販促のおススメ図書
小さなお店・会社が一人勝ちできるお金をかけない
販促の反則技33 すぐに結果が出る集客&売上アップ術

公開

店舗周辺に告知活動をする場合、チラシを1万部配布するためには、おおよそ20万円以上のコストがかかってしまいます。チラシ以外にもいろいろな新規客獲得の手法はありますが、どれもコストがかかるため、販促に不慣れな店舗経営者にとっては、効果があるかになるでしょう。

 

本書は、チラシや地域情報紙などの活用以外の、「コストをほとんどかけない」で行える販促手法やキャンペーン方法をまとめた一冊です。

 

「反則技」というちょっと刺激的なタイトルですが、書かれている内容はもちろん合法。集客に役立つ、合理的な方法がまとめられています。

 

新しい手法やアイデアを見つけたい方におすすめの一冊です。

 

【目次】

1.販促に使える内容を紹介

2.まとめ

 

販促に使える内容を紹介

■新規のお客さまがガンガン集まる販促技

本書で紹介されている内容は、目的別に大きく5つに分かれています。

 

1.新規のお客様がガンガン集まる販促技
2.新規客をたちまち固定客にしてしまう販促技
3.客単価を上げ、売上をアップさせる販促技
4.ちょっとした工夫で売り上げが倍増する販促技
5.まだまだある!売れ続ける仕組みをつくる販促技

 

今回は「1.新規のお客様がガンガン集まる販促技」より、3つ抜粋してご紹介いたします。

 

①お金も時間もある公務員だけを狙う市役所オフィスサンプリング

「安定した収入と余暇」がある公務員は、優良な消費者として、とても重要なターゲットです。この層は、高額商品を買ってくれたり、リピーターになってくれたりする可能性が高いといわれています。

 

公務員にアプローチする場合は、チラシを1軒1軒配布するより、公務員が集まる場所に直接営業をした方が圧倒的に効率がいいはずです。

 

あまり知られていませんが「市役所のオフィス内で営業活動をする権利」というものがあり、それを使えばお昼休み中の職員に直接チラシを渡すなどの営業活動ができます。

 

せっかくデザイン制作した印刷してチラシです。効率的に高額所得者に届ける方法として、検討してみてはいかがでしょうか。

 

②ちょっと先の将来に大きな利益が得られる ワンコイン・フロントエンド

家や車、結婚式など、商品・サービスの購入を検討する頻度が少なく、かつ高額な場合に、見込み客を事前に囲い込む手法です。

 

例えば車の車検や修理など、めったに必要とされないニーズに対応するサービスの場合、「ワンコイン洗車」のような商品を用意しておけば、日常的なお付き合いが生まれます。そこでお客様とよい関係を築いておければ、「いざ」という時に「いつものところに頼もう」と思ってもらえるでしょう。

 

集客するための商品は単価を低く設定し、利益を得るための商品販売につなげるという手法です。みなさんのサービスでも、ワンコインで日常的に顧客との接点を持つ方法がないか、考えてみてはいかがでしょうか。

 

③ニューファミリー層をつかんで離さない子ども中心イベント

「『子どもを中心にするイベント』は販促の世界においては『鉄板』と言えるもので、さまざまなシーンで活用されています」(P49より)。

 

子どもとの思い出作りができるイベントであれば、若い親御さんも警戒心を緩めて販促イベントに参加してくるでしょう。本書でおすすめしているのは「撮影イベント」です。

 

撮影した写真を後でお送りするために、メールアドレスを含めた「個人情報」を得ることができます。来場時に販売できれば一番ですが、このイベントの目的はあくまでも「アプローチリストの獲得」です。

 

写真をお送りするということであれば、自動的に氏名とアドレスを入手できるので、ぜひそうしたイベントを企画してみましょう。

まとめ

今回ご紹介した内容は、本書のごく一部です。新規客獲得方法の他にも、リピーター獲得や単価アップのための工夫がたくさん紹介されています。

 

他の販促本ではあまり見かけないような具体的な手法が、たくさん紹介されています。
極力お金をかけずに行える販促手法を学ぶことができるので、関心のある方は、ぜひご一読ください。

 

【詳細】
書名:小さなお店・会社が一人勝ちできる
   お金をかけない販促の反則技33 すぐに結果が出る集客&売上アップ術
出版社: 現代書林
著者:石橋 拓也
第1刷発行:2017年9月19日
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販促の大学の企画創立者。地域新聞社在職時代にマーケティング部を発足。WEB集客事業を実施し、問合せ数を前年比約3倍に。さらにマーケティングオートメーションの導入や、インサイドセールス部門立ち上げ支援など、営業組織の効率化に貢献。その後、新規事業開発の部門を経て、2021年独立。現在、PRSJ認定PRプランナーとして、企業の事業開発からプロモーションを手掛ける「喜八屋」の代表を務める。

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