BackBone vol.4 株式会社メディアインキュベート  代表取締役社長 浜崎正己さん

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株式会社地域新聞社代表取締役・山田旬が、千葉県にゆかりのある起業家・経営者にインタビューを行い、その生き方、考え方の背骨を探るシリーズです。

第四弾となるインタビューは12社の役員を経験するなど、メディア事業を中心に活動範囲を広げている株式会社メディアインキュベート代表取締役社長・浜崎正己さん。千葉県佐倉市出身。千葉コンバレー構想を持つ浜崎さんのBackBoneをお聞きしました。

まずは浜崎さんの経歴を教えてください。

長崎で生まれてすぐに銀行員だった父の転勤により東京へ、その後千葉県西船橋に引っ越し、活発な子どもだったので、もっと自由に広いところで育てた方がいいだろうという両親の考えで、3歳の時に千葉県佐倉市に転居しました。身体を動かすことが大好きで、サッカーや野球、水泳などしながら過ごしていました。

中学校では、野球部に入りキャッチャー、打順は三番。将来はプロ野球選手になりたいと思ったりもしましたが、プロにはそう簡単にはなれないと感じ、違う形で野球やスポーツに関われるスポーツ記者になりたいなと思っていました。

ちょうどその頃から、中学校の朝の時間にあった読書習慣をきっかけに本をよく読むようになりました。特に印象に残っているのはオグ・マンディーノの「十二番目の天使」。自己啓発著者として有名ですが、主人公の少年が一所懸命に壁を乗り越えて成長していくストーリーに感動したのです。その少年が野球をやっていたのも興味を惹かれた一因かもしれません。他に小説もよく読んでいました。

今でも毎月40~50冊まとめて本を買います。昔は、斜め読みでも全て読んでいましたが、最近は忙しく読書量が少なくなり、アウトプットばかりでインプットが少ないので、なんだか気持ちが悪いです。自宅には本が1000冊以上あり、kindleでも500~600冊くらいはあります。リビングに本が沢山積まれていて妻は困っているみたいですが(笑)。どうして本を読むのかは「好き」というよりも「危機感から生まれる、知らないことの恐怖」からきていると思います。知らないことで騙された経験からきています。

高校では、バレーボール部に入り、ポジションはレフトでエース。顧問の先生がまったく練習に来ないので自分たちで練習を組み立てていて、今思えばベンチャー企業みたいだったな、と振り返ることもあり、起業の原体験になっているのかもしれません。

読書はオグ・マンディーノの延長でビジネス本をよく読んでいました。周囲の高校生ではそのような本を読んでいる人は少なく、周りから不審がられることもありましたね。推薦で大学も決まっていて時間もあったので、高校3年生の秋にはバンドを始めボーカルをやりました。ジャンルはJ-POP。声も大きいので今でもカラオケを盛り上げる自信はありますよ。将来、映画を撮る夢もあって、そこで自分の歌を入れたいなと思っています(笑)。

大学はメディア志望で、駒澤大学のグローバル・メディア・スタディーズ学部に入りました。 サークルをつくったり、フリーペーパーの記者などをしたり、スポーツだけではなく政治や経済の分野にも興味が広がっていきました。

この頃から起業したいと思うようになり、ベンチャー企業の勉強会やイベントにも参加していました。先生も起業しているような環境だったので「起業とは何か」を考えるようにもなりました。

就職活動はどうでしたか

大学院に進学するか起業するか悩んでいましたが、親にこれ以上迷惑はかけられないと思い、まずは自立出来るようにと就職活動をスタートしました。メディア企業を志望していたのですが良い縁がなく、建機レンタル大手に営業として入社。東日本大震災の年でしたので、重機を降ろしに火力発電所や原子力発電所などにも行ったことが、とても記憶に残っています。仕事をする中で、やはりメディアに行きたい気持ちが忘れられず、ウェブメディアの会社に転職しました。それが今の仕事に繋がっています。24歳の時です。

起業の経緯は何ですか

もともと起業したいと思っていたので、産まれて10,000日を迎える27歳で株式会社メディアインキュベートを起業しました。その後、この6年間で複数の会社を立ち上げて、これまでに12社の役員を経験して、今は5社の役員をやっています。

やりたいことがたくさんあって、8月1日には「こどもの未来」という会社を創りましたし、8月8日には「メディアの未来」「仕事の未来」という2つの会社を新しく創りました。メディアで新規事業を創ることを志としていて、「メディアとは光をあてること」だと考えています。新規事業の支援をしているだけではなく、自分でやろうと思ったことがたくさんの会社を創り始めた動機です。


会社設立4年目記念に奥様からプレゼントのライト

 

会社を創ることは、自分の会社であるメディアインキュベート内に、事業部として立ち上げることとは違うのですか?

