商品キャッチコピー作成の手順と6つの技術

お店や商品サービスの紹介に欠かせないのが「商品コピー」。商品の特長を表す大事な要素ですが、これを考えるのに苦心することはありませんか?

 

売れる商品コピーをすぐに作れる天才は、多くいるわけではありません。ただ、私のような普通の人でも、そこそこ良いコピーを作るための「手順」や「技術」はあります。

 

今回はキャッチコピーの質を高めるのに大切な「手順」と6つの「技術」をお伝えします。

商品コピーを作るための手順

手順を考えるにあたって大事なのは、

「何を」「どのように」伝えるか、という順番で考えることです。

 

当たり前のことと思うかもしれませんが、意外とこの手順を忘れて「どのように」から考えてしまい、せっかく考えたコピーが消費者に受け入れてもらえなくなってしまうことがあります。

 

なぜかというと、「ターゲット」と「USP = 独自の売り」という大事な要素を忘れて、かっこいいことば選びに終始してしまうからです。
※USP=Unique Selling Proposition

 

「何を」「どのように」伝えるか、という大枠にそった商品コピーの考え方を整理すると、下記の4つの手順になります。

 

「何を」
1、ターゲットを明確にする
2、USPを明確にする

 

「どのように」
3、6つの伝え方を使って商品コピーを考える
4、ターゲットとUSPを見ながらたくさん書き出す

 

この順番を守ってコピーを作れば、的はずれのコピーを作ってしまうことは少なくなるでしょう。

ターゲットとUSPをまず用意しよう

まずは「何を」について、ご説明します。

 

1、ターゲットを明確にする
2、USPを明確にする

 

コピーを考える時に、最初に行うのがターゲットを明確にすること。

 

何歳の男性?女性?という外的要素ではなく、あなたの商品を求めてそうな人の「心」に焦点を当てて、3つの要素で考えましょう。

 

・どんなことで困っている、悩んでいる人?
・どんなことに不満を感じている人?
・どんなことを望んでいる人?

 

例えば英会話教室の広告を作るとして、ターゲットを
「働く時間が不規則で、通う時間を固定できない人」とします。

 

もし、ターゲットを考えないままコピーを作ると、
「駅前徒歩2分。好きな時間に通える英会話教室」
というコピーになり、基本的な教室の特長説明で終わってしまいます。

 

そこで、さきほどの「働く時間が不規則で、通う時間を固定できない人」を念頭に考えると、
「予約不要の駅前英会話教室。朝7時~22時までやっていて、朝活や仕事帰りに通えて便利です」

 

これなら、「働く時間が不規則で、通う時間を固定できない人」にとっても、「ここなら通えそう」と思ってもらえる可能性が高まります。

 

これに加えて大事なのが「USP = 独自の売り」です。

 

他の商品やお店には無い、独自の強みはなんでしょうか。

 

上記の英会話教室の独自の売りは「駅前で予約不要」ということでしょう。
この特長を生かして「通う時間を固定できない人」向けに、サービスを提供しています。

 

あなたのお店のUSP を考える時は、下記の3つを意識してみましょう。

 

・ライバル店にはない「独自の売り」は何ですか?
・お客さんはなぜ、御社の商品・サービスを選んでくれているのだと思いますか?
・お客さんはどのような時に一番喜んでくれますか?

キャッチコピー作成に使える6つの技術

それでは「何を」の次は「どのように」商品コピーを作るかをご紹介します。

 

3、6つの伝え方を使って商品コピーを考える
4、ターゲットとUSPを見ながらたくさん書き出す

 

まず、商品コピーを作るための技術は下記の6つです。

 

-----------------------------------------------
①メリットを具体的に
②数値化する
③短く、ゴロよく、テンポよく
④オノマトペ
⑤質問する
⑥強い言葉に置き換える
-----------------------------------------------

 

① メリットを具体的に

まずはメリットやUSPを「具体的に・わかりやすく」伝えましょう。

例えば、下記の2つを見比べてみてください。

 

