中心に書かれていますが、見込み客リスト集めという点では、DMや近年広まってきたLINE公式アカウント(旧 LINE@)にも応用できる内容です。 これからお客様になる見込み客へのアプローチや、既存客のリピーター化のために、見込み客リスト集めとその活用法を学びたい方におすすめです。
PAGE TOP