ユーザーの購買行動プロセスを説明するモデルの一つで、Occasion(きっかけ)Research(調査)Advocate(推奨)Convince(説得)Action(行動)Share(共有)の頭文字をとったもの。これまでの購買行動のプロセスモデルは、広告による「Attention(注意)」が起点となるものが多かったが、ORACASは、日常生活における変化「Occasion(きっかけ)」を起点とするケースに焦点を当てている。購入が必要になったら調査をし、第三者の意見を聞き、納得した上で購入する。CRMで管理された顧客データを基に、消費者のライフステージの変化を見逃さないようにする必要がある。
Occasion(きっかけ):就職を機に車通勤になるので、車を買おうかな。
Research(調査):車種やメーカーをネットで検索して調べる。
Advocate(推奨):口コミサイトやSNSを見て、第三者の評価を確認する。
Convince(説得):Advocate(推奨)を見て購入する商品を決める。
Action(行動):実際に購入する。
Share(共有):口コミサイトやSNS、ブログなどで感想を共有する。Share(共有)された情報が、第三者へのAdvocate(推奨)につながっていく。