DXを通じて経営革新・事業創造を支援する株式会社DIMAGE SHARE(ディマージシェア)代表取締役社長 大内 慎さん~BackBone vol.8

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株式会社地域新聞社代表取締役・山田旬が、千葉県にゆかりのある起業家・経営者にインタビューを行い、その生き方、考え方の背骨を探るシリーズです。

第八弾となるインタビューは、1980年代にこれからはデジタル時代になると目をつけ1999年に創業、株式会社ディマージシェア代表取締役社長かつ次期CIB(千葉イノベーションベース)会長の大内 慎(おおうち しん)さん。

社名の『ディマージシェア』は造語で、「デジタル」と「イメージ」をかけ合わせて「シェア」するという意味があります。企業理念は、「まじめに向き合い、感謝される。共創する『すごい』を世の中に発信し続ける。」

大内 慎さんのBackBoneをお聞きしました。

株式会社DIMAGE SHARE(ディマージシェア)

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まずは大内さんの経歴を教えてください。

千葉県浦安市育ちで、父親は運送業勤務、母親はパートをしている、ごく普通の家庭で過ごしました。小さい頃は今の体型とはまったく違い、肥満児だったんです。元気いっぱいで体も大きいので、相撲もそこそこ強かったですね()。小学2年生で40㎏、4年生で60㎏ありましたから。

中学では野球部に所属して、毎日よく走らされました。おかげで痩せましたよ()。3つ上の兄の影響で、音楽に興味をもち始めたのもこの時期です。お金をためてギターを買い、好きなアーティストのライブにもよく行っていましたね。勉強は上位に入っていました。読書感想文が得意で、書くことで悩んだことは一度もないんです。論理的に物事を組み立てるのが得意な方だからだと思います。高校ではバンド一色。夏休みに旅行に行くお金も必要だったので、西船橋のレストランでアルバイトをしていました。そのお店がCIB(千葉イノベーションベース)月例会後の懇親会で使用するお店と同じビルにあるのは、なにかの縁ですかね()

情報系に興味があり、高校卒業後は東京池袋の専門学校に進学しました。当時はパソコンも高価で、複数人で1台使用する学校が多かったのですが、この学校は新設校で一人1台あったのが選んだ理由です。授業が面白くて、朝から夕方まで学校、放課後は高校時代から続く同じアルバイト先にお世話になりました。

就職活動はどのようにされたのですか

専門学校卒の採用開始は四年制大学生の後なのですが、比較的早めに動いていました。当時は情報も少なく、自分で調べた会社に電話したり手紙を書いたりして応募していました。ITエンジニアはこの先圧倒的に不足するという話もあり、売り手市場の時代でした。

ある会社の就職説明会で、まわりはすべて四大卒生で私だけが専門卒。でも筆記試験がバツグンに良かったようで、即採用されました。今考えると行動力はありましたね。いい意味で無知で怖いもの知らず。行動力といえば、小学3年生のころ親の都合がどうしてもつかず、浦安から神宮球場までひとりでナイターを観に行ったこともあります。行動力はこの頃に身に付いたのかもしれません。

入社してどのようなことをされていたのですか?

大手企業の大型汎用機のプログラミング開発をしていました。

東京銀座の会社で和気あいあいとしていて、いい人たちが多く働きやすかったです。ちょうどその頃はダウンサイジングという汎用機からオープンシステムに変わる転換期だったので、新しい言語を習得したいと思い転職活動をしましたが、時代はバブルが崩壊して仕事が激減。面接してもなかなか返事がもらえずに、最後は社長あてに電話して直談判。迷っていると言われたので想いを手紙につづり伝えたことでなんとか採用に。社長は30歳くらいで私は23歳、すごく年上に見えました。プロジェクトマネジャーを任されるなど、やりがいを感じることも多かった一方、この時におぼろげながら起業したいなと思うようになりました。

その2年後の25歳で個人事業主として独立することになるのですが、会社を創るにはまず資本金を貯めなければならない。仲間3人で話し合い「3年で1000万を貯めよう」と決めて、個人で仕事を請け負いながらコツコツ貯金をし、計画通りに3年で貯めることが出来ました。仲間の一人は今もこの会社で一緒に働いており、もう一人は個人株主として応援してくれています。

