ザイアンスの法則

ザイアンスの法則とは、人や物に接触する回数が多くなるほど、その人や物を好きになるという理論。米国の心理学者ロバート・ザイアンスが提唱したもので、「単純接触効果」ともいう。
人は知らない人や物に対しては攻撃的な態度をとる傾向があるので、警戒心を薄れさせて好意を高めたければ、その人との接触回数を増やす必要がある。広告などで繰り返し商品の告知をする場合も、単に認知度が高まるだけでなく、自然と「好感度」も高まっていくといわれている。

一目惚れをした相手にその場で「結婚して下さい」と申し込んでも、受けてもらえる可能性はほとんどない。最初は断られても、何度も電話をしたりデートに誘ったりことで、少しずつ心を開いてもらえる。多くの時間を共に過ごし、悩みを共有することで、より親密な関係になっていくものである。ザイアンスの法則は、このように恋愛に例えると理解しやすいだろう。

続きを読む
記事を検索
メルマガ登録者数1万以上 セミナー情報をいち早くお届け
ご提案無料 ウィズコロナ時代に合わせて販促の「見直し」してみませんか?まずはお問い合わせください。
  • チャルディーニの法則
    チャルディーニの法則とは、社会心理学者ロバート・B・チャルディーニが提唱した、人の行動に影響を及ぼす6つの要因とその法則のこと。 ■人の行動に影響を及ぼす6つの要因 ①返報性 ②一貫性 ③社会的証明 ④好意 ⑤権威 ⑥希 […]
  • CRM
    (しーあーるえむ)【Customer Relationship Management】 カスタマー・リレーションシップ・マネジメントの略。顧客関係管理と訳される。個々の顧客に合った製品やサービスを提供することで、顧客満足 […]
  • ORACAS
    ユーザーの購買行動プロセスを説明するモデルの一つで、Occasion(きっかけ)Research(調査)Advocate(推奨)Convince(説得)Action(行動)Share(共有)の頭文字をとったもの。これまで […]
  • パレートの法則
    イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則。ある事象のばらつきが2割と8割に分布している状態を指す。「80:20の法則」「2:8の法則」とも呼ばれる。「2-6-2の法則」「働きアリの法則」も同じ意味合いをもつ […]
  • マーケティング・ミックス(4C)
    1990年代にマーケティング・ミックスの新たな形として提唱された。提唱者はアメリカの広告学者、ロバート・ローターボーン。「4P」を顧客視点から再定義している。 製品(Product) →顧客にとっての価値(Custome […]
PAGE TOP