効果を引き出すクーポン事例ストーリーvol.4
~アイデアクーポン編~

公開

広告にはクーポンが付いているのが当たり前となった昨今、世の中にはさまざまな種類のクーポンが出回っています。

 

今回は弊社発行の『ちいき新聞』に実際に掲載されたアイデアクーポンの事例を紹介させて頂きますので、参考にしていただければ幸いです。

【目次】
1.アイデアクーポンその①お得感が伝わりやすい『写真付き一品サービスクーポン』
2.アイデアクーポンその② あえてターゲットを絞る『人を限定したクーポン』
3.アイデアクーポンその③ アイドルタイムを無くす『時間を限定したクーポン』
4.アイデアクーポンその④ 直接的な関係はなくて良い『お土産プレゼントクーポン』
5.まとめ

 

クーポン事例ストーリーvol.1~飲食・ラーメン編~

クーポン事例ストーリーvol.2~飲食・カフェ編~

クーポン事例ストーリーvol.3~活用方法編~

アイデアクーポンその①
お得感が伝わりやすい『写真付き一品サービスクーポン』

皆さんにはこんな経験、ありませんか?

 

飲食店などで『〇〇一品サービスクーポン』を利用したら、期待していたような品ではなかったという経験。サイズが小さめだったり、思っていたものとは違ったり・・・なんてこと、よくありますよね。

 

これではお客様に悪い印象を持たれてしまいます。どうしてそんな不一致が起こるのでしょうか?それは広告内に“一品”の説明が足りないからです。

 

そこでおすすめしたいのが『写真付き一品サービスクーポン』

 

活字のみのクーポンよりも圧倒的にイメージしやすいのでお得感を感じさせやすいですし、「想像と違った」という不満を少なくすることもできます。

 

飲食店であれば、美味しそうな写真で目を引くこともできるので一石三鳥。

 

広告の内容とクーポンを連動させることはもちろんですが、一品サービスの場合は必ず広告内にその写真を入れるようにしましょう。

アイデアクーポンその②
あえてターゲットを絞る『人を限定したクーポン』

クーポンをつけるからには、できるだけ多くの方に利用してもらいたい。そう考えるのは当然のことです。

 

しかし、お店のコンセプトに共感してくれる、来てほしいと考えるお客様にちゃんと来てもらうことも、とても重要なことです。

 

なぜなら、そのようなお客様はリピーターになってくれる可能性が高いですし、口コミで店のことを広め、他のお客様を連れてきてくれるからです。

 

具体的には「ママ友限定」「親子で来店したら」「夫婦で来店したら」「60歳以上の方が1人でもいたら」「3人以上の来店で」などの条件をクーポンにつけることで、人を限定したクーポンになります。

 

どんな人に来てもらいたいのか、今来ていただいているお客様の中でもっともお店の売上に貢献してくれているのはどんなお客様なのか、それを今一度考えてみましょう。

 

そして、そんなお客様を増やすために『人を限定したクーポン』をつけるのです。お客様を選ぶわけですから、いつもより良い特典をつけても、どうしても回収枚数は落ちます。

 

しかし、お店の売上UPに大きな効果があることは前述の通りです。

アイデアクーポンその③
アイドルタイムを無くす『時間を限定したクーポン』

1日の営業時間の中では、どうしても暇な時間と混雑する時間が生まれてしまいます。

 

来店時間はお客様が決めるものですし、お客様が来店したいと思う時間は重なりやすいので当然です。そこで使えるのが『時間を限定したクーポン』

 

これを使えば、ある程度はお店側がお客様の来店時間をコントロールすることができます。

 

飲食店であれば17時~19時(ランチから通し営業の場合は15時~18時)が一般的にはアイドルタイムとなりますが、その時間帯に来店してくれた方に限定したクーポンをつけるのです。

 

もちろん、もともと来店したいという人が少ない時間帯に集客するわけですから、特別な特典が必要になります。

 

また、ランチは混んでいるがディナーがさっぱりという飲食店であればディナー限定のクーポンをつけたり、ランチに来て頂いたお客様にクーポンを手渡ししたりする方法をあります。

 

今は弊社でも取り扱っているLINE@のようなリピーター集客向けの販促手段もあるので、ランチで来たお客様にLINE@のお友だち登録をしてもらうことができれば、その日のお店の状況に合わせてタイムリーに『時間を限定したクーポン』を発行することも可能なのです。

アイデアクーポンその④
直接的な関係はなくて良い『お土産プレゼントクーポン』

クーポンといえば「サービスが割引になる」「一品サービス」「時間延長」など、お店での体験がお得になるものがほとんどですが、必ずしもそうでなければならないわけではありません。

 

実はちいき新聞では『お土産クーポン』、つまり、サービスを利用するとお土産がもらえるというクーポンの反響がとっても良いのです。

 

例えば、自家農園で野菜を育てているカフェの「新鮮野菜の詰め合わせプレゼントクーポン」や、たこ焼き屋さんが出した『生卵プレゼント』など、たとえそのお店のサービスとは直接的な関係はなくても、もらって嬉しいお土産がもらえるなら来店してくれるのです。

 

お土産をもらったら人に言いたくなり、家族や友人にも伝わり・・・と、口コミ効果も絶大です。

 

中には美容室の『玉ねぎプレゼント』クーポン、珈琲屋さんの『宝石プレゼント』クーポンなど、ちょっと目を疑うものも存在します。

 

それでもお客様に喜んでいただきたいという気持ちでつけたクーポンなら、本業とは関係ないクーポンでも魅力的に見えるかもしれません。

まとめ

いろいろなクーポンのお話をしましたが、クーポンを使った販促を考えるに当たって重要なのは“何のためにクーポンをつけるのか”を明確にすることです。

 

ここが決まらなければ、効果の出るクーポンの内容が決まりません。

 

・とにかく誰でもいいから多くの人に来てほしいのか。

・人数は少なくてもいいから来てほしい人だけを呼びたいのか。

・アイドルタイムを無くしたいのか。

・気持ち良く帰っていただき、口コミ効果を狙いたいのか。

 

1回のクーポンによって未来永劫お店が繁盛していくわけではないので、クーポンによって集客したその先を考えることも重要です。

 

誰に何を伝えて、どう行動してほしいのか。それを明確にした上で販促を考えるべきです。

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株式会社地域新聞社 効果向上支援室 室長(社内での名称は“向上長”)2006年に入社。広告企画営業として本社第一営業部(現:八千代支社)に配属となり八千代市エリアを4年半担当した後、2010年9月より千葉支社に異動。市原市エリアを2年半担当し、2013年3月より新設された市原支社の初代支社長に就任。

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