創業時はどのように活動されたのですか

1999年の創業時はインターネットが世の中に普及してきたときでした。

知り合いからの仕事の紹介がほとんどでしたが下請け的な仕事が多かったので、自分たちのサービスを作ろうと週末や夜に集まって話し合っていました。そこでできたのが『iモードの無料スケジューラー』。システム開発のニーズがあるような場所に行き、宣伝しながら興味を持ってもらい徐々に取引先を増やしていきました。

また、広告代理店の人と接点を作って、彼らが企画するサービスのシステム開発なども受託していました。テレビのクイズ番組のシステムを作ったこともありましたね。自分から割り込んでいく性格ではないのですが、よく人から相談されたり、まとめ役になることが何故か多いんです。今回のCIB会長もそうなんです(苦笑)。

順調なスタートだったんですね。

ニュースリリースを配信すると雑誌などが取り上げてくれて、それを見た大学や会社から仕事の依頼が舞い込むなど比較的順調でした。資金もストックされ、10年くらいは右肩上がりで成長。ただ、上場しようとしたときにリーマンショックが来て、業績には影響はありませんでしたが、世の中の雰囲気で流れてしまいました。それが2010年、40歳のころです。

この10年を振り返ると失敗と成功の連続でしたね。コンテンツサービスを立ち上げたり、独自商品サービスを作ったり広告代理事業をしたりと、システム開発会社から事業会社になりたいと思って試行錯誤しました。一方でリソースを分散させてしまったり、SI(システム統合)の収益が減ったりしたので、一旦祖業に立ち返ろうと決めました。当時、子会社を作ったりベトナム・ハノイに現地法人を立ち上げたりもしていました。ベトナム人は全員ハノイ工科大学出身のエンジニアで、2011年から縁があり来年度も4名ほど採用します


酉の市で当社幹部メンバーとの商売繁盛を祈念

 

今後の構想を教えてください

システム開発で安定的に収益も伸びてきたので、ブロックチェーンやNFT、WEB3.0など新技術を研究して企業のDX化をより支援していこうと考えています。独自商品としてアフェリエイト広告システム「admage®」に続く新しいプロダクトも構想しています。ベトナムに拠点もあるので、アジアを中心に海外でソリューション開発していきたいですね。


2022年3月に実施した社員総会での写真

CIBの今後についてメッセージをください

起業家集団ではありますが、会社を創ることが特別なことではなくて、ひとつの選択肢と考えてほしいですね。特に若い方に起業に興味を持ってもらいたいです。「オリンピック理論」のように身近に起業した人がいると、こんなもんだと思える。学生も含めた若い方たちが集うような場になれば嬉しいですね。

取材後記

ベイスターズは家族全員が大ファンと頬を緩ませる大内さん。少年時代に自宅から神宮まで一人で電車を乗り継ぎ大好きな野球を観に行く。何でも限界を決めずにやらせてみせたご両親の『愛情ある家庭環境』に背骨を感じました。社長ブログからも人柄の一端を感じ取ることができます。
大内 慎の社長ブログ


趣味の1つである横浜DeNAベイスターズの野球観戦

プロフィール

大内 慎(おおうち しん)
1971年生まれ。東京都出身千葉県育ち。25歳で独立し28歳で株式会社ディマージシェア創業。DXを通じて経営革新・事業創造を支援するファーストパートナーをビジョンにIPOを視野に挑戦中。趣味はお酒と筋トレ。
株式会社DIMAGE SHARE(ディマージシェア)
大内 慎の社長ブログ

山田 旬(やまだ じゅん)
1970年東京都中野区生まれ。日本大学商学部卒。「生保は金融機関のデパートです」「一国一城の主になれる」キャッチコピーに惹かれ大手生保入社。2004年株式会社地域新聞社入社。狩猟型単独営業から農耕型チーム営業へ営業プロセス改革。趣味はジョギング、読書。

株式会社地域新聞社

 

 

「千葉イノベーションベース」について

千葉イノベーションベース(CIB)は千葉県内のメディアや金融、ならびに行政、そして国内最先端の技術を有する会社など各所が強みを生かし、アントレプレナーシップを持つ千葉県民の方々に、新たな成長の場をお届けすることを目指し立ち上げられた一般社団法人です。

2022年2月に法人化、株式会社ファインドスターグループ代表取締役の内藤真一郎様が代表理事を務め、現在千葉県内の企業が次々と参画しています。当社からは代表取締役社長の山田旬が参加をしております。

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