販促のおススメ図書
『売れる文章術』

公開

「商品を売る」ための文章を書くのは、普段から文章を書き慣れている人にとっても難しいことです。ただ伝えるだけではなく、「買う」という行動に移してもらわなければなりません。

この本では文章を書くのが苦手という人にとって、とても使いやすいテンプレートをご紹介しています。それを参考にして、「売れる」文章を書けるようになってみませんか。

 

【目次】
1.穴埋め文章作成テンプレート「Catch Me If You Can」
2.まとめ

■穴埋め文章作成テンプレート「Catch Me If You Can」

本書で紹介されている「Catch Me If You Can」という文章テンプレートは、簡単に言うと「つかみから行動喚起までの、一連の流れ」に沿った内容になっています。

 

売れるためにどんな言葉で伝えるかは大事ですが、本書はどのような「流れ」で言葉を伝えるかを学べる一冊になっています。

 

内容の一部ではありますが、文章を書く「流れ」を学べるテンプレートをご紹介します。

 

・穴埋め文章作成テンプレート「Catch Me If You Can」
==================================================================

【Catch】
①オープニング(つかみ)
例:ちょっとしたニュースや冗談、日常のエピソードなど、抵抗なく読んでもらえる内容などで、安心してもらう。

 

②テーマ(主題)
例:今からお伝えする内容は○○。

 

【Me】
③ベネフィット(相手が得をすること)
例:私の商品を手にするとあなたは○○という得をします。

 

④プレミス(自説)
例:なぜなら、私の意見では○○。

 

【If】
⑤バックグウンド(背景)
例:そのように至った背景を申し上げますと○○。

 

⑥プルーフ(論拠)
例:3つの論点があります。1つひとつ説明します。1つ目は○○、2つ目は○○、3つ目は○○。

【You】
⑦コンクルージョン(結論)
例:結論としましては○○。(プレミスとほぼ同じことを繰り返します)。

 

⑧ベネフィット(相手が得をすること)
例:つまり、私の商品を手にすると、あなたは○○という得をします(ベネフィットを繰り返す)。

 

【Can】
⑨ベイビーステップ(はじめの一歩)
例:そのためのきっかけとして、無理なくできることを伝えて、読み手の背中をそっと押してあげましょう。(オープニングに関連することに触れると感動します)。

 

==================================================================

あくまでも「流れ」を考えるためのテンプレートです。

文章を書く際に、上記をコピーしてお使いください。

 

まとめ

今回ご紹介した内容は、本書のごく一部です。

書くための「流れ」を覚えるだけでは、売れる文章とはいえません。この他にキャッチ・ストーリーなど、共感や購買喚起につなげるための方法がたくさんご紹介されています。

 

文章を普段から書く人も書かない人にも、テンプレートというわかりやすい「型」を基に売れる文章作成方法を紹介しているので、とても理解しやすい内容になっています。商品・サービスをもっとたくさん売るための文章力を身に付けたい方は、ぜひご一読ください。

 

 

【詳細】
書名:売れる文章術
出版社: フォレスト出版
著者:中野 巧
第1版発行:2014年11月23日
購入はこちら

 

 

 
 

The following two tabs change content below.
販促の大学の企画創立者。地域新聞社在職時代にマーケティング部を発足。WEB集客事業を実施し、問合せ数を前年比約3倍に。さらにマーケティングオートメーションの導入や、インサイドセールス部門立ち上げ支援など、営業組織の効率化に貢献。その後、新規事業開発の部門を経て、2021年独立。現在、PRSJ認定PRプランナーとして、企業の事業開発からプロモーションを手掛ける「喜八屋」の代表を務める。

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • 販促のおススメ図書
    当たる「手書きチラシ」のル…
    パソコンで作ったり、デザイナーに依頼したりして作成することが多いチラシ。手書きならパソコンがなくても、デザイナーに頼まなくても、簡単に作成することができます。また、手書きならチラシ作成にかかる費用は紙代と印刷代くらいになりますので、コストを抑えることができます。本書では、「販促」とは何か、なぜチラシやダイレクトメール、ポイントカードなどを使った「販促活動」が必要なのかといった「販促の基本」のほか、書名である手書きチラシの作成に関するコツを解説しています。手書き力アップのコツをわかりやすく紹介していますので、イラストが苦手な方や、字にはあまり自信がないけど自分でチラシを制作したいという方におススメの一冊です。
  • 販促のおススメ図書
    スターバックスの教え 感動…
    接客業は、モノだけではなく、サービスを提供するのも仕事の1つです。相手の言動に合わせて柔軟に対応していくスキルや、スタッフ同士の協調性なども必要になります。著書の目黒勝道氏は、12年間勤めたスターバックスジャパンの経験を基に、接客業に必要な考え方、人材教育の基本についてまとめています。
  • 販促のおススメ図書
    クイズで学ぶ デザイン・レ…
    「映画ポスターのデザイン、どちらが適切ですか?」本書の表紙には、2パターンの映画ポスターのイメージが掲載されています。あなたにはどちらのパターンが適切なデザインだと思いますか?本書はテーマごとにaパターン、bパターンの2つのデザインを用意し、クイズ形式でどちらが適切かを考えながら、どんどん読み進めるつくりになっています。構成、文字、色、グラフィック、ウェブと5つのジャンルに分け、デザインやレイアウトの基本を全55パターンの例を使って紹介しています。
  • ロゴと展開 ブランドイメージを伝えるデザイン
    ロゴと展開 ブランドイメージを伝えるデザイン
    企業はもちろん、最近はカフェや美容サロン、飲食店や小売店などの個人経営の店舗でも、お店のイメージにぴったり合ったロゴを使っているところが増えてきています。ロゴは看板だけでなく、ショップカードやポスター、商品パッケージなどさまざまなところで利用され、色や形、デザインなどで見た人に企業やお店のブランドイメージをイメージさせます。ロゴは企業やお店、商品の「顔」なのです。多くの人に強く印象づけるためにも、自社に合ったロゴを作りましょう。本書は実際の企業やお店、商品で使われているロゴとその展開について解説しています。様々な業種について、ショップ、企業、施設、イベントに分類して事例を紹介しています。これからロゴを作ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
  • 販促のおススメ図書
    ネット集客での売上に直結す…
    見込み客の情報を獲得して、定期的に情報発信しながら購入を促す手法をまとめた一冊。 「メールアドレス」の獲得と活用の方法を中心に書かれていますが、見込み客リスト集めという点では、DMや近年広まってきたLINE公式アカウント(旧 LINE@)にも応用できる内容です。 これからお客様になる見込み客へのアプローチや、既存客のリピーター化のために、見込み客リスト集めとその活用法を学びたい方におすすめです。
PAGE TOP