出資をして役員兼務もあれば100%出資の子会社もあります。事業を進めていく上で仲間はとても大事なので、私の役割としては仲間集めに集中しています。現在、推し進めている未来プロジェクトでは、様々な仲間が入って来やすい環境を創った方がいいなと思っています。強い結束があることで、より事業が大きくなるなとこれまでの経験で学びました。一人でやり続けるよりも、互いに力を合わせて、一緒に会社を創る方がお互いにとって良いかな、と。

なぜそうしたかは、私が得意なのは「人をつなぐこと」。その強みを最大限発揮するには、会社をたくさんつくることが良いという結論に至ったんです。2023年2月までに30社創りたい。そういった意味ではCIBは非常に学びが多く、ありがたい環境だと感謝しています。

来年30社創った先にはどんな構想があるのですか

30社できたら、100社つくります。100社つくったら500社、1000社、3000社にしたい。

これを言うと「どういうこと?」となるのですが、それぞれの会社への関与の仕方としてはマイノリティー出資を基本にしようとしています。「繋ぐこと」に価値を置いているので、子会社や関連会社になってほしい訳でもなく、連結会社にもしない。それよりも、ともに助け合う仕組みをつくりたい。これが私なりに模索してきたメディアの未来の形の一つでもあります。掛け合わせていくことで皆が強くなり成長速度が速まると思っています。

CIB入会のきっかけは何ですか?

千葉コンバレーという産業構造の仕組みをつくりたい思い、「千葉、起業家」で調べていたらもうすでに私がやりたいことをやっている組織を発見したんです。それがCIBでした。すぐにフェイスブックから申し込み、月例会に参加し2021年12月に入会。今は、東京に住んでいますが、青春時代を過ごした千葉県への想いもあり、両親の住む千葉県に縁を持ち続けたいのでCIBはいい場所になっています。また、経営者として成長する、ありがたい機会ですし、こうした学びの場がもっと広がり、本来繋がっていなかった人や組織が、どんどんと繋がって欲しいと思います。千葉をもっと盛り上げていきます。千葉最高です!


千葉県佐倉市のOGIFARMにて娘と農業体験

取材後記

浜崎さんは相手に壁をつくらない、つくらせない不思議な魅力があり、どんな場面でもまわりを明るく一気に和ませる空気をつくります。会社設立のスピード感や月に40~50冊の読書量は並大抵ではありません。本を読む動機の「知らないことの恐怖」に背骨を感じました。

プロフィール

浜崎正己(はまさき まさみ)
1988年生まれ。長崎県で生まれ3歳より千葉県佐倉市育ち。駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部卒。数社会社を経て27歳で起業。人と人を繋ぐことを強みに3000社の起業に携わり助け合える仕組みを作っていくことを目標に活躍中。情報経営イノベーション専門大学講師。好きな言葉は「今日が自分の人生最期の日だとしたら、今日やるべき予定のことは本当にやりたいことだろうか」 趣味は、会社を創ることと家族。

株式会社メディアインキュベート https://media-incubate.com/about-mediaincubate/

山田旬(やまだ じゅん)
1970年東京都中野区生まれ。日本大学商学部卒。「生保は金融機関のデパートです」「一国一城の主になれる」キャッチコピーに惹かれ大手生保入社。2004年株式会社地域新聞社入社。狩猟型単独営業から農耕型チーム営業へ営業プロセス改革。創業者勇退により2019年11月より代表取締役社長就任。趣味はジョギング、読書。

「千葉イノベーションベース」について

千葉イノベーションベース(CIB)は千葉県内のメディアや金融、ならびに行政、そして国内最先端の技術を有する会社など各所が強みを生かし、アントレプレナーシップを持つ千葉県民の方々に、新たな成長の場をお届けすることを目指し立ち上げられた一般社団法人です。

2022年2月に法人化、株式会社ファインドスターグループ代表取締役の内藤真一郎様が代表理事を務め、現在千葉県内の企業が次々と参画しています。当社からは代表取締役社長の山田旬が参加をしております。

https://cib.xibase.jp/

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