A. 脂肪の吸収を抑えるサプリメント
B. 体に優しいサプリメント

 

Aは具体的に「脂肪の吸収を抑える」というメリットが伝わります。

Bが訴える「体に優しい」は、人によって捉え方が様々なので、メリットが伝わりません。

 

②数値化する

実績は数値化する。これはコピーの基本です。

下記の2つのコピーを見比べてみると、

 

A.たくさんの人が何度も通う美容室
B.リピート率98.5%の美容室

 

Bの方が説得力がありますよね。

Aのように「たくさん」「何度も」といわれてもよく伝わらないことが多いので、

実績は具体的に数字で伝えましょう。

 

③ 短く、ゴロよく、テンポよく

「セブンイレブン、いい気分」のように、韻を踏んだり、リズムの良い言葉は覚えやすいものです。

また、商品コピーは「20文字」を意識するようにしましょう。長くても40文字まで。長いと印象が薄れます。

 

④オノマトペ

オノマトペとは擬音語や擬態語のこと。
擬音語は「ジュージュー」「コトコト」「グツグツ」と音を表現するもので、擬態語は「つやつや」「ほかほか」「スキッと」という情景を表現するものです。

 

特に食べ物のコピーで有効です。
「おいしい焼き芋」より「ほかほかおいしい焼き芋」の方が、食べたくなると思いませんか?

 

⑤質問する

「答えが知りたくなると、人はその内容に見入ってしまう」という心理を使った表現です。

例えば、

 

「入る保険の違いで、得する人、損する人、その違いご存知ですか?」
「たった2週間で、体重15キロ減らした新手法を知っていますか?」

 

このように質問を投げかけることで、「答えが知りたい」という気持ちにさせる手法は、消費者の気を引くのにとても有効です。

 

⑥強い言葉に置き換える

とても簡単でシンプルな手法ですが、強い言葉を使いましょう。

 

「安い」なら「激安」に。
「おすすめ」なら「店長イチオシ」に。
「必要」なら「もう手放せない」に
「すごい売れています!」なら「売れすぎて困っています!」に。

 

たったこれだけで、消費者の気を引く文章に変わります。ぜひ試してみてください。

「どのように」伝えるか、という手法は以上です。

 

もちろんこの他にも方法はたくさんありますが、まずはこの6つをしっかりと意識して文章を作るところから始めましょう。

まとめ

商品コピーの伝え方をもう一度まとめると、

 

 

---------------------------------------------------------------------------
「何を」
1、ターゲットを明確にする
2、USP(独自の売り)を明確にする
「どのように」
3、6つの伝え方を使って商品コピーを考える
4、ターゲットとUSPを見ながらたくさん書き出す
---------------------------------------------------------------------------

 

最後に、4の「ターゲットとUSPを見ながらたくさん書き出す」。

結局、「たくさんアイデアを書き出す!」。正直なところ、いい商品コピーを生み出すにはこれが一番大切です。

 

ただし、書いているうちにかっこいい文章や、うまい表現を思いつくと酔ってしまうことがあるので、ブレのないコピーを作るためにも「ターゲットとUSPを見ながら」書くことを常に意識しましょう。

 

手順を守って、たくさん書く。

 

これを守るだけで、きっとあなたの商品やお店の良さがターゲットに響く商品コピーができると思います。ぜひ実践してみてください。

 

「商品キャッチコピー作成の手順と6つ技術」をまとめた資料(PDF)もございます。

下記画像をクリックしてダウンロードし、ぜひ商品コピーを考える時の参考にお使いください。

 

 

 

 

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川上辰夫
株式会社地域新聞社マーケティング部 「販促の大学」の企画責任者。 2011年に入社し、広告の営業として千葉県柏市内を担当。 2015年に発足した広告効果プロジェクトを通して、社内の広告力提案向上のための社員向け勉強会を企画。そのプロジェクトでの経験を生かし、「販促の大学」の立ち上げを行った。

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