ザイアンスの法則

ザイアンスの法則とは、人や物に接触する回数が多くなるほど、その人や物を好きになるという理論。米国の心理学者ロバート・ザイアンスが提唱したもので、「単純接触効果」ともいう。
人は知らない人や物に対しては攻撃的な態度をとる傾向があるので、警戒心を薄れさせて好意を高めたければ、その人との接触回数を増やす必要がある。広告などで繰り返し商品の告知をする場合も、単に認知度が高まるだけでなく、自然と「好感度」も高まっていくといわれている。

一目惚れをした相手にその場で「結婚して下さい」と申し込んでも、受けてもらえる可能性はほとんどない。最初は断られても、何度も電話をしたりデートに誘ったりことで、少しずつ心を開いてもらえる。多くの時間を共に過ごし、悩みを共有することで、より親密な関係になっていくものである。ザイアンスの法則は、このように恋愛に例えると理解しやすいだろう。

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • USP
    USP(ゆーえすぴー)【Unique Selling Proposition】 マーケティング用語の一つで、サービスや商品の「独自の売り」のこと。1961年にアメリカ広告界の巨匠ロッサー・リーブスによって提唱された考え方 […]
  • ペルソナ戦略
    元来ペルソナとは、劇中で役者が用いる「仮面」のこと。マーケティングにおいては、企業が提供する商品やサービスにおける、最も象徴的なユーザーモデルを意味する。氏名、性別、年齢、家族構成、居住地、職業、年収、勤務地などの定量的 […]
  • クロスセル
    セールス手法の一つで、顧客が購入使用と考えている商品とは別の商品も提案し、一緒に購入してもらうこと。例えば、ハンバーガーショップでハンバーガーを購入する際、「ポテトもご一緒にいかがですか」と勧められるケースなどがこれに該 […]
  • AISAS
    ユーザーの購買行動プロセスを説明するモデルの一つで、Attention(注意) Interest(興味) Search(検索) Action(行動) Share(共有)の頭文字をとったもの。提唱したのは電通で、AIDMA […]
  • CRM
    (しーあーるえむ)【Customer Relationship Management】 カスタマー・リレーションシップ・マネジメントの略。顧客関係管理と訳される。個々の顧客に合った製品やサービスを提供することで、顧客満足 […]
PAGE